ケンタシノリのバルコニーから眺めて

ユーロビジョンソングコンテスト2023(セミファイナル1日目)

 こんばんは、ユーロビジョン公式サイトでライブ配信を楽しんだケンタシノリです。
 セミファイナル1日目を終えて、グランドファイナル進出を決めた10か国が決定しましたね。上位から順に進出国とアーティスト、楽曲名をそれぞれ記しておきます。

(1)クロアチア / レット3 / Mama ŠČ! 
(2)モルドバ / パシャ・パルフェニ / Soarele și Luna
(3)スイス / レモ・フォレル / Watergun
(4)フィンランド / カーリヤ / Cha Cha Cha
(5)チェコ / ヴェスナ / My Sister's Crown
(6)イスラエル / ノア・キレル / Unicorn
(7)ポルトガル / ミミキャット / Ai coração
(8)スウェーデン / ロリーン / Tattoo
(9)セルビア / ルーク・ブラック / Samo mi se spa spava
(10)ノルウェー / アレッサンドラ / Queen of Kings

 この中で最も注目を浴びたのが、ロシア大統領のプーチン氏を強烈に皮肉ったパフォーマンスをステージ上の楽曲中で見せたクロアチアのレット3です。プーチン氏をモデルにした独裁者のキャラクターは、今年の開催国であるイギリス出身にして20世紀を代表する喜劇俳優のチャールズ・チャップリンの代表作の1つ『独裁者』を彷彿とさせるものがあります。
 3位となったスイスのレモ・フォレルも、水鉄砲遊びを楽しむ子供時代や悪ふざけを行った少年時代を送った者たちが、戦場の最前線に送られる様子を熱唱しながら反戦と平和へのメッセージを込めています。
 それ以外にも、インパクトのある歌詞とピンクの衣装を身に着けた男女のバックダンサーが強く印象に残ったフィンランドのカーリヤ、抑圧的な男性に対する女性の力強さを歌ったチェコの多国籍女性グループであるヴェスナなどもグランドファイナルに進出しました。
 その一方で、アイルランドの4人組バンドであるワイルドユースなどがセミファイナルで敗退することになりました。
 今回のセミファイナルを見ると、上位に入ったのはメッセージ性が強かったり、誰もがすぐに頭に入るインパクトの強いフレーズを持ったりするなど印象に残りやすい楽曲が揃っています。逆に言えば、セミファイナルに敗退した楽曲の場合にはメッセージ性が明らかに足りなかったのではと感じました。

 セミファイナル2日目は、日本時間で5月12日の午前4時からユーロビジョンの公式サイト及び公式YouTubeチャンネルにて全世界へ生配信されます。


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