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渡辺謙さん庵かず4見聞録

渡辺謙さん庵管理人かず4が謙さん作品始め、映画、ドラマ、本などの感想を投稿する予定(予定は未定)

『硫黄島からの手紙』初日舞台挨拶 第二回目上映回

2007-01-14 15:36:11 | 渡辺謙映画
2006年12月9日(土)『硫黄島からの手紙』初日舞台挨拶 
第二回目上映回 丸の内ピカデリー

ハリウッド作品はワールドプレミアはあるけれどないと思っていた初日舞台挨拶
(しかもプレミア後、初日舞台挨拶前に更新したプレミアレポ
でも書いてたけど)が行われることを知り、迷った末
なんとか第二回目上映チケットを入手し駆けつけてしまいましたよ、
『硫黄島からの手紙』初日舞台挨拶。爆

通常邦画の初日舞台挨拶は座席指定ではなく先着順なので
「前夜京都から夜行バスで東京に向かい7時前から劇場前に並ぶコース」(爆)
なのですが、今回は事前にネットでチケット購入制だったので庵友達の
ハルカさんに手配をお願いして第二回目の上映を拝見して参りましたw

8:57発 11:16着の新幹線で上京。出発前にめざましどようび生出演の謙さんを
リアルタイムで堪能することができましたw 数時間後にお会いする方が
生でテレビに映ってはるのを見るのは不思議な感じでしたわ。笑
丸の内ピカデリーで映画を観るのは初めてだけど、有楽町で降りて
謙さん出演映画の初日舞台挨拶を拝見するのは何度目だろうか・・・
ちなみにこの日も雨。やっぱり謙さん雨男確定。(プレミアや初日舞台挨拶など
イベント時に雨が多い謙さんであった・・・)

座席はハルカさんのお陰で二列目のB29。(座席番号が因縁めいてますが・・・汗)
一列目は全席空席だったので実質一列目も同然でしたw ハルカさんありがとー!!
ただ惜しかったのはB29 という席は舞台右手前2列目だったのですが、
舞台左手から皆さん登壇され、立ち位置も右から加瀬くん、二宮くん、
謙さん、伊原さんの順だったので謙さんが少し遠かったこと。後半にプロデューサー、
スティーブン・スピルバーグからのビデオレター上映された時も、謙さんが
舞台袖に掃けられたのは無論我々とは反対側の左手だったのでちょっと残念でした。
でもまん前にスピーカーがあって、謙さんの美声をもろに浴びることができたのは
幸せでしたけどね。苦笑

11:45 初日舞台挨拶開始 登壇順は舞台右手より

清水役 加瀬亮
西郷役 二宮和也
栗林中将役 渡辺謙
バロン西役 伊原剛志

舞台挨拶は謙さんから
  
謙さん:今日は本当に雨の中、お寒い中お越し頂きありがとうございます。
凄く大勢の若いお客様にいらして頂いてこの国もまだ捨てたもんじゃないな、
そんな風に思っています。僕たちはこの映画を誇りに思っています。
是非2時間20分、「楽しんで下さい」とは言えない映画かもしれませんが
「感じて」下さい。ありがとうございました。


かず4ツッコミ:雨男健在。ただネットでチケット購入制の初日舞台挨拶に
駆けつけるのは各キャストのファン、特に今回はジャニーズの二宮君ファンが多い
と思われますよ・・・笑 でもきっかけはどうあれ若い世代がこの映画を
見て、何か感じてくれればいいですよね。

二宮くん:本当にこんなたくさん皆さんお集まり頂きましてありがとうございます。
「この映画がやっと公開されるな」という気持ちが凄く強くてですね、
こんなにも長く一つの作品に関わることはなかったので、今本当にやっと
公開できて嬉しいな、という気持ちで一杯です。ですが、そういう「嬉しい」
感じの映画ではありませんので、どう受け止めればよいか戸惑う方もいらっしゃる
かもしれませんが、この映画の中のメッセージというのは非常に簡単なメッセージ
だと思います。それは今日来てくださった皆様が必ず受け止められるメッセージ
だと思いますので、ずっとスクリーンから目を離さずに2時間たっぷり味わって
頂きたいなと思います。ありがとうございます。


加瀬亮さん:本日はありがとうございます。未だに監督はじめこのスタッフと共演者  
の中に自分がいるのを不思議に思っています。こんな大きな企画に参加させて
頂いて本当に多くのことを僕は学びました。きっと何か感じて頂ける映画になっている
と信じています。楽しんで見て行って下さい。よろしくお願いします。


