バイオガソリンを否定する

2007年04月06日 | 仏像
たまには真面目な話でもしようか。

ETBE……バイオエタノールと石油系ガスを合成したもの。
ちまたで噂のバイオ燃料の事さ。
石油資源の枯渇や地球環境が心配された結果、目をつけられた新エネルギーだ。
こいつを7%ほどガソリンに混ぜてやると『バイオガソリン』という名の商品になる。海外じゃバイオガソリンに対応したエンジンを搭載した自動車が結構走っているらしい。

脳みその半分がエコロジーで出来ている人なら「すばらしい」「世界中で使われればいいのに」とか脊椎反射で答えるかもしれない。
だがしかし、現段階でそんな結論を出すようでは早漏の謗りを免れまい。

商人が「環境に良い」というキャッチフレーズが付けたならば、我々消費者はその言葉を疑わなくてはならない。

ひとたびバイオ燃料について語りだすと、話は環境面だけにとどまらない。
国際的、政治的、科学的、経済的、機械的な分野はもとより食糧危機の難民の話にまで行き着いてしまう。
議論を始めたらきりがないが、とりあえず現実は動き始めた。

まぁ、無知蒙昧の権化たる私がこのような問題を語るのも甚だ僭越な気もするのだが、これからしばらくの間、ひとつひとつ調べながら語っていこうか。