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ふみの耽美な毎日

声・耽美。タカムラー。一次創作。J庭46か14a

同人イベント参加のお知らせ

高村薫二次→冬コミ12/28東京ビッグサイト南ユ15a オリジナル→J庭

高村先生に初めてお会いしました。

2019年07月10日 | 高村薫
2019年7月9日は忘れられない日になりました。
なんと、このわたし、タカムラーになってはや数十年、、、
はじめて高村先生にお会いしたのです。。

地方在住だったということもあり、なかなかサイン会や講演会にも参加できず、悶々としていたのですが、東京に移住?し、はじめてサイン会、しかも電車の中で!という機会が巡って参りました。
詳しいお話はまたブログや本に書こうと思いますが、こんなに緊張したのも、こんなに幸せな気持ちになったのもはじめてです。
いやはや、もうなんというかため息ばかりついています。

夏コミや大阪のシティにも参加するつもりなので、皆さんとこのお話を共有できたらなあと思います。

はあああ。
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毎日新聞朝刊小説などなど

2017年08月20日 | 高村薫
いやはや、コミケも終わりぼうっとしています。
来月は奇想館もあるし、その一週間後にはJガーデンですよ。
今年は庭が早めなので結構辛いけどなんとか完結本を出せたらいいなあと思っています。

さてそんな私の楽しみといったらもちろん我らが少女Aですよ!
髙村先生の連載小説が毎日毎日新聞で読めるっていうのはなんという幸せ。
しかもなんとですね、早い段階から加納さんまで登場しちゃって、阿鼻叫喚です。

加納は入院しています。しかも難病で。おいおいおいおいと展開についていけない感満載ですが、合田が警察大学校の教官っていうとんでもないことをやっていることに、またおいおいおいおいとツッコミを入れたくなります。
で、警察大学校と加納の入っている病院の近さ加減に驚く!大体霞が関で倒れてどうしてここにゆく(小説では知人が医師でいるとのことでしたが。)加納を登場させるために病気にしたんじゃないでしょうねえ、先生(笑
しかも彼らは57ちゃい(笑
おぢさんたち、老後にむかってまっしぐら。農業やるんですかね彼ら。


まあまあそんな感じでツッコミどころ満載の彼らですが、本日で20話目。まだまだ今後が楽しみですねえ。
話したりんので、9月23の奇想館いらっしゃる方いましたら、ぜひ語りましょうよ。


は~~~話し足りん。


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冷血!

2012年11月30日 | 高村薫
なんだか、新刊、題名がついにかわりましたね(笑)
すごいなー。新冷血の新が抜けてまする。
はわわー(◎-◎;)
原稿真っ最中ですがとりあえず読むしかないよね。。

ちらりと読んでますが、やはりチラチラ変わっておりますよ(笑)
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ネタバレ 黄金を抱いて翔べ 感想

2012年11月04日 | 高村薫
ワールドプレミアに続き、一般公開後黄金を再度見てきました。

ネタバレですので、まだ読みたくない方は、スルーして下さいね。










今回は純粋に作品に没入できました。

ともかく素晴らしい作品に仕上がっています。
多分高村作品の映像化で一番の成功作と言えるのではないでしょうか。
なにせ原作20年読んだ私ですら、単純にどきどきするし、スピード感もあるし。泣けるシーンももちろん。
あのけだるくて泥臭い雰囲気がひしひしと伝わってくる。
ここは井筒監督につくっていただいて本当によかった~という正直な気持ち。
監督は、この作品のなんと、ハードでもなく文庫でもなく、雑誌掲載分のものを読んでおられるようで(驚)。
たぶん一番ハードな感じの分を念頭に置かれたのかなと思います。