かず4ツッコミ:『硫黄島』プレミアの時もお母様に翌日指摘されたことを言及
されてましたが、やはりスピーチ苦手でらっしゃるのねー(苦笑)という印象でした。
まぁ一連のこの映画プロモ行脚で色々学ばれたとは思うのですが・・・
各インタビューなど見ていて思ったのが、二宮くんとの関係が劇中に近いというか
二宮くんの方が年下なのにしっかりしていて、リードしていた印象が・・・
謙さんも二宮君も”「楽しんで下さい」とは言えない”とか”「嬉しい」感じの
映画ではない”って仰ってるのに思わず”楽しんで下さい”と言ってしまう加瀬さん・・・
これからも頑張って下さい!!笑

伊原さん:今日は本当に皆様ありがとうございます。この映画を撮っている時に
スタッフ含め僕たちはずっとこの映画が日本で公開されたときにまず日本の皆様に
ちゃんと理解してもらえる映画にしたいなという一心で作って参りました。そして
今日この日を迎えることができて僕は幸せです。この映画はこれからアメリカ、
そして世界で公開されます。まずその前に皆様に見て頂いて、皆様のまた大きな力を
借りてこの映画を本当に世界の皆様に見て頂きたい。本当にそう思います。
よろしくお願い致します。


ここでプロデューサーのスティーブンスピルバーグ氏よりビデオメッセージ。
中央のスクリーンに映されたので壇上の四人は二人ずつ舞台端に下がられる。
(ぐあぁ 立ち位置逆だったらなぁ・・・)

スティーブン・スピルバーグ:
こんにちは。クリントイーストウッド監督作品『硫黄島からの手紙』のプロデューサー
スティーブン・スピルバーグです。クリントやロバート・ロレンツと、この『硫黄島からの手紙』と
『父親たちの星条旗』という二部作を製作できて非常に嬉しく思います。第二次世界大戦
について深く知るにつれ、あの時代に生きた人々の物語に胸を打たれます。
『硫黄島からの手紙』は荒涼としたあの島での激戦を日本兵の視点から語っています。
彼らの思いや希望、そして願いを世界に伝えようとしているのです。この二部作は、あの島で
散った双方の兵士たちに敬意を捧げるものです。これは61年かけて明らかにされた物語です。
私もこの作品に参加できたことをとても誇りに思っています。まもなく皆さんのもとに
硫黄島から手紙が届きます。皆さんはどう感じられるのでしょうか?


かず4ツッコミ:てっきりビデオレターはクリントの映像かと思ったのですが
スピルバーグのコメントはこれまで見たことがなかったので貴重でしたね。
個人的には『AI』とか『プライベートライアン』とかスピルバーグ作品は苦手な私ですが
今回のクリントイーストウッド監督との作品『硫黄島からの手紙』(『父親たちの星条旗』も)
は非常に素晴らしい作品でよかったです!ありがとう!スティーブン!!

そして出演者を代表して謙さんから最後に一言。
今スティーブン・スピルバーグ氏も話していましたが、僕たちが一通の手紙を硫黄島から頂いた
ような気がしています。それを僕ら出演者、アメリカのスタッフ、クリント、皆で一生懸命その封を
開けて手紙に書いてある内容を一生懸命読み込んだ、その結果がこの映画です。
最初この映画は"Red Sun, Black Sand" というタイトルでした。『赤い太陽、黒い砂』 
非常に響きはいいタイトルだったんですが、『硫黄島からの手紙』というタイトルに変えないかと
相談された時に この映画の意味が凄く大きく関わっているんだなと思いました。
本当に僕たちはたくさんの生存者からどんなことがあったのか聞きたくても聞けませんでした。
それだけ多くの方々がこの島で亡くなっています。ですから僕たちは手紙から何かを想像すること
しかできませんでした。ですからこの映画はやっぱり『硫黄島からの手紙』というタイトル
になるべくしてなったんだと思います。僕たちが一生懸命読み込んだ手紙を
皆さんに今日やっとお届けできます。皆さんがこの手紙で何かもし感じて頂けたら誰かにもう一度
その手紙を渡して頂ければ、と思います。本日は本当にありがとうございました!


