勉強かあさん

仕事・育児・勉強について綴ります

こんな生き方もある

2007-03-28 12:30:27 | 雑感
友人が税理士試験に一発合格しました。誠に喜ばしい。
その友人は子供が保育園に通っている頃からのママ友で、税務署に勤めながらの受験
だったわけですが、同じ職場から十数名受験して合格者がひとりというから、益々
すごいと思います。

その友人とスキーに行った時、「今回はダメだったけど、来年何とかなりそう」と
言っていましたが、奇しくも私も弁理士試験の時、同様の感想を持ちました。
(私の場合、「来年ダメならずっと受からないな」というものでありましたが。)
合格するときはそんなものかもしれません。

ところで注目すべきは彼女のこれまでの人生です。
事情があって高卒で税務署に就職し、税務署推薦で働きながら夜学の大学に通って
キャンパスライフを楽しみ、そして今回の税理士試験合格。
決してストレートなコースではないけれど、仕事をきっちりこなしつつ、子育てに
遊びに人生を120%、いや200%楽しんでいます。本当にうらやましく思います。

さて、うちもそろそろ自分の子の将来を考える時が来ています。
あと1,2年もしたら中学受験のための塾に通わせることになりそうですが、
本人はみんなが行く公立中学校へ行きたいと言っています。

中学受験して行き着くところはいい大学、いい就職ということなのでしょうが、
果たしてそれが幸せなのか分かりません。自分自身、中学受験を経験していないので、
どうしてもネガティブなイメージを持ってしまうのですが。

友人のことを考えると、中学受験が嫌ならそれはそれでいいかと思う今日この頃です。

2007.4.21追記
その後確認したところ、すでに別の科目には合格していて、最難関の科目に
一発合格したとのこと。税務署選抜での受験だったので、通常の試験とは
別ルートだったそうですが、それでも合格率は5%だったそうです。

代理出産

2007-03-24 13:07:05 | 雑感
最高裁で向井亜紀さんの代理出産による出生届を認めない決定が出ましたね。

現行法に代理出産の規定がない以上、裁判所はそれを超えて判断することは
出来ないことを、改めて確認させられました。裁判所が立法できない以上
仕方がないですね。(感情としてはやりきれないものを感じますが。)
今後の立法の動きを見るとしましょう。

私は2人産みましたが、出産は子育ての中のエピソードのひとつにすぎないと
思っています。日々の苦労や思い出の蓄積が子育てだと思っています。
だから出産がひとつ欠けたからといって駄目ということはないと思います。
現に夫は産んでないし。産んだ人が母というなら、せめて法的に向井さんを
「親」として認めてあげてよいのでは。

よい方向に立法されてほしいと思います。

999とコンピュータソフトウェア協会

2007-03-24 01:01:20 | 知財
槙原敬之さんに、盗作の証拠提出を求める訴えを提起された松本零士氏ですが、
実は社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の理事でもあります。

去年の秋頃、ACCSのホームページを見たときは、トップページに「松本零士さん
からのメッセージ」というコーナーがあったんですが、今日見たらなくなって
いました。

もしかして一連の著作権侵害騒動の影響だったりして。。。

もの作りの楽しさ

2007-03-20 12:26:26 | 雑感
ITProというサイトで「アジアがオープンソースを求める本当の理由 」という
記事を読みました。

それによると、オープンソースを使うのは経済的な面だけでないとのこと。
企業の製品は確かに高いが、違法コピーの取締りが厳しくない国もあり、
むしろネットワークの未整備によりオープンソースの方が入手しにくい場合もある
らしい。
それでも、あえてオープンソースを使う本当の価値は「開発へ参加することの容易さ」
にあるという。オープンソースを使う彼らは、「“何かを作ること”が好きでしょうがない」
のであり、オープンソースなら、それこそ「地球の裏側から」でも参加できる。

これを読んで、以前読んだRubyの開発者まつもとゆきひろさんへのインタビュー記事を
思い出しました。


第15回:世界に知られるオープンソース言語「Ruby」を作った、まつもとゆきひろ

その記事からの抜粋です。

「もちろん、一生懸命作ってきました。それこそ脳みそから汁が出るくらい考え抜いて(笑)。ただ、そういう設計上の難関というのは、なきゃないでつまんないんですよね。むしろ、難しいから燃える。難しいから面白さがある。そういう感覚は、大事にしています。でも、大変だと思ったことはないです。人間にとって一番大変なのは、やりたくないことをイヤイヤやらされることです。むしろ、僕は「Ruby」でいかにそれを減らそうかと奮闘しているわけだから。労力も時間もかかっているけど、ちっとも大変じゃない。むしろ、好きでやってるわけですから楽しい。」

