空の境界

2007年12月27日 | 仏像
まず前置きをひとつ。
僕はアニメ版『真月譚 月姫』が大好きです。
これだけで話の方向性が分かる人もいるかと思う。

大好評の劇場映画『空の境界』だけど、ちょっと俺の評価は辛口かな。
もちろん俺は面白かったよ。
始発の新幹線に2時間揺られて、池袋まで行って、列に並んで観たぐらいだから。
興味はあったし、クオリティも高いって評判だったし、第1章『俯瞰風景』は好きな話だからワクワクテカテカで観た後で買う予定の無かったテレカやパンフまで買っちゃったし。

引っ掛かる事がある。
作品外の要素をひとつ。
予約地獄、行列地獄、立ち見地獄、地方地獄。

観るまでのハードルが高すぎる。
途中からモーニングも始まったとはいえ、最初はシアトル新宿でレイトショーだけって話だ。都内に住んでる人だって苦労したはずだ。
このあたりは映画館との商業的な話もあるんだろうから、2章3章では何とかして欲しいところ。1章のヒットで、それなりの収益は見込めると判断できるだろうし。
こんな有様では、『ちょっと興味あるんだけど……』ってぐらいのライト層は来ないだろう。

せっかくの劇場放映なのに、思ったほど新規開拓できないのでは、と思ってしまう。

続く。