クーパーを語る

▼うずらまんのMINIライフとその周辺をご紹介するブログです。

【日帰り遠足】淡路島 月の山観音ボラボラツーリング

2016-01-11 18:08:55 | MINIと旅

▲淡路市斗ノ内で夕焼けポイントを探す。


2016年1月10日(日)、写真仲間の会「大阪ペン倶楽部」で淡路島の月の山観音さんほかを見に行くツーリングに出かけることになり、行ってきました。今回は僕はMINI、あっきいさんはFIATジャルディ(チンクという愛称でお馴染みのクルマ。ルパンのクルマとしても知名度高いかも。そのFIATのバンタイプのもの)、そしてkimiさんはホンダのスクーターPCX150、YANBOさんはホンダのスクーターPCX125という完全にみんな乗りもんがバラバラ。なので現地集合ということになりました。


▲我が家は枚方からMINIで近畿道から名神、
そして明石海峡大橋というコース。


 現地集合にした理由のひとつとして、本当は今回の遠足は、明石からジェノバライン(高速艇)に乗って淡路島に渡って淡路島で遊ぶというものでした。たこフェリーがなくなって原付と自動二輪小型が淡路島と本州を行き来する交通手段がなかったところにジェノバラインがそれらを乗せられることになったから生まれた企画でした。でも、原付で明石まで行くのは至難の業。僕のナメクジ型バイク ホンダZOOKはフルスロットルでも40キロ出るかでないかという非力な原付なので長距離は無理です。kimiさんのスクーターは排気量が大きいので高速道路を利用できることからジェノバラインには乗せられません。(外見はYANBOさんのと同じなのにたった25ccの差でです)あっきいさんは前乗りで前日から淡路島に入るということなのでみんな出発がバラバラになりました。


 

▲集合場所のジェノバライン岩屋港の駐車場へMINIを駐車してみんなが来るのを待つ。


 神戸でいっつも渋滞するので、1時間ぐらい余裕を見て出発しました。そしたらほぼ1時間前に到着(笑) 途中で少し混んだんですが、それでもましだったのでしょう。それと本日はClassic MINIのイベント「ニューイヤーMINIミーティング」が神戸の日産スタジアム駐車場で行われているのです。途中、絶対たくさんのClassic MINIと一緒に走ることになるぞ!と楽しみにしていましたが、なんと行きは1台のMINIにも出会わず。BMW MINIには数台すれ違いましたが。その代わり真っ赤なホンダS600に会いました。さすがに幌を被ってましたけど。めっちゃ小っちゃい! 僕が保育園児のころ一番好きだったのがこのS600でした。


▲岩屋ポートビル。ここがジェノバライン乗り場・待合所だ。


 寒いのでジェノバライン乗り場の待合所ビルに入ります。ちょっといい感じの寂れ具合です。あったかい飲み物を自販機で買ってしばし休憩。お日様が入る待合所の方がいいのだけど、そこで一人のおばちゃんが延々と大きな声で電話していて鬱陶しいので近づけません。出入り口近くの寒いところのソファへ。


▲国際救助隊 情報センターバードARE GOの秘密基地?


 一階の中にはお土産物屋さんというか売店というかそういうお店が入っています。元々はいろんな商店が入居していたような感じはありますが、今はあちこちのスペースが全て「情報センターバード」という表示があることから、ここはひょっとして「国際救助隊 情報センターバードARE GO」の秘密基地なのかもしれません。地下からセンターバード2号が出て来そうです。なぜかこのバードの一角に印鑑屋さんがありました。わざわざここへ来て印鑑を注文する人なんているのだろうか。


▲元々は商店スペースだったろうと思われるところでフグが泳いでいた。



▲2階にもお店があるようだ。「本とレコード」というのがそそる!



▲こういうところにあるフジカラーのベンチはしみじみとするなぁ。
♪お正月を写そう! フジカラーで写そう!