舞台挨拶を終え、退場される出演者の皆さんは謙さんだけでなくお一人ずつ深々とお辞儀して
去っていかれました。ファンの欲目かもしれませんが、謙さんは邦画でもハリウッド作品でも
どの作品でも舞台挨拶後退場される折、深々とお辞儀されるのですが、今回プレミア含め
各地方での試写会などでも謙さんがされるのを見て揃って皆さんもされるようになられたのでは
ないのかなあと勝手に思っています。(他のキャストファンの皆様ごめんなさい)

今回は公私共に超多忙で経済的にも断念しようかと思っていたのですが、また
メディアで会いたくても会えない、来るべき「渡辺謙氷河期」を考え、勢いつけて
参戦することに致しました。苦笑 迷ったけれど参加してよかったと思います。
第一回目上映だとプレス写真とかもあったのでしょうが
見切れ嫌いのかず4的には第二回目はカメラもなかったのもよかったです。苦笑

しかし映画の途中、退席された方が何名かいらしたのですよね。出演者の舞台挨拶見たさに来た
けれどグロテスクなシーンに耐えられなくなられたのかしら・・・?それだとまだいいのですが
初日舞台挨拶直後見かけたブログでは、出演者の舞台挨拶見たさに二回分のチケットを
おさえ、「二回目は寝たから大丈夫」と間違ったこと仰っていたファンの方もいらしたとか・・・泣
本当に熱狂的なファンで初日舞台挨拶を二回見たい、という方もいらっしゃるでしょう。
でもチケットを二枚ゲットできたのなら、二回ともしっかり受け止めて見ないと
応援している方も喜んで下さらないだろうし、何より硫黄島で亡くなったたくさんの魂に
失礼なのではないかなと思いました。
(正確には私が見かけたブログの方もそういう発言されたファンに対して私と同じ意見を
持ってらっしゃいました。)

私は他の映画ならリピートして見るかもしれないけれど、『硫黄島』は生半可に
謙さん見たさにリピートなんてできないです(と言いながらプレミアと初日舞台挨拶の二回見てますが)。
そして人に勧める時も「この映画面白いから見て~♪」と安直には勧めるのではなく
「面白いという作品ではないけれど、一度見ておいた方がいい作品だと思う。」というくらいの
重々しさが伴う作品だと思います。
『ラスサム』の時は私も含めて(苦笑)リピーターによるカウントが何%かあったんじゃないかと思うのですが
『硫黄島』はリピートするには恐れ多い作品だし、延べ人数ではなく一人でも多くの方に見て頂いている
んじゃないかと私は思っています。今後も一人でも多くの方に見て頂きたい映画ですね。

上映後、エンドロールで拍手して劇場を後にしました。リピートを勧めるような
映画ではないけれど、私は二回目の方が泣けたんですけどね。
作品の見聞録はまた後日・・・とりあえず未見の方は是非ご覧になって
クリントと謙さんたちのメッセージ、しかと受け止めて下さい。

『明日の記憶』見聞録

2006-07-02 23:14:14 | 渡辺謙映画
うわー公私ともに忙しすぎてHPもブログも更新しなさすぎ。汗
まだ『誰?WHO AM I?』着手できていないんですが(爆)そろそろ
『明日の記憶』見聞録第一弾(?)でも投稿しようかと。
『誰?』読んだり、もう一度映画見たりしたらまた追って書くかもしれませぬ。
(てなわけでこれよりネタバレご用心!)

まず原作を先に読みましたが、原作を読んだ時は泣きはしなかったですね。
泣くことだけが評価ではないのですが、映画を見る前に心配だったのが
ぶっちゃけ「感動作」とか「涙」とかキャッチコピーからして「泣かせます!」
的作り方をしているんじゃないかということでした。(謙さんごめんなさい)

でも実際見てみると全然そんないやらしい意図は感じられなかったし、私も
そんな見方をしなかった。(実は謙さんファンとしては非難されること必至
かもしれないけど)あの『壬生義士伝』見ても落涙できなかった私(苦笑)
ですら、今回の『明日の記憶』は何回泣いたのかというくらい泣きましたよ、ええ。
原作の大筋を残してあって、脚色もそのカラーを損なうものではなかったので
映画オリジナルシーンがあっても全然気にならず違和感がなかったです。
いや、「青は藍より出でし・・・」ではないけど良い意味で原作以上の作品に
なっていたのではないかと思います。

