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PARK

新しくお話を作りました
実在するある女性の物語です。

家族との壁を感じる

2016-11-17 10:25:08 | 幸せはどこへ?
ここからは、「私」=「智子さん(仮名)」になります。


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私は娘にひどいことをしてしまった。

娘の通う中学校で、音楽祭があり夏休み前に娘がピアノ伴奏をすることになった。

それは、1歳から音楽教室、3歳から12歳まで本格的なピアノを習った娘や、私にとってもとても光栄なことだった。

ただ、3年生にもなると曲の難易度も高くなるし、娘は中学生になってから部活や勉強で忙しくなるからとピアノ教室を辞めてしまったので
かなりハードな練習をしなければならない。

ただでさえ、受験生で通っている塾でも夏期講習や模試など忙しい夏休みのスケジュールなのに合間を縫っての練習。

私も以前音楽系の習い事をしていたので、多少は協力できるかと娘と二人三脚で多忙な夏休みの中、ピアノ練習を乗り切りました。

二学期に入り、いざ合唱と伴奏を合わせようとすると、思春期の男子学生が照れくさいとか声変わり中で声がでないとかで、全然歌ってくれないと
娘もかなり悩んでました。

本番間近になってくると、課題曲からリハーサル開始、娘が弾くのは自由曲なので後半でした。

伴奏をする他クラスには、長年ピアノを習ってきたけど、恥ずかしがり屋さんでずっと断ってきたが誰も弾く人がいなく、初めての伴奏という子や
毎年のように伴奏賞を受賞している強者まで多種多様。

娘は3年間、伴奏をやらせてもらったが、毎年伴奏賞をもらっているという現役で習っている子にはやはり敵わず、せっかく練習したのに中途半端で
終っていました。

今年は、中学生生活最後。本人もそれなりに頑張ってきたし、単発でレッスンをして下さるという個人教室に頼んでみていただいたりしました。

結果は・・今年デビューしたという子も一生懸命練習したのか、ノーミス。頑張りました。
     他のクラスの子も、間違いがほとんどなくきれいに弾けていました。
     そして、娘は指揮者の子が緊張をしてしまったようで、ゆったりとした曲なのに早くなってしまい娘もそれに合わせようと必死になったのが
     アダとなってしまったようで、ミスの連発。

     一回間違えると、崩れ落ちるようにグダグダ。

見ていた私は、10年間の走馬灯が一気に頭の中を駆け巡り、今までなんだったのだろう?って。

3歳の時、初めてのピアノ発表会で私もかろうじて弾けるからと、ピアノの先生が「親子で出ませんか?」と言って下さり、私も小学校まで習っていた経験はありますが、かなり楽器に触れることがなく自信がありませんでした。

でも、娘との連弾も自分にとっても娘にとっても良い経験になるのではないか?ということで、なんとか私も練習しました。


近況報告

2016-11-17 10:16:02 | 幸せはどこへ?
大変ご無沙汰しております。

ブログ書くの久しぶりだなぁ・・

ところで、以前投稿した私の知人の智子さん(仮名)ですが、久しぶりに会うことができ近況を色々と話してくれました。

一時、とても落ち込んでいましたが心療内科での治療でかなり回復されたご様子です。

でも、彼女の表情でなんとなく、また何かあったのかなと・・・


彼女は、私の住むところから車で数分のところに住んでおり、いつでも遊びに来れる距離に住んでいます。

受験生の娘さんを持つ彼女は、何かと娘さんのことで忙しいようで、息抜きに私のところへ来たそうです。

彼女は呼吸も荒く、ちょっと辛そうな表情。

「大丈夫?」

「大丈夫。今日は、またあなたに話を聞いて欲しくて来たの。忙しいところ、時間を作ってくれてありがとう。」

「いいの、気にしないで。智子の辛い顔見ている方が辛いよ。一体何があったの?」

「私、今の家族?で暮らしていていいのかな?」

「え、どういうこと?」

ここから先は、智子さんの許可をもらって内容を掲載させていたきました。