▲暖を取った飲み物は大納言しるこ。



▲「本とレコード」がやはり気になる。


 ということで、みんなを待つ間に2階を探検することにしました。本とレコードの店はいったいどんな本をレコードを置いているのか。場合によってはレコードを買っちゃうぞ! しかし、大方の予想通りだったのです。


▲ここは食堂かレストランか、和風の飾りでもあったのだろうか。


 階段を上がってすぐ左の店はいわゆるトマソン用語で「原爆タイプ」と呼ばれる、剥ぎ取り跡が生々しい印象を残していました。飲食店だったのでしょうか。ここは本とレコードの店ではなさそう。


▲ここがおそらく「本とレコードの店」だったのだろう。


 床の痕跡から棚の位置が想像できます。ここが「本とレコードの店」ですね。いつごろまで営業していたのかなぁ。最後に売ったレコードは誰のなんという曲だったのだろうか。


▲ここは喫茶店。でも今日は営業していなかった。


 この喫茶店を含め喫茶店は2軒。ここはお休みでした。でもここ、喫茶店なのに「中国四川料理」というのが謎。しかも英語表記が「AI KIISA」となっています。正しくは「AI KISSA」となるはず。母音は促音を表現できません。それともこれは何ものかへの暗号になっているのでしょうか。


▲栄枯盛衰、波瀾万丈、諸行無常…。





▲あっきいさんのFIATジャルディ登場!


 ジェノバラインの船が到着。YANBOさんが降りてきました。前後してkimiさんも到着。あとはあっきいさん待ち。でもまぁ、そこそこの時間で到着。あっきいさんのFIATジャルディは小っちゃい! かわいい! 後ろ姿もキュートです。

 これから向かう「月の山観音の道では食事をするところがなさそうなのでこの岩屋ポートビルのレストランで食べていくことにしました。


▲僕は焼きめしと明石焼き。


 先ほどの探検でお店があんな感じだったので、本日営業中の喫茶店1軒とレストラン1軒にもあまり期待はできないと思っていたのですが、レストランに入ってみると、お客さんはほぼ満員。少し待ってわれわれ一行7名が座敷席に座れました。床が畳敷きではなくて冷たいと思ったら、ホットカーペットですぐ温ぬく。各自それぞれ好きなモノを食べました。


▲さて、出発です。


 食事も済んで、いよいよ「月の山観音」へ。YANBOさんがその「月の山」というなんともロマンチックな名前に惹かれてふらふらと引き寄せられて上っていたという山の上の観音様へ行くのです。


▲走り出してすぐ、真っ赤なアウトビヤンキとすれ違う。


 む? 対向を小さいクルマが来るぞ!と思っていたら、真っ赤なアウトビヤンキでした。偶然ムービーを撮っていたので写ってましたが前ピンで完全にピンぼけですね(笑) なんとなくアウトビヤンキってわかるでしょ? 思わぬ旧車の競演です。向こうも、あ、FIAT! MINI! って思ったかな。旧車好きなら気づいたでしょうね。


▲この「世界平和大観音」が目印!


 イーストコースト(笑)、淡路島の東海岸、国道28号線を南下していきます。巨大で首にギプスをはめたような白い「世界平和大観音」、地元の人は「むち打ち観音」と呼ぶその観音さまが見えたらここの左から山へ入っていきます。この「世界平和大観音」はバブルに乱造された宗教的な意味のほとんどない大仏シリーズの一つで、そういう施設のほとんどと同じ運命をたどっています。つまり廃墟。壊すための費用も出ないので放置という。もったいないですねぇ。廃墟好きとかサバゲ好きに解放してやればいいのに。事故が起きても自己責任でと一筆書かせておけばいいのだ。


▲月山寺へ到着(笑)


 写真は一気に[月の山観音 月山寺]ですが、途中写真なんか撮ってられません。ここへ来るまでの山道がスゴかった~。軽四輪級のジャルディとMINIだから来れたけど、普通車だったら道幅足りなくて脱輪転落したかも。また傾斜もけっこうあってヤバかったです。ムービー撮っておけば良かったなぁ。でも運転してたらそんな余裕はないし、助手席のヒヨコはそういうことは一切しない主義だし(笑)


▲山の上、人っ子一人いませんってば。



▲特にありがたみも醸し出さないコンクリの建物。


 この月の山観音は結構歴史的に意味のある観音さまだそうです。興味のある人は調べてみて。日本史のメインキャラが登場して、ぉお!となるョ。しかし、観音さまは見れません。鍵が閉まっててどうにもこうにも。それにこのお寺、普段は誰もいないし。なんか5月にお祭りがあるようなのでそのとき来たら見れるかも。そこまでして見たいとは思わないけど(笑)