正直、映画化の報を知った時、東映で堤監督と聞いて「え、大丈夫かな?」と
思ってしまったんです。東映さんたら謙さんをご贔屓にして下さるのは嬉しい
けど近年の作品にあまり満足していなかったので。(毒)
また『IWGP』とか『TRICK』とか堤監督の作品は大好きだけど作品のカラーと
違いすぎるのでは?!とも。でもよく考えると、小ネタ満載作品の中でも
要所要所で人間を描いてらした気はするし、完成作の出来を見ると
堤監督を推薦された謙さんの観察眼は間違っていなかったんですねぇ。

この作品山場が数箇所あったと思うのですが、個人的に涙腺が決壊(笑)したのは
5箇所。
まずミッチー屋上説得シーン。
香川さんが電話で主人公を励ますシーン(零年時のリベンジ万歳!)。
主人公退職シーン。
娘の結婚式シーン。
そしてラストシーン。

ミッチー、あの屋上シーンの後謙さんからハグされたそうですが納得w
あの病院での検査シーン。謙さんと一緒に映画見ながら自分も脳内で
検査に挑み、ドキドキしていた観客は私だけではあるまい。爆
っていうか三つ四つの数字を逆から言うテスト、自分が自信なくて
佐伯@謙さんスゴイ!と感心してたのは私だけっすか?汗
もっと涙腺弱まってたら、あの屋上シーン後階段での佐伯夫妻シーン
にも一票を投じるところでしょうが、私的にはやはりミッチー説得シーン。
自らも苦悩しつつ治療にあたる青年医師ミッチーに好感。ただそのシーン
以降出演シーンがなかったのが残念だったなぁ。

香川さん、上手い役者さんなので、昨今お見かけする度注目してしまいますが
やはり謙さんファンとしては『北の零年』で共演とはいえ、あまり関係が
よろしくなかったので(苦笑)今回の友好関係嬉しいっすw
クライアント(香川さん)に無理難題言われつつ、慕われる佐伯選手(謙さん)
という構図もよかったですが、何よりあの「ポジディブシンキングさー!」
という激励電話に号泣。香川さん御自身キャバレーシーンがお気に入りだった
ようですが、「またキャバレー行こうよ!」ってのは河村課長というか香川さん
の本音入ってたのかしら?爆
香川さんもミッチーも他のキャストの方もそうなんですが、映画パンフレット
見ると皆さん謙さんを賞賛というか謙さんエピソードをたくさん披露されていて
ファンとしては嬉しかったっすw

主人公退職シーン、というか前半のバリバリ仕事している佐伯さんのシーン
色々感慨深いところがあって好きなんですが、主人公退職シーンは何度見ても
泣けました。最後は閑職につかざるを得なかったとはいえいい部下に慕われ
見送られての退職を迎えられて、佐伯さん良かったですね・・・
水川あさみさんも最近注目の女優さん(『医龍』も見てました)。
私も職場で謙さんと同い年くらいの上司や、同僚に囲まれて仕事をしている
ので生野@水川あさみさんにとっての佐伯@謙さんってこんな感じかなぁと
思ってしまう。娘の結婚式衣装を見ての佐伯と生野のやりとりも父娘的でもあり
上司部下的でもあり、って感じで好きなシーンの一つ。
粟野@市川勇さんは「パーティーグッズの鼻メガネ似の人」ですが(爆)
見事な「鼻メガネっぷり」でしたね!(そんなの褒め言葉じゃないだろう)
そういえば何度か見たこの映画、堤監督ならではなのか、(堤監督的には
超控えめだとは思うけど)笑いどころもいくつかありましたがおそらく
本編第一発目の笑いどころであったであろう「鼻メガネ」。
(佐伯さんが粟野さんの名前を思い出せず「あの なんだっけ
パーティーグッズのお面みたいな・・・」と電話で言っていた直後のシーン
で鼻メガネそっくりの粟野@市川さんアップが写るというシーンのこと)
他にも名前と顔を忘れないようにつぶれたトマトとか馬面似顔絵を名刺に
描いてあるシーンとかも笑いどころだったんですが、見る回の観客層による
のか初日舞台挨拶や大阪出版記念イベントの方が笑いが少なかったような気が。
笑いのウケが良かったのは私が出席した中では、ほぼ日試写会とシンポジウム
試写会でしたね。
ハッ退職シーンネタから外れまくり。
そういえばあのシーンにカッキー@松村邦洋さんはいなかったなぁ。
松ちゃんが入るとお笑いシーンになっちゃうからかしら?(そんなこたぁないだろ)
松ちゃんのパンフコメントも期待通りで笑えました。>謙さんと同じく阪神ファン
で大河オタクなので謙さんに会えて感激系コメント
袴田くんの熱血部下っぷりも好感。佐伯部長を失脚させた園田@田辺誠一さん
に憤りをあらわにするところも上司を慕っているところが感じられてイイ。
前半の働く佐伯さんシーンが好きだっただけに認知症が進んだ退職後のある日
背広に着替えて水槽に「んじゃいってくるねー」と行って会社に行こうとする
姿もなんだか切なかったですよ・・・涙