筋は、おおむね原作と同じ。大きく異なっていることのひとつ目のは、舞台が現代ということ。
携帯電話もパソコンも出てきますよ~。
しかし、雰囲気は、まったく20年前の原作と同じように感じました。
それから二つ目は、幸田と北川がモモのために殺しをしないこと。
原作では、モモの兄殺しを見たと思われる国島を、幸田と北川がモモに黙って殺すわけですが。
この男の存在自体が抹消されています。
ですので、この国島の彼女のミエちゃん、ミエちゃんと野田のからみ、はすべてカット。野田がミエちゃんとからむシーン、みたかったなあ。残念。
で、原作では、幸田に兄殺しを告白したモモが、自分のために殺しをしてしまった幸田に、あんたとはいつか神の話をしたいというシーンが重要場面としてあるわけですが、当然これもない、と。
正直、この殺しがないと、モモと幸田の深いつながりや、どうしてモモが幸田にのめりこむのか、その説得力が薄いな、と思ったのですが、でもちゃんと話はつながってました。(これを映像にしてしまうと、泥棒集団が、人殺し集団になってしまうと思ったのかしらん?)
そのかわり、映画では、今まで祖国の命令で仕事をしてきたモモが、初めて仲間との仕事に夢中になっていく、そんな流れがよく描かれていたと思います。幸田がモモをかわいがるようなちょっとしたシーン(幸田がモモの頭をかきまわしたり、おごるよ、と笑うシーンなど)が本当にかわいらしいです。

それから春樹がらみで言いますと、暴走族がオールカットということです。
原作では、北の流れの息子である暴走族のリーダーであるサクと、春樹の確執が描かれ、それに伴って、春樹と幸田がオートバイに乗る色っぽいシーン(そして春樹が幸田を押し倒して・・・とか^^;)があるわけですが、残念ながらそれはカットです。
サクの代わりに出てくるのが、夜の仕事をしているやくざななのかな、キングという男。女を転がしたり、賭場をやってたり手広くやってるみたいですね。このあたりは現代の夜社会の状況を反映しているのでしょう。暴走族はもうはやらないから。
で、春樹はなんとリストカッターで(!)ギャンブル依存(!)という設定。
これもすごい変わりようで正直驚きました。
春樹はなんとなく社会から逸脱していて、生きにくい18歳の少年というイメージだったのですが、それを現代におきかえて、膨らませると、こういう設定になったのかもしれないなと思いました。で、たぶん映画での春樹の設定は成人だったように思います。(原作の「鑑別所」行きという台詞が、「刑務所」行きという台詞になってたので)
ですがね~この溝端くんが好演しておられます。
私の中では春樹がすでに溝端君に置き換わってしまいました。
出てくるシーンは少ないのですが、あの暗い目やら、ちょっと子どもっぽさが残った所やら、も~うあれは春樹そのものでしょう。
惜しむらくは幸田とのラブシーンとか、北川といっしょに幸田の寝姿を眺めるシーンがないとことと、犯罪にかかわることで、少し生き返ったように見える部分(金髪染めとか、モモとパチンコして遊ぶシーンとか)がないことかな。
でもとっても良かった。溝端君。
キングに復讐に行ったシーンでは泣いちゃいそうになりましたよあたし。
あ、一応幸田とオートバイ乗るシーンやら、幸田に湿布をはってやるシーンはあったんですけどね~。ふふ。
幸田と春樹の出会いのシーンなんて描かれてるから、もうこりゃあ原作の行間を埋めてくださってありがたや~です。

で、北川がらみ。
うひょ~ウェービーのはずの北川が角刈りだ~(笑)というのは置いておいて、浅野さんはナイスキャスティングでしたね。
妙に自信があって、大きなことが好きで、強引で、男にも女にもモテる。そんなチームリーダーにぴったりでした。
流石に監督ご指名のキャスティングです。
あたしの中では、黄金を抱いて翔べっていう作品は、壮大な北川の幸田への片想い作品のように感じるわけですが(^^;)その北川の幸田に対する執着がも~うこれでもかって出ててよかったなあ~。
原作でも最も萌えるシーンのひとつで、幸田が、モモは人殺しだからもう仲間にするのはあきらめろと言ってトラックの中で北川を説得しようとするシーンがあるのですが、そこを残してくれた監督、ありがたや~~。
逃げようとする幸田の腕をつかみ、幸田を逃がさない北川、「お前を簡単にあきらめると思うのか」とのたまう北川。きゃ~。実写だわ実写。
原作では幸田の心の声が「こうやって踏み越えてくるのだ」うんぬんの台詞があったと思いますが、流石にこれはなかったけどね。心の声ですから。
で、北川はジャイアンで、幸田はのび太らしいです(なんじゃそりゃ~笑)
そして、幸田は北川のことを「北川さん」と呼んでいる。これが妙に新鮮でありました。原作では呼び捨てだからね。
一応先輩だから、こうしようっていう話になったのかな?

