ケンタシノリのバルコニーから眺めて

ユーロビジョンソングコンテスト2024(その4)

 ユーロビジョンのセミファイナル2日目をリアルタイム&アーカイブで視聴したので、それについていくつか感想を述べたいと思います。

 前回のセミファイナル1日目と同様に、今回も女性のソロアーティストが数多く出演しています。その中で注目したのは、往年のユーロビートと激しいサウンドで『We Will Rave』を熱唱したオーストリアのカリーンです。ジョージアのヌツァ・ブザラゼも、『Firefighter』で炎をイメージしたパフォーマンスと歌唱力で観客を沸かせています。
 また、スイスのネモは自らのノンバイナリー・ジェンダー(Xジェンダー)としての経験を元にした『The Code』で男女の性別にこだわらないで自由に生きる姿をラップを交えながら歌い上げています。
 そして、オランダのヨースト・クラインは『Europapa』で多言語の歌詞を分かりやすく楽しませるように歌唱しながら、最後は小さい時に亡くなった両親へのオマージュで曲を締めることで観客の心をつかんでいます。
 この他、エストニアの6人組グループである5ミーヌスト&プーループや、ノルウェーの5人組ロックバンドであるゴーテの2組が印象に残っています。いずれも英語などと比べて不利な母国語での参加ながら、前者は分かりやすい言葉とインパクトのあるラップを、後者はミディアムテンポから激しいロックサウンドをバックにそれぞれ熱唱しています。
 ファイナルに進出したのは、ラトビア・オーストリア・オランダ・ノルウェー・イスラエル・ギリシャ・エストニア・スイス・ジョージア・アルメニアの10か国です。
 ラトビアとジョージアは、同じスウェーデンのストックホルムで開催された2016年以来8年ぶりのファイナル進出となります。また、リトアニア・ラトビア・エストニアのバルト三国が揃ってファイナルに出場するのは、オーストリアのウィーンで開催された2015年以来9年ぶりです。
 その一方で、前回ファイナルに出場したベルギーやチェコなどがセミファイナルで敗退しました。


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