
通勤する時の道沿いにある大畑鷲神社のからかさ万灯というお祭りに行ってきました。
このお祭りは、県指定無形民俗文化財、国選択無形民俗文化財になっています。
江戸時代から続く伝統あるお祭りで、五穀豊穣や天下泰平、家内安全を祈願して奉納される仕掛け花火です。
この仕掛花火の起源にはもう一節あって、干ばつの被害を受けた農民たちが雨乞いを願って奉納したことにあるとも伝えられているそうです。
実は去年も行ったのですが、その時はカメラがイマイチでした。
今年は着火時刻の30分前くらいに行きました。
昨年は行くのが早すぎましたからね。
でも、その代り初めの頃の打ち上げ花火は終わってしまっていました。

臨時駐車場から神社まで少し歩きますが、その間ずっと提灯がぶら下がっています。
この灯りはお祭りへの期待を膨らませてくれますね。

からかさ万燈、ついカメラを向けたくなってしまいます。


縁日はとてもにぎわっていました。
金魚すくいの金魚たち気持ち良さそう。

からかさの横に小さなステージがあります。
ここでは民謡、踊りなどの発表をしていました。
かなり盛り上がっていましたね~。

こちらが、横から見た大畑鷲神社の本殿です。

どうにか、私の撮影場所を確保しました。
火がつけられる前のからかさです。
やはり暗がりではきれいに写せませんね。
明るいうちにきて写しておけば良かったです。
この傘の下に大畑鷲神社と書いてあるようです。
私の周りにはカメラをセットした脚立がたくさん並んでいました。
それも立派なカメラばかりがズラリ・・・。
私のなんてショボ。
お隣に準備していらした男性が、
「最近のデジカメも性能が良くなったよねぇ。
結構きれいに撮れるから・・・。」
なんだか気を遣ってフォローしてくださったのか、
ど~も私だけ浮いていたんですよねぇ。
まるで自転車レースの時に
カッコいいサイクリング車の人達に混ざって、
ママチャリ漕いでいるみたいな気分・・・。
わかります?
それでも頑張ってその場を離れませんでしたよ。
ところでその男性、
なんと夕方4時から並んでいらしたそうです。
近所の人かと思ったら、これがまた埼玉からいらしたとか。
今年で4回目だそうです。
私なんて、メチャメチャ近いではないですか。
他の人たちも昼間から陣取っていらしたそうです。
私、帽子は被っていませんでしたけど脱帽です。
着火までの時間、蚊にさされながらカメラのお話を聞いたりして待つこと30分。

ステージの方では、津軽三味線とヨサコイ踊りが躍動的な感じで、かなり盛り上がっていました。
着火も、もうそろそろでしょう。

ちょっと写真がボケてしまっているのですが、見物の人たちもソワソワしてきて、
頭上に張られた綱にいつ発火するのか、キョロキョロしています。

消防署の人や警察官の人などが、からかさの近くに集まってきました。
すると面白いことに、カメラマンの人たちから警備の人たちが注意を受けていました。
何の注意って?
カメラマン) 真ん前に立たれると困るんだよ。座ってくれよ。
警備員) 去年も叱られちゃったんだよなぁ。
始まったらすぐに座るからよぉ。
カ) うん、頼むよなぁ。
かと思うと、
カ) その誘導棒、困るんだよ。消してくれないかなぁ。ハレーション(確かそうおっしゃっていたような)起こしちゃうんだよ。
警) わかったよぉ。でも今は消せないから、火がついたら消すからよぉ。
警備員) 去年も叱られちゃったんだよなぁ。
始まったらすぐに座るからよぉ。
カ) うん、頼むよなぁ。
かと思うと、
カ) その誘導棒、困るんだよ。消してくれないかなぁ。ハレーション(確かそうおっしゃっていたような)起こしちゃうんだよ。
警) わかったよぉ。でも今は消せないから、火がついたら消すからよぉ。
等々・・。
オイオイ立場が逆になってますよぉ・・・・
でもそれがちっとも険悪なものに聞こえないし、嫌な空気ではないのです。
むしろほのぼのとして、友好的な警備の人たちの人柄が伝わってきました。
ここのお祭りはと~っても良い雰囲気で流れていってるのがわかりました。
そうこうしているうちに時刻は21時。
いよいよ始まります。
すると、
シュ~~~ッ!!
プスン!
え?どしたの?
普通ならステージの方と、からかさを繋いであるロープに着火したら、
そのままピュ~っと綱を伝って傘の所まで火が走って行き、からかさに火がつきます。
ところが、今回はプスンです。
白い煙が少し出ていてそれっきり・・・。
昼間に降った雨で湿ってしまい、火のつきが悪くなっていたのかもしれません。
どうやら、綱からの着火は失敗のようです。

すると目の前で火がつきました!
ついた瞬間です。
結局綱への着火は諦めたのか、違う所からつけていました。

文字が浮き出てきました。
「大畑からかさ万灯」と書かれています。

色が付いてきました。
こんな仕掛け花火もあったのですかぁ・・・
なかなか凝ってます。

あぁ!!
また火がつきました。
いよいよメインのからかさへ火が移ったようです。
これより後は瞬時に様子が変わっていきますので、写真のみ並べていきます。






この辺がピークでしょうか。
まるで、ナイアガラの滝を見るようです。(行ったことありませんが)

ちょっと全体を入れてみました。

これは、撮影モードを少し変えてみました。


もう終わりに近づいていますね。

消えてきました。

あぁ、終っちゃった。

とうとう火が消えてしまいました。
すると、数人の男性が走り出してからかさの柱によじ登っていきます。
いったい何が起こったのかわかりませんでした。
すると、先ほどの隣のカメラマンさんが教えてくださったのですが、
花のついた棒を持って帰ると、縁起が良いのだそうです。
それで、我も我もと競って走り出したのですね。

からかさの様子に気をとられていたら、
いきなりド~ンと大きな音と共に花火が打ち上げられました。

最後の仕上げの打ち上げ花火ですね。
迫力ありました。

終わった後の提灯は、帰る人たちを優しく見送ってくれているようでした。

そして来たときよりも鳥居が大きく感じたのは気のせいでしょうか。

縁日のお店の中でも、子どもたちに人気のあった場所では商品だけが光って名残惜しそうでしたね。

また提灯をたどって、駐車場へと歩いて帰ります。
時刻は21時半、お祭り終了です。
天候にも恵まれて良いお祭りでした。
関係者の方、お疲れ様でした。
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大クラゲのような花火(嬉笑)
不思議な体験でしたね
ありがとうございます
言われてみれば、確かにクラゲのように見えますね。(笑)
クラゲも癒してくれますが、
この花火も楽しませてくれました。
夏祭りが過ぎると、秋はもうすぐそこですね。
こうした地域に根差したお祭りは大切ですね~
みなさんの熱気が逐一つたわってきます♪
最後の仕掛け花火からの一連の光景が、連続写真で
その場にいるように伝わってきました☆
お祭りの熱気伝わっていただけましたかぁ。
嬉しいです。
しょぼいカメラでもなんとかお伝えできるものですね。