そして、チャンミンさんが演じたモモさんです。
いや~衝撃のイケメン設定です。試写会でみたときは、あまりのイケメン具合にのけぞって、なかなかモモさんのところに没入できない私がいましたが、2度目は大丈夫でした。
原作でのモモは、いるのかいないのかよくわかんないようなそんな目立たない外見で、なにがそんなに悲しくてさえないのか、という容貌に描かれひっそりと生活していたはずですが、あの美青年のチャンミンさんにそれを要求するのは流石に無理!と監督も思ったんでしょう。
映画でのモモは豆腐屋でバイトすればおばちゃんに「あんた、豆腐屋にもったいない」と言われ、テレビにチョリョファンの映像が出れば「イケメンさんや」と言われ^^;
あんなぼろアパートにあんなイケメンがいたら目だってしょうがないよ、あんた!と突っ込みをいれたくなりました。
でもね、チャンミンさん頑張ってましたよ。日本語の台詞もたどたどしくも頑張ってて、そこがモモっぽくてかわいかった。男っぽい外見と、子犬ちゃんみたいなかわいさが相まって、そしてあの高身長!!
幸田を見おろしたときのあの身長差がも~うたまらん。
幸田とモモが出会ったのは「運命だろ」ですって(by幸田さん)ひょ~~~。なんじゃその台詞。
女装もちゃんとやってくれましたよ。すぐに脱いだけど。
それにしても冒頭からモモが兄さんを殺すシーンと、その前のシーンが出てきて驚きました。
そのシーンも原作には出てきませんからね。
非常にモモの立場がはじめから明確に、簡潔に描かれていて、おもしろいなあと思いました。
そこがよくわかんないままなのが、この原作ですから。
あんなふうに楽しげにしゃべって、6年ぶりに再会して、殺したのか・・・。
それにしても原作ではあれだけ出てくるパチンコ屋がまったく出てこないのは、どうしてなんだ、この映画(笑)。
一番好きだったのが、チャンミンさんが、サバずしを食べたいといったところ。も~うほんとずっきゅんですよ。
あんなかわいい人と二人でいりゃあ、そりゃあもうデキちゃいますよね、幸田さん!
といってもそういうシーンや、台詞すら、オールカット。
あ、この映画に、そういうシーンはまったくありません。
そこは一貫してましたね。ウェットな部分は出さない方向にしたのかな。
原作が一番腐ってるってこのこと???
まあハードカバーでは確かできてる発言はなかったと思いますが。
文庫で、ですよね、北川が幸田にいつモモとできたのかを聞くのって。

あといろいろ違っているところはありまして、政治がらみの話がオールカットでした。
北やら南やら左やら右やら共産やら…そういうところ。
ということで、春樹の誘拐にからみ、幸田が白山1号に乗るっていうシーンもなし。
まあ非常にあのあたり、複雑に入り組んでいて、いったい誰が敵で、どこの国とどこに国の問題なのか、混沌としていますから、ここを描いてしまうと、観客がわけわかんなくなる、と思ったのかもしれないですね。
なにせ2時間でおさめないといけませんから。

それから、じいちゃん。
まさかの西田さんでしたが、面白いくらいキャラが違っていて、これはこれでアリかなと。
本当はやせ細った、昔はかっこよかったと思われるじいさんという設定なんですけど、でっぷりとふとってるじいちゃんでした(笑)。
それにしても幸田が、父さん、と明言して泣くシーンは衝撃でしたね。
そうか、言いきってしまうのか!とびっくりした。あのときの神父が本当に父だったのか、よくわからないまま、複雑な思いを抱えて、幸田はじいちゃんの死に際すると思っていたので。
冒頭で幸田が人間のいない土地で、「死にたい」と明言していたこともそうでしたが。(そこは暗喩の部分だと、私はずっと思っていたので)
モモさんがじいちゃんの正体に気づくのが遅くて、それもびっくり。本当は、じいちゃんの正体を知っていたモモが、幸田たちにじいちゃんちに連れていかれて、どうしたものか、と思うという流れなんですが、映画では、じいちゃんちに泊りそのあと、幸田と一緒に変電所の偵察に行ったときにじいちゃんの正体に気づく、という流れになっております。
あと、なんといっても最後のシーンですね。
亡くなった人を北川が川に流すシーン。
う~~~~~~~ん。
やっぱり幸田は死んだんですか・・・・・。
生きてるんじゃないか、って私は20年思い続けてたよ。(いや、たぶん思い続ける)。