娘の結婚式シーンについては、私、友達の結婚式の両親への手紙聞いても
泣いたくらいですが、また色々身につまされたりして号泣。
「結婚式では泣かないでよ?みっともない!」なんて言っていた娘自らが
当日には涙しているというのがイイ・・・公開後まもなく生番組に謙さんが
出演された時、フッキーも出演されて夢の父娘対談が実現してましたが
そこで仰ったあのシーンのエピソード
「泣く予定ではなかったのに勝手に涙が出た」と。だから「みっともない
から泣かないでよ?」と言っていた娘が泣くというシーンが余計リアルに見えた。
っていうかフッキー・・・『氷壁』では主人公の親友の妹(&主人公に想いを
寄せている)役をあんなに一途で可憐に演じていたのに今作では
ガサツに育った一人っ子っぷりがナイス。爆
しかも式で花束奪い取ったり、赤ん坊の命名の紙先に奪い取ったり
自分は休んで料理だか皿洗いだかさせたりして直也@坂口くんを
すっかり尻に敷いてるし。玄関に脱がれた靴も色々象徴してますよね。苦笑
坂口くんも、この映画では脇役かもしれないけど、適度な好青年役で
よかったです4。個人的にこの4月からのクールは『医龍』見ていて
思ったのですが、坂口くん本人はどちらかというと『こち三』とかの
いつも笑顔の好青年系かと思うのですが、朝田龍太郎くらい冷静で寡黙な男
の方がカッコイイし似合ってると思うっすよ!(って『明日の記憶』感想
とずれてるずれてる)
彼のシーンで忘れてはいけないのは、佐伯パパが娘に
「結婚式でみっともないから泣かないでよ?!」と言われて返した
「お前も結婚式にお腹大きいのはみっともないだろう!」。
それを聞いてのとっさに佐伯パパに謝るシーン。爆
この作品の数少ない笑いどころの一つでしたw

書き過ぎたのか重いので途中ですが第一弾はこれにて。
また続き書きます。

『明日の記憶』ブログ備忘録見聞録

2006-03-24 02:12:58 | 渡辺謙映画
今日はAERA English発売で、そちらの見聞録も書きたいところですが
『明日の記憶』ブログ備忘録で読み捨てならない投稿があったので
それについて書かせて下さい!(同じブログの繰り返しTBっていいのか
よくわかりませんけど・・・爆)てなわけで詳細は備忘録参照

ぐああああ~!謙さん、また京都ってらしたとは!!しかも去年自分の誕生月に!泣

(↑お約束)

謙さんが今回ご指導を仰がれたという澤村陶哉先生のお宅はこちらですね↓

http://www.chawanzaka.com/tosai/index.html

素人一見さんでも陶芸体験教室みたいなのはできないのだろうか・・・
可能なら「ああ、このろくろを謙さんが・・・」とか想いを馳せながら
陶芸体験してみたいものだが・・・(相変わらず動機が不純だろ、をい)

オーママさん、「渡辺さん」「渡辺謙さん」を連呼して下さってありがとうw
撮影の有無にかかわらず、陶芸されてる間、佐伯さん乗り移ってたのか
相変わらず役に打ち込まれる謙さんの姿を垣間見れて嬉しゅうございます。

ところで「初めてに近いという渡辺さん」とありますが、実はこの清水焼で
知られる五条坂近辺の友達の話では、『独眼竜政宗』後くらいに謙さんが
その子の友達の陶芸家さん宅を訪ねられたらしく、写真があったそうです。
「初めて」ではない陶芸経験の一つはその時のものではないかと推測されます。苦笑

恐るべし京都!!狭っ!!

