ケンタシノリのバルコニーから眺めて

ユーロビジョンソングコンテスト2023(セミファイナル2日目)

 こんにちは、ケンタシノリです。
 セミファイナルが全て終わりまして、グランドファイナル進出の20か国が決定しました。今回は、セミファイナル2日目に決まったグランドファイナルの進出国とアーティスト、楽曲名をそれぞれ記しておきます。

(1)アルバニア / アルビーナ&ファミリア・ケルメンディ / Duje
(2)キプロス / アンドリュー・ランブルー / Break a Broken Heart
(3)エストニア / アリカ / Bridges
(4)ベルギー / グスタフ / Because of You
(5)オーストリア / テヤ&サレナ / Who the Hell is Edgar?
(6)リトアニア / モニカ・リンキーテ / Stay
(7)ポーランド / ブランカ / Solo
(8)オーストラリア / ヴォイジャー / Promise
(9)アルメニア / ブルネット / Future Lover
(10)スロベニア / ジョーカー・アウト / Carpe Diem

 セミファイナル1日目と比較すると、バックメンバーなしのソロアーティスト単独で出場した国が多かった傾向が見られます。また、演出やパフォーマンスについても出場国ごとに特色があり、それがグランドファイナル進出の可否につながったのではと思います。
 ユニークだったのがアルバニアで、ソロアーティストとして活動するアルビーナ・ケルマンディが自分の家族とスペシャルユニットを組んで出場するとともに、アルバニア特有の歌い出しから始まる神秘的かつ情熱的に歌い上げる姿が印象に残りました。
 また、オーストリアのテヤ&サレナ(こちらもソロアーティスト同士がコンビを組んで出場)は、印税の少ない作詞家として活動することの困難さと音楽業界への痛烈な風刺を、推理小説のパイオニアながら正当な評価を長い間受けなかったエドガー・アラン・ポーになぞらえて歌唱するとともに、映像やバックダンサーを使ったパフォーマンスも特筆するものがあります。
 他にも、楽曲タイトルをフレーズで繰り返し使うなどインパクトが大きかったポーランドのブランカや、ボーカリストとしての実力に加えて、バックボーカルやバックダンサーを交えた演出が注目されたベルギーのグスタフなどのグランドファイナルに進出しました。
 また、インディーロックでスロベニアのジョーカー・アウト、プログレッシブメタルでオーストラリアのヴォイジャーといったタイプの異なるロックバンドもグランドファイナルに進んでいます。
 その一方で、デンマークのレイリーやルーマニアのテオドル・アンドレイなどがセミファイナルで涙を飲んでいます。セミファイナルで敗退した出場国の多くはソロアーティストで、楽曲や演出での物足りなさがそのまま影響されたのではと考えています。

 セミファイナルから勝ち上がった20か国にシード権を持っている6か国を加えた26か国で開催されるグランドファイナルは、日本時間で5月14日の午前4時からユーロビジョンの公式サイト及び公式YouTubeチャンネルにて全世界へ生配信されます。


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