あと「玉川電機サービス」に塗りなおした車が実写で見れたり、そういう細かいところが面白かったです。

幸田を演じた妻ぶき君がどうして髭なのか、不明ですけど、ちゃんと幸田になってた。
あの暗い目は幸田でした。。。
いい役者さんですね。本当に。監督もおっしゃってましたが、幸田をやれるような俳優はなかなかいない、と(当然幸田も監督指名)。本当にそう思います。

最後に。
一番秀逸だったのは、職場の女性にもらった手袋をしていたもう半分死にかけている幸田に、北川が「こっちのほうがいいぞ」と渡す黒い革の手袋を渡すシーン。
俺は、お前の仲間だ、俺はなにがあってもお前を思っている。
そんな北川の心の声が聞こえたような気がします。
そしてその革の手袋を装着し、女性にもらった手袋をゴミ箱に捨て去った幸田は、同時にいろんなものを振り切ったのではなかろうか。。。。
あのシーンは監督の深い意図があると思う。

ぜひとも。ご覧になってください。よい作品です。
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黄金を抱いて翔べみてきました

2012年09月17日 | 高村薫
いろいろ思うとこはありますが、監督が原作本を愛しているベースがあるのでよかったかしら。
俳優はよかったです。
萌えシーンはいろいろやっぱりあれでした(笑)

詳細は後日。
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明日は黄金を抱いて翔べの試写会♪

2012年09月16日 | 高村薫
監督のあいさつもあるそうです。
終わったら感想をアップできたらよいなあ。
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複雑。黄金を抱いて翔べ

2012年09月12日 | 高村薫
来週ある試写会の券やらわらわらとオークションに流れてまして。キーワードはチャンミン。しかも映画に一万円こしとか。しかもチャンミンさんこないのに(笑)。。。
映画応援してらっしゃるのはありがたい限りですが、なんだか最近複雑な高村ファンの気持ちです。
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あけましておめでとうございます。そして大阪シティ新刊のお知らせ。

2012年01月03日 | 高村薫
あけましておめでとうございます!
ついに2012年になりました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
ブログの方もなんだか更新がのんびりペースになっておりますが、執筆にばかり気をとられて・・・すみません。
今年は少しがんばります(と去年も書いたような・・・・。とほほ)

以下高村ブログと同内容です。

まずはもうすぐに迫った1月8日にインテックス大阪で行われます、大阪シティでの新刊本のご紹介をば。
今回は高村薫二次でスペースをとっております。
スペースは、3号館のU30aです

「恋」表紙込46ページ 400円 (高村薫二次 小説本)

・恋
 自身の意思で志望校を決め、晴れて大学生になった祐介。
 高校までは学業一筋の彼だったが、今はほのかな山への憧れを胸に抱いている。
 そして国内随一の蔵書を誇る図書館に向かったとき、彼には運命の出会いが待っていた――。
 大学時代の祐介の淡い恋を描く作品。

・聖夜に雪は降り続く
 とある冬の夜、仕事を終えて帰宅した雄一郎の部屋に眠る一人の侵入者。
 聖夜のポートレート。


という内容です。初めて学生時代の彼らを書くことにしてみたのですが、これがもう難しいのなんのって。何せわからないことだらけで、妄想をどこまで広げてよいのかすごく悩みました。
そもそも彼らの出身大学ってどこなのかよくわからないし・・・。
ですので、この本は完璧な私の妄想です。(いつもそうですけども)
学生時代のお話なので、珍しく全年齢対象本です。しかし、今までで一番加納さんが悶えているような、そんな文章になっている気がします。。。
加×合が私の妄想の中心にはあるのですが、この本を書いていて、あ~もうどちらでもよいなあと・・・。実際友人に下刷りの原稿を読んでもらったのですが、どちらにも読める、という感想をもらいました。
そういう面では激しいのを期待してくださった方にはがっかりかもしれませんが、精神的な恋愛がお好きな方には気に入っていただけるかもしれません・・・。
ともかく新刊をひっさげて大阪に乗り込みますので、どうぞ皆様いらしてくださいませ。
また、既刊本も持っていく予定にしていますし、オリジナル本も少し持ち込む予定です。
持ち込み予定の本のお知らせはまた直前にさせていただく予定です♪
あ~楽しみになってまいりました。
ああ早く皆様にお会いしたいです。そして私も本をいっぱいゲットするのが楽しみで楽しみで・・・。
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高村女王様~~~