っちゅーか、その友達ファンではないのに、当時下校時に謙さんご本人にも
遭遇したらしいっす。泣 その陶芸された日のことなのかどうかは不明ですが。
ってか、土地柄こういう謙さん目撃情報とかよく聞きますがその度地団太踏むかず4。
実はアメックスCMロケの話も友達経由で知ったけど行くに行けず「嗚呼、今頃・・・」
と涙のんで想いを馳せてたくらいですもん。泣

話がそれました。
WBCは日本の選手たちが世界で活躍することが、謙さんの世界での活躍のように
嬉しいということもあったけど、純粋に野球やスポーツ好きな謙さんも
楽しんでおられるんじゃないかなーと思いながら見てました。
イチローも謙さんも、世界で活躍する男たちはカッコイイのです。

てなわけで毎日更新される明日の記憶ブログ「備忘録」要チェックで砂!

新藤義孝議員メルマガ96号 映画『硫黄島からの手紙』

2006-03-21 19:01:59 | 渡辺謙映画
謙さんハリウッド初主演作『硫黄島からの手紙』決定!!

『ローレライ』『亡国のイージス』『男たちの大和』などなど邦画でも戦争映画
が製作されてきた昨今。ハリウッドの戦争映画はどこか勇敢さを賞賛したり美化
しているように思えて苦手ですが、日本の戦争映画って敗戦国のためか
戦いの中での男の勇ましさだけでなく苦悩や戦争のむなしさを訴えているものが
多いと思うので、そういう作品の中での謙さんも見たかったんですよ。
ハリウッド産なんだけどクリント・イーストウッド監督作品なら私の期待は
裏切られない気がするのですが・・・甘いかな?イーストウッド監督が石原都知事
を表敬訪問した時に言ったとされるコメント
「戦争映画というよりは、国、友情、そして家族の絆を掘り下げるヒューマンドラマ」
これを信じたい。

新藤義孝議員メルマガ96号 映画『硫黄島からの手紙』~祖父栗林大将のこと

それにしても新藤議員・・・謙さんについて熱く語って下さって嬉しい・・・
謙さんもそれだけ熱い男だったということなんだと思いますが。

・チェックその1「謙さんは、想像していた以上に謙虚で穏和な方」
・チェックその2 謙さんは「配役が決まってから、調べて読み漁」り、新藤議員の「話を聞きながら熱心にメモ」
・チェックその3 この映画のテーマの一つである、アメリカ人には不可解な「日本人の行動と心情」について

謙さん「ラスサムの時も、『人を守るために自分が犠牲になる』という武士道精神
は、騎士道精神を文化に持ったヨーロッパの人たちには理解してもらえたが、
アメリカ人にはなかなかわかってもらえなかった」と言う点は興味深いですね。
今回の『硫黄島からの手紙』で果たして理解してもらえるのでしょうか?

・チェックその4 対談から数日後、謙さんのたっての希望で長野市にある栗林家の墓にお墓参り。

謙さんのご遺族に対するお心遣い(流石気心の人・渡辺謙)と役に対する心意気に
新藤さんすっかり感心された模様。(Yes!!)
(掲載画像の会席画像、なんだかほのぼのしていて良い・・・謙さん寝癖?!)

それにしても謙さん配役が決まって文献・資料を読み漁られるとか、ご遺族に
会われたり、お墓参りされたり、謙さんらしいですね。今頃魂込めて演じられて
おられるであろう謙さんの栗林中将及び映画本編今から待ち遠しい限りです。

日米合同慰霊祭で新藤議員が遺族代表で述べられた追悼の言葉一部だけを読んでも
メッセージは伝わりますが、また映画公開までに「玉砕総指揮官の絵手紙」や、
「散るぞ悲しき」読もうと思います。

ラヂオの時間

2006-02-12 13:42:41 | 渡辺謙映画
三谷幸喜初の脚本・監督作品『ラヂオの時間』。せっかくDVD持っていたのに特典映像など見ていなかったので
今回の『THE有頂天ホテル』満員御礼二夜連続三谷作品放送に乗じてDVD制覇してみました。

最近本編のみの廉価版スタンダードエディションも出ているようですが、三谷ファンは絶対特典付DVDを見るべき!
音声だけで何バージョンあるんだ・・・笑(三谷監督コメンタリー、笑い声付音声、ラジオ弁天OA音声)隠しコマンドもあるし。
映画パンフも持ってますが、原作「運命の女」台本も掲載されていたり、三谷さんといい、堤幸彦監督といい、
面白い作品作る方ってパンフやDVD特典も凝ったもの作る人が多い気がする・・・w