これらに共通するのはもの作りの楽しさですね。
昔「メタルカラーの時代」という本を読んだことがあります。
もの作りの現場の方々のインタビューで構成された本ですが、もの作りをする人たちのきらきらとした
輝きがあふれている本でした。(NHKのプロジェクトXを彷彿とさせます。こちらが先ですが。)

もの作りに夢や希望を持つ人々は私にとって憧れの存在です。企業での研究開発となると、そんなに
夢ばかり言っていられないと思いますが、それでも、もの作りの楽しさが開発の原動力になることも
あるでしょう。
また「メタルカラーの時代」を読みたくなりました。

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おふくろさん

2007-03-08 12:36:32 | 知財
JASRACがついに「おふくろさん」についてコメントを発表しましたね。


しかしJASRACのホームページで「JASRACも著作者人格権の問題には関与できません」と
言っていることとの整合性はどうなんでしょう?改変バージョンを利用させると同一性
保持権の侵害に加担する可能性があるので、その予防ということでしょうか?

この事件、ワイドショー的に見ると、川内氏(悪玉)vs森進一(善玉)と言う構図が
出来上がっている気がします。森進一さんにとっては今回の騒動はマイナスイメージに
ならず、かえって曲の宣伝にもなるというおいしい話のように思えるのですが。

急にクローズアップされた「同一性保持権」ですが、著作者の名誉的な権利である
著作者人格権のひとつであることは、文学や音楽については妥当であると思いますが、
プログラム著作物に関してはやっかいです。著作権法20条2項3号で例外規定が設けられて
いますが、契約によっては更に著作者人格権不行使特約を付けたりします。

この著作者人格権不行使特約はWikipediaによると無効と言う見解もあるようで、
ちょっと中途半端ですね。これは同一性保持権がプログラム著作物にそのまま適用される
ことに問題がある気がします。


話は変わりますが、アメリカでは著作権侵害かどうかをフェアユース(公正使用)か
どうかで裁判上で判断されますが、日本の著作権法上ではフェアユースという観念は
ないそうです。

日本の著作権法において「フェアユース」を否定した判決

日本の著作権法では個別具体的な例外規定をおいているのみであり、それ以外の
使用は認められないとのこと。つまり適用範囲が限定されています。

一方、アメリカでは個々の裁判で4つの観点に基づき判断されるので、適用範囲が広くなる
可能性がありますが、法的予見性つまり「自分が今やっていることが侵害にあたるか
どうか」を予見しづらいという問題点があるそうです。

一概にどちらがいいとも言えないですね。

勉強は楽しい

2007-03-04 23:32:07 | 雑感
なんとか座学研修前にe-learningを終えることが出来ました。
思ったよりも確認テストの問題数が少なくて、今日1日で終わらせることができました。
しかし、、、確認テストでひどい点を取った回があり、それも履歴に残ってしまうので
結構恥ずかしい。もっと勉強します


話は変わりますが、私ぐらいの歳になると周りもまさに「人生色々」。
同級生でつい最近出産した人もいれば、親の介護をしている人、シングルマザーとなって、
一生懸命子供を育てている人、はたまた私とそれほど歳が違わないのに孫までいる人。
本当にさまざまです。
私もまだ手のかかる子がいますが、こうして勉強できるのは幸せです。

歳を取ると記憶力が衰えると言われていますが実際のところどうなのでしょう。
私はもともと記憶力はそんなによくなかったせいか、子供の頃に比べて記憶力が落ちたと
いう実感はありません。(勿論子供の頃よりよくなっているわけでもありません。)
まあ、本人が単に気付いていないだけで衰えているのかもしれませんね。でも勉強すること
自体は楽しいです。

むしろ今の私にとってきついのは、勉強して得た知識を生かす場が得られないかもしれない
ということ。求人の「35歳まで」というのは大きな壁となって立ちはだかっています。
肉体的な衰えよりも、社会的な制約の方が大きいです。記憶力は努力でなんとかなっても、
歳は若返ることは出来ませんから。

この社会的な制約は試験勉強中も気付いていましたが直視することなく、合格してから
改めてその壁の大きさを実感した訳ですが、少し前は、これからは社会的な制約を乗り越え
なければならないことに怖気づいていました。でも、最近少し考えが変わりました。
一歩を踏み出してみないと何も変わらないと。

10代、20代は色々悩むことがあって何も踏み出せずにいましたが、もうそんな人生を送って
いる暇はありません。
一歩踏み出せばそれだけ困難も予想されますが、そのプロセスを楽しむくらいでいたい。
若い頃の悩みもいまだ解消していませんが、「それも人生」と達観できるようになったと
言うべきか。そういう意味で歳を取るのも悪くないかも。
これからおばちゃんパワーでがんばります。