2011年07月31日 | 高村薫
ということで新潮文庫版のマークス読みましたが。
見事に部分的にアニのところだけちょこちょこ変わってました(笑
あははははは~~。
必死に読み比べるしかありませんねこれ。ということで詳しくは高村ブログのほうに書いております。。。同好の方はどうぞ・・語りましょう。。
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マークス文庫

2011年07月30日 | 高村薫
マークスの新潮文庫版を買いました。これって講談社文庫を底本ってかいてあるんですけど改訂してるわけじゃないんですよね?と恐る恐る聞いてみる
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SUPER COMIC CITY関西16 配布物のお知らせ

2010年08月15日 | 高村薫
とりあえず一番上にしばらく置いておきます。

SUPER COMIC CITY関西16に今回は高村薫 加×合小説本で参加します。
2010年8月22日(日)
10:30~15:00
インテックス大阪
6号館Bゾーンか68a 藤咲企画

配布物
「あなたの背中と花束と」
   加×合小説本 表紙込オンデマンドカラー64頁 500円 18禁
(余裕があれば無料ペーパーも作りたいと思います。できてたらほめてやってください)
*注意*
この作品には太陽を曳く馬および文庫LJからのネタが大量に含まれています。
特に加納氏の動向について未知で、知りたくないという方はお手に取らない方がいいかもしれません。

CONTENTS
・第三の選択肢
 合田は東京駅から新幹線に乗り込んだ。向かう先は新大阪。
 どうして加納は何も言わず、東京を去ってしまったのか――。
 加納の決断に苦悩する合田は…。
 太陽を曳く馬に入る前あたりの設定。合田ぐるぐる苦悩本。

・あなたの背中と花束と
 司法修習生の僕は突然特捜部での修習を言い渡される。
 僕の教官は、風変わりだけど、とても美しい検察官だった。
 法律家の卵が見た加納検事の日常。
 文庫LJあたり設定。(架空人物沢山登場します)

・ゴルフでGO
 「海に行かないか」そんな加納の誘いで海に向かった。
 この街を脱出するのだ、この息苦しい東京を――。
 つかの間の解放感に浸る休日の二人の風景。

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スパコミ原稿入稿しました

2010年08月04日 | 高村薫
無事に8月22のスパコミ用の原稿入稿しました。
スペースは「6号館Bゾーンか68a」藤咲企画で参加しています。
今回は高村薫ファンサークルです♪(オリジナルも持っていきますけど)
おもいきし加×合への愛を詰め込んだので、同志の方、語り合いましょう(笑

ひ~~もう締め切りぎりぎりでどうにかなるかと思った。
とりあえず配布物についてはおいおい詳しくお知らせしますわ。
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たかむら~の仮設ブログ

2010年06月30日 | 高村薫
こことは別に高村薫専用(?)仮設ブログを始めました。

アドレスはこちら
webの方は、一次創作を中心に作ってきたのですが、このたび、ついに高村薫女王の二次創作を始めるにあたり、とりあえず・・とりあえず仮設ブログを設置しました。
とりあえずこっちにも同じ内容は記載する予定。
整理でき次第webにちゃんと掲載できたらいいな~と。
本を読んだ感想・二次で売る物の告知などにこのブログを使おうかな~と思っています。
なにせまだ個人で作った作品もありませんし。。。

では最初の告知ですが、高村薫プチオンリーにでます。
いやもう本当に楽しみです。
アンソロ(加×合)の原稿は無事に仕上げて主催者さまにお送りしました!

