そんな私が告白を受けるなんて。
それに、私はどのように返事をしていいかわからなかった。
私は末っ子で甘えん坊。
年下の相手とはうまくいくだろうか。
不安症でいつも誰かに頼りたいと思っている私にとってどう考えても難しいことだった。
ただ私は過去にいじめられた経験があっただけに、たとえ本心ではなくても告白をされたというだけでうれしくて涙が溢れる。
その後、複雑な気持ちのまま部屋を出た。涼介はどうしたかわからない。
気持ちの整理がついていないまま、みんながいる部屋へ戻った。
みんなとワイワイ騒ぐことで複雑な気持ちを発散させていたのかもしれない。
かなり夜も更け、夜中の1~2時だったと思う。誰かが屋上で空を見に行こうと言い出したので、私も行ってみるこ
とにした。
12月の寒い中、天然のプラネタリウムを見ることができた。気が付くと隣には涼介が。そして反対側には初対面の小野田久美がいた。
なんだか不思議な体験をした感じ。隣には告白を受けた人。その隣には、今日初めて友達になって意気投合をした人。
人生には色々な人生があるものなんだなって思う。
もう一つ不思議なことは、寒さを感じなかったこと。
今までの私の冷め切った心を涼介と小野田久美がポカポカと温かくしてくれたんだと思う。
そして、流れ星が見えた。
いつまでもこの仲間たちと仲良くできますように・・・・
告白のことはしばらく誰にも言わないでおこうと思った。
酔った勢いだったし、気持ちの整理がつくまで心の中にしまっておきたかったから。
でも、川田はなんとなく気づいていたようだった。
翌日、寝不足なのに宿の近くにある動物園へ行くことになった。あくびの連発をしながら動物を見学。
涼介はどう思っていたかわからないけど、私はなぜか涼介をものすごく意識するようになっていた。
なるべく隣にこないように、わざと別の人と一緒にいた。
涼介から見たら、かなり不自然な行動に思えたことと思う。意識するあまり、他の人と話をしていても上の空で、
会話がかみ合っていなかったかもしれない。
帰りに記念に集合写真を撮った。
そして、涼介は友達の結婚式の2次会がるので先に帰ってしまった。
私はある意味ホッとした。嫌だとかではなく、どう接していいのかわからなかったからだった。
忘年会も無事に終わり、私はしばらく冷静に涼介の気持ちをもう一度考えてみることにした。
まだ数回しか会っていないし、その数回というのは他のメンバーも一緒。
だから、涼介という個人がどんな人なのかよくわからない。
自分の固定観念で、年下ということがどうしても頭から離れない。
誰かに話したいけど母には前のこともあって相談できないし・・一体誰に話そう。
たまたま高校時代の友人たちと食事に行く約束をしていた。
気が付くと、私は涼介の話をしてしまっていた。
友達から、これと言ってアドバイスらしいアドバイスはなかったけど、話を聞いてくれるだけでも気持ちが落ち着
いた。
ただ一つ。
みんなが口を揃えて言ったのは「二人だけで一度会ってみたら?」と私に勇気を与えてくれた。
私はこの言葉を待っていたのかもしれない。
確かにそうだよね。
年齢で人を判断するのはよくない。
年下でもしっかりした人はいるだろうし。
もし自分と合わなければ、断ればいい話だし。
とりあえず、私は今の気持ちをうまく伝える自信がなかったので手紙に書いてみることにした。
どんな返事が返ってくるか、ドキドキした。
しばらくして涼介から返事が届いた。
緊張の一瞬だった。
封を開け、じっくりと手紙を読んだ。
内容は私に対する気持ちが冗談とかではなく、本心からである旨が綴られていた。
この返事をもらって更に私の気持ちを変えさせた。
とにかく一度会ってみよう。涼介と二人だけで会ってみよう。
年齢だけで人を判断していけないと・・・。
続く・・・
それに、私はどのように返事をしていいかわからなかった。
私は末っ子で甘えん坊。
年下の相手とはうまくいくだろうか。
不安症でいつも誰かに頼りたいと思っている私にとってどう考えても難しいことだった。
ただ私は過去にいじめられた経験があっただけに、たとえ本心ではなくても告白をされたというだけでうれしくて涙が溢れる。
その後、複雑な気持ちのまま部屋を出た。涼介はどうしたかわからない。
気持ちの整理がついていないまま、みんながいる部屋へ戻った。
みんなとワイワイ騒ぐことで複雑な気持ちを発散させていたのかもしれない。
かなり夜も更け、夜中の1~2時だったと思う。誰かが屋上で空を見に行こうと言い出したので、私も行ってみるこ
とにした。
12月の寒い中、天然のプラネタリウムを見ることができた。気が付くと隣には涼介が。そして反対側には初対面の小野田久美がいた。
なんだか不思議な体験をした感じ。隣には告白を受けた人。その隣には、今日初めて友達になって意気投合をした人。
人生には色々な人生があるものなんだなって思う。
もう一つ不思議なことは、寒さを感じなかったこと。
今までの私の冷め切った心を涼介と小野田久美がポカポカと温かくしてくれたんだと思う。
そして、流れ星が見えた。
いつまでもこの仲間たちと仲良くできますように・・・・
告白のことはしばらく誰にも言わないでおこうと思った。
酔った勢いだったし、気持ちの整理がつくまで心の中にしまっておきたかったから。
でも、川田はなんとなく気づいていたようだった。
翌日、寝不足なのに宿の近くにある動物園へ行くことになった。あくびの連発をしながら動物を見学。
涼介はどう思っていたかわからないけど、私はなぜか涼介をものすごく意識するようになっていた。
なるべく隣にこないように、わざと別の人と一緒にいた。
涼介から見たら、かなり不自然な行動に思えたことと思う。意識するあまり、他の人と話をしていても上の空で、
会話がかみ合っていなかったかもしれない。
帰りに記念に集合写真を撮った。
そして、涼介は友達の結婚式の2次会がるので先に帰ってしまった。
私はある意味ホッとした。嫌だとかではなく、どう接していいのかわからなかったからだった。
忘年会も無事に終わり、私はしばらく冷静に涼介の気持ちをもう一度考えてみることにした。
まだ数回しか会っていないし、その数回というのは他のメンバーも一緒。
だから、涼介という個人がどんな人なのかよくわからない。
自分の固定観念で、年下ということがどうしても頭から離れない。
誰かに話したいけど母には前のこともあって相談できないし・・一体誰に話そう。
たまたま高校時代の友人たちと食事に行く約束をしていた。
気が付くと、私は涼介の話をしてしまっていた。
友達から、これと言ってアドバイスらしいアドバイスはなかったけど、話を聞いてくれるだけでも気持ちが落ち着
いた。
ただ一つ。
みんなが口を揃えて言ったのは「二人だけで一度会ってみたら?」と私に勇気を与えてくれた。
私はこの言葉を待っていたのかもしれない。
確かにそうだよね。
年齢で人を判断するのはよくない。
年下でもしっかりした人はいるだろうし。
もし自分と合わなければ、断ればいい話だし。
とりあえず、私は今の気持ちをうまく伝える自信がなかったので手紙に書いてみることにした。
どんな返事が返ってくるか、ドキドキした。
しばらくして涼介から返事が届いた。
緊張の一瞬だった。
封を開け、じっくりと手紙を読んだ。
内容は私に対する気持ちが冗談とかではなく、本心からである旨が綴られていた。
この返事をもらって更に私の気持ちを変えさせた。
とにかく一度会ってみよう。涼介と二人だけで会ってみよう。
年齢だけで人を判断していけないと・・・。
続く・・・