▲ジャルディの愛らしい正面。



▲あっきいさんとこの息子さんレレ君(仮名)は名カメラマン。



▲「世界平和大観音」がこっちにお尻を向けて立っている。


 「世界平和大観音」は、ちょうど月の山観音さまにお尻を向けているんですね。だから地元の人は余計に嫌っているわけです。失礼なやっちゃ!と。それに廃墟になった今はさらに厄介者でしょうしね。

 さて、次の目的地は[妙見山]です。これ地図で見ると[月山寺]からすぐなんですが、どうも道が徒歩の道しかないので、歩きか自転車、まぁせいぜいオフロードバイクでしか行けないでしょう。というわけで、妙見山へは一旦したまで降りてから回り道で行くことにしました。

 途中でまたまた旧車に出会いました。おそらくイギリスのモーリス マイナーバンかモーリス トラベラーかだと思う。なんとなく顔の雰囲気がMINIによく似ているし。モーリスだったら兄弟みたいなもんだしな。

 この妙見山への山道もすごい道でした。もうインディ・ジョーンズも真っ青なカーアクションで上りました。ところが…! あと一歩のところで「車両通行止め」の立て看板が。行っていけないことはないかもしれないけど、何かあった場合、切り返しもできないだろうから、バイクはいいとしてもクルマ組が困るということで断念しました。




▲次の行き先検討。北淡震災記念公園へ。


 というわけで、次の目的地は[北淡震災記念公園]。僕はここ前にも行ったことがあるんですが、なかなか良いところです。震災の展示も面白いし。

 北淡震災記念公園では駐車場の横の丘の上で大きな風力発電の風車が不気味なブワンブワンと音を立てて回っていました。


▲カフェでお茶をする。


 展示も面白いのですが前に見たし、時間もそこそこ遅かったので閉まる前にカフェで一服することにしました。しかし、ここ飲み物しかないな。ケーキとかないのかな。メニューに載ってないということはないのだろうなぁ。


▲物足りないので喫茶の外にあるとこでアイスを。
びわとバニラのミックス。



▲駐車場でジャルディとMINIのツーショット。
ジャルディは背は少し高く、幅は狭いですね。





▲淡路市斗ノ内で夕焼けポイントを探す。


 さて、本日最終の目的は、淡路島のウエストコースト(笑)に沈む夕日を楽しもう!という企画。意外とロマンチストなYANBOさんの発案。うふふっ。


▲海に夕日が沈むポイントを見つけた。


 夕日とMINIの写真を撮りたかったのに、防波堤で阻まれてこれが限界でした。


▲ジャルディとMINIと夕暮れ。



▲ジャルディとMINIとPCXと夕暮れ。





▲ウエストコースト(笑)(淡路島西海岸)の夕焼け。



▲周辺の様子(海を背にして)。



▲チュンッといいそうなぐらいお日様が沈む瞬間!


 …って書いたけど、よく写真を見たら、海面に沈んでないんちゃう?(笑)




明石海峡大橋のたもとのコンビニでおにぎりを調達。


 寒かったけど、綺麗な夕焼けを見て大満足。さて、そろそろ帰りますか。あっきいさん一家はまだ淡路島に滞在とのこと。YANBOさんはジェノバラインに乗船して。kimiさんは高速をバビューン! 我が家も高速だけど、お腹空いたしオシッコしたいので皆さんと別れてコンビニに寄る。ここのファミマは淡路島に来たときいつも寄るところ。近くに[道の駅 あわじ]もある。ここも好き。今日は寄らないけど。


▲明石海峡大橋を渡って帰路に就く。


 「ニューイヤーMINIミーティング」のあった神戸を通ったのに、何と途中で出会ったMINIは帰りの高速で白のClassic MINI1台のみでした。これは意外。その白いミニも摩耶かどっかで降りていきました。
 ただ、淡路島のイーストコースト(笑)を走っているときに、レストランか何かのお店の2階部分に黄色だったと思うけどClassic MINIが付きだしているディスプレイのところがありました。ああいうのはうれしい反面、もう走れないMINIなんだなぁと思うとしみじみとしてしまったり。
 というわけで、本日の淡路島月の山観音ボラボラツーリングは231.5kmでした。楽しかったなぁ。企画してくれたYANBOさんに感謝。バイクとクルマと混合ツーリングってイケますね。

【追記】今回の燃費は… 14.74km/L でした。