あとは初の個人誌をどうしようかな・・・と考え中。。
ふむ~。
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女王のアンソロの原稿 

2010年06月26日 | 高村薫
8月22日の大阪シティ用の高村薫プチオンリーのアンソロ原稿をやっとります。
締め切りぎりぎりでようやくプロットが出来上がったという。ほんととんでもない…。
CDレビューもなかなか書けないし、多忙すぎやろ自分。

でもね、やっぱり好き。高村先生。
当然あたしゃあ加×合でいきます。
設定としてはレディ後数年後。
全年齢対象アンソロジーになるようですので、匂わせ系のお話になりますが、もうデビュー当時からのファンとして、熱い熱い熱すぎるファン魂を込めまくりますので、ぜひともよろしくお願いします。

大阪シティにジャンルオリジナルでいくか、高村で行くか悩み中ですが、お祭りだし、高村でいっちゃうか??とか思ってます。ってことは新刊を出さないとだめなわけで。
はたして行けるか?かけるか???自分???
っていうかそもそも読みたい人いるのかな。高村の加合小説本。。。

当然新・冷血も毎週読んでおります。まだ合田は登場せず。
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レディ・ジョーカー下巻の感想。 (ネタばれ) 虚脱状態

2010年04月05日 | 高村薫
レディ・ジョーカー下巻の感想。
ネタバレなんで読みたくない方はスルーしてくださいな。

いやしばらく時間が経たないと冷静に感想が書けませんでしたね。あまりにずしんときて、あまりに虚脱状態になってしまって。。。
本当にこの作品に出合えてよかったなあと思いました。


さてなんといっても一番の改訂は合田と加納のシーンでした。
改訂というか、まんま会話や感情の流れが変わっていました。
本当にどこまでも変わっていたのですが、今の高村薫先生の頭の中で流れている彼らの感情というのはこうなんだろうな、と強く納得させられました。
あれだけ13年間、彼らのシーンを何百回と読んできた私でさえ納得したんだからすごい。

合田が弾くバイオリンはバッハからモーツァルトヘ。
司祭は消える。
この辺に信仰と神への想いが多分ずいぶんと変わったのかなと思いました。
そして彼らは簡単に泣かなくなりましたね。
泣く、という感情をより超えた息苦しいほどの感情を女史は描かれたんだなあと。

加納は検事として、人間としてより硬質に描かれているように感じました。
学生時代からの友人とは言え今は検事と刑事。二人の現場最前線で生きる男ですもん。
簡単に弱みを見せたりしないし、プライドもある。
一定の距離を保っているように描かれているようにも感じました。
単行本では、どこか加納が遠慮しているように見受けられる(そっとしといてやろうというか…)シーンが多かったのですが、今回はそうではないですね。勝手に世話は焼くし苦言もしっかりする。
合田もそれをただ受け入れているだけではなくはっきりと嫌悪感を表わすところもある。

一番驚いたのは、単行本では、根来が行方不明になった翌朝、泣いて合田に引きずられてゴルフに行ってた男が、文庫では泣かずに自ら接待ゴルフへ向かうシーン。
ああそうか、と。考えてみれば長年検察という組織を泳いできた人間ですもの。
いつかみておれ、という顔をしてゴルフをする、その意地が加納にはあるということ。
そのくらいの意地がなければ黒い部分を暴くことはできないのでしょうね。
この窓を見つめながらひとり必死で耐えている加納に、「あんたって人は!」と思わず叫びそうになりました。
(それでもあっさりと数年後検察に見切りをつけて裁判官になる加納。この辺の割り切りのよさも、この人のきっぱりとした生き方というか、頭のよいところなんでしょう)
大切な人をそれぞれ失いながら、助けてくれ、とも言わず、辛いんだ、ともこぼさない二人。
それでもただそっと手を握ってやる合田。
そっと背を向ける加納。
もうなんかね、胸が痛くなりました。
単行本では「胸におさめてきた」と言っていた加納。
今は加納も合田も、あまりに大変な現実や、不条理な出来事、重たすぎる感情に決着をつけることもできず胸におさめることすらできないでいる。そしてただ言いっぱなしですぎていく日々。
自分との闘いだと言いきる加納。
焼身自殺で上司を亡くした合田は、そんな加納の気持ちが少しだけ分かったと言い、そして加納が「分からなくてもいいのに」と笑う。(文庫では聖人だと思っていたのか、のシーンです)
加納はどこまでも合田に人間としてまっすぐに生きてほしいと願っているのだなと…。

