ナポレオン覇道進撃 長谷川哲也

2012年12月号掲載。

ダヴー「俺の顔を見ろ。どう見える」
ネイ「悪い人相だ」
ダヴー「そうだ。夢だの理想だのを追うことをやめた人間の顔だ」

ダヴーがカッコ良いんだよなー。
若くして弱視でハゲてて……一方ネイはかなり男前に描かれている。

アンギャン公が処刑される回なんだけど、今回初登場にして退場するポッと出のキャラなのに印象深い表情や台詞でキャラが立ってる。
己の死を悟った時の表情がもう何とも言えない。

ネイ「終わったか？」
ダヴー「ああ」
ネイ「釣りをやるそうだな。一緒に行こう」
ダヴー「何を言っている。そんな気分ではない」
ネイ「いや君には釣りが必要だ。人間社会を離れて水や草木を眺める時間がな。
　　　さもないと心の汚れはたまるばかりだ」

汚れ仕事の後のダヴーをねぎらうネイの心遣いが良い。
実行役云々、色々史実とは違う所のある漫画だけど今回は心にしみた。
ナポレオン～獅子の時代～ともどもオススメの漫画です。