▲1969年のイギリス映画『ミニミニ大作戦／The Italian Job』を観ました。何度目かな？
MINIファン必見の伝説の映画ですね。正直言って、主役のマイケル・ケインがどれぐらいのランクの役者さんなのかわからないけど、二枚目と思っていいのかどうかが判断の難しいところ。
日本語吹き替えで観たんですが、セリフが泥棒稼業の話だからか、ちょっと時代劇のセリフみたいなところがあって、これが額田やえ子さんの訳だというので、う～むと思ったり。イギリス映画なんだし、もっとセリフはお上品で良かったんじゃないかなぁ。
MINIが目当てで観る映画なわけですが、現代の眼で見るとカーアクションはそれほどスゴくはないんですね。ムダも多いし。でも、これが原点だと思って見てみると、なるほどアイデアがいっぱい詰め込んであるのがよくわかります。活動屋がこれが好きでいろいろな映画でこの作品のオマージュがあるのも頷けます。
MINI以外にもクルマ好きにはたまらない名車がいっぱい登場します。それがけっこう惜しげもなく壊される(笑) でも映画自体は低予算で撮られたらしいです。
地下の下水道を走るシーンなんか画的にも面白いですね。まあ、苦労して追跡者をまこうとしてるわりにはすぐに追いつかれたりしてしまうわけですが。ムダにドーム状の建物の上を走ったりしてるんですが、見せ場は最後のバスへの走行しながらの格納でしょう。CGなんかない時代ですからね。スゴいですね。
しかし、その後あっさりとMINIを捨てるのが残念。MINIファンにとっては涙のシーンですね。
特典映像にMINIとパトカーでワルツをするのが入ってました。これは緊迫したアクションシーンにしたかったのでバッサリとカットしたらしいです。でもこのカーアクションは見事。ジェミニのCMとかこれのマネですよね。