城山、半田、物井…それぞれの感情描写がひどく深くなっていて、合田よりもそっちにのめり込んでよんでしまったのは私だけでしょうか。
半田はただの変態だと単行本では思っていたのですが、なんか文庫を読むとこういう気持ちになるのも分からんでもない、と思ってしまっている現在は一組織人の私。
合田が暴走するのも正直単行本を読んだときはよくわからなかったのですが、なんか合田は本当にホシをあげたかったのね…と単純にすっと腑に落ちた気がしました。

淡々と描かれていますが、あっさりと城山はその後狙撃されて死ぬのですよね。
あまりにもあっさりと。それだけこの日本に黒い闇があるのかとぞっとしました。
城山にも相当感情移入して読んでいたので、ここも怖かった。
根来さんが死を覚悟していたことに気づく久保のシーンも相当怖かったけど・・・。

さて合田が刺されたあと目覚めるシーン。
ここは完全改訂。
もっとも女性にとってはこのシーンが一番気になるところではあるんでしょうが、上巻からここまで読んできて私はすごくよくわかった、と思いました。ここだけ読んでも分からんですばい。ちゃんと読んでくれい~!
(もちろんどう感じるかは人それぞれなんでしょうけど)。

単行本では司祭に自分の気持ちを告げるところがわりと穏やかに描かれていたように思うのですが、文庫本では司祭はおらず(やってきたのかもしれませんが)ただ一人で孤独に加納のことや人生について煩悶する合田がいます。
その煩悶のシーンがもう悶絶しそうに苦しかった。
もう単行本の何倍も悩み苦しみぬく合田がいます。
生きるということはやはり死ぬまでずっと自分のことは自分のなかで考え続けなきゃいけないんですよね。神を信じていようがいまいが。

失恋、と女史は表現していらっしゃいましたが、加納の自分に対する余りにも大きな愛に気づいたのかなと私は勝手に思いました。そしてどこまでも崇高に自分の道を貫いて生きている加納に対して、俺はいったい何をしているのだ、とはっとしたのかな…。
半ば死のうとしていた自分が恥ずかしくなったのかな。
自分の死がどれだけの衝撃を相手に与えるのか、ようやく分かってくれたかな、合田さんよ。

その辺いろんな気持ちを勝手に想像して読んでおりましたが…。

失恋かあ。失恋したと同時に、新たにスタートさせようと、そう決意したと善解してみたいところです。
そして「欲情」という言葉を使っている女史。男性としてはこう感じるのが普通だと思ったんでしょうかね。いろいろごたごた言ってもやっぱり欲情していたのだ、とあらわすのが普通だとそう考えたのかしらん。


まあその欲情にのっかるとしますと、合田と加納の目が合い、そして目をそらすというあのシーンはもう妄想10000倍増しでドキドキなんですけども(笑
クリスマスイブは空いているいるかの文面も微妙に。
でもちゃんと想いをしたためていた合田、どうなったんでしょう。
さらによこしま目線で見ますと、加納に欲情した合田、(あるいは加納の目に欲情を見つけた合田)となりに布団がひいてあるのに、もぐりこもうともせず、恐れをなして逃げ帰っておりまする~。(単行本では背を向けた加納の隣で眠りますよね)

なにはともあれ、フジョシでなくとも絶対に感動すること請け合い。
いや「感動」というより、深い深いところでずしん、と響くということかな。
キャッチコピーの「魂を揺さぶる」っていうのはすごくぴったりだと思います。私が不条理な世界で生きている社会人になったせいかもしれませんがあまりにリアルで、もう心臓がしめつけられそうなくらいぐらぐらしましたよ。


さて、もうすぐ合田シリーズの新連載「新冷血」がサンデー毎日ではじまるということ。
そっちの感想もぼちぼちやっていこうかなって思います。
今度はネット犯罪だそうで。太陽を~でもちょっと2ちゃんのような描写に頭を抱えていた合田警部が出てきましたからね。楽しみです。

この改訂はものすごく素晴らしかったと思います。
皆さんはどうなんでしょうかね~。
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