それにしても驚いたのがメイキング映像。日本の番組ではなくて海外で製作された番組だそうで三谷さん英語で
インタビューに答えてるし!『ラスサム』後、謙さんが英語でインタビュー答えてるのも感慨深かったけど、三谷さんスゴイ!
(質疑応答多少用意されたのかしら?)
三谷さん授賞式スピーチ集とか映画祭出品模様とか貴重な映像や資料が盛りだくさん・・・
ある意味俳優ファンより三谷幸喜ファンのためのDVDといっても過言ではありますまい。苦笑

謙さんファンとして嬉しかったのが海外映画評集の中で「カウボーイハットをかぶったトラック運転手が
しばしば挿入され、『タンポポ』ファンも微笑ましく思うだろう」と書かれていたこと。お目が高い!

そうなんです。私の中では『タンポポ』『出発(たびだち)』『ラヂオの時間』は「謙さんトラック運転手出世三部作」
と位置づけています。笑(『タンポポ』では山崎努さんの若手相棒→
『出発』単独トラック運転手→『ラヂオの時間』熟練トラック運転手しかもベンツw)

本編そのものはラジオドラマ生放送中に出演タレントの我侭でどんどん筋書きが変わっていき、スタジオが奔走するドラマ、
ということでシチュエーション的には『THE有頂天ホテル』に近いかも。個人的にかず4は『みんなのいえ』や
『THE有頂天ホテル』の方が好きなんですが、国内外でも『ラヂオの時間』評価が高いんですよね。
『ラスサム』『バットマン・ビギンズ』『SAYURI』で増えた海外の謙さんファンでも見られる『ラスサム』以前の
謙さん出演日本映画として『タンポポ』の他に、『ラヂオの時間』も加えられるかもしれない。(『タンポポ』も海外では人気のはず。)

それぞれのキャラクターが魅力的なのは三谷さんならでは!最後のカーテンコール風登場人物紹介でビックリするような
人が出ててそれも笑える。佐藤B作さんとか宮本信子さんとか・・・
(そういや、ココも『タンポポ』リンク?さらに映画パンフに伊丹十三さんのコメントも寄せられてるのよね。)
かず4的ツボだったのは終始半笑いで(コメンタリーによるとこれは芝居ではなく隠し撮り?!だったみたいですがw)、
人に話を振っておいて全然人の話を聞かない堀ノ内役布施さん。EDの歌声も素晴らしくて耳に残ります!
あと台本を閉じた後の保坂アナウンサー@並木さん。キャラ変わってるし。爆
細川さんは相変わらずええ声なのにどこかオチャメですな。堂本剛くんとやってたロシナンテ着ぐるみを思い出してしまいました。
オチャメなシーンといえば梶原さんとの階段追いかけっこねw 
そしてとっさに言ったドナルド・マクドナルド・・・『ラヂオの時間』の英語タイトルになってます。爆 "Welcome back,Mr Mcdonald"

本編や主要キャストに対する感想は他の方のレビューに譲り、本題謙さん演じるトラック運転手・大貫雷太について。

出演交渉は謙さんが三谷さんとお寿司屋さんに行った時に二つ返事でOKされたとのこと。謙さんのシーンは全編に渡って
何箇所かありますが、一晩っつか数時間で撮影終了した模様。三谷さんは謙さんの後ろの席で演出されてて車酔いされたとか。
謙さんの衣装はTシャツにジーパン、値札付ブーツにカウボーイハット。全身が映るのはラストでラジオ放送局に
乗りつけるところのみで、8割以上左上半身のみの出演。(大笑)
トラックはベンツ。(これもラストシーンで確認可)観客は謙さんが頭上についてるラジオチューナーに手を伸ばそう
(ラジオ番組を変えるか切ろう)とする度「あぁ変えちゃダメ~!」と思うという・・・観客が感情移入しやすい役どころ。

運転席のジャラジャラしたキーホルダー類は謙さん案らしい。まず、ドリーム・キャッチャー、昔あった「100人に聞きました」
というクイズ番組が「トラック運転手の運転席にあるもの」で街で聞いたら上位にランクインしそうなくらい、あるある。
高速とかでお金すぐに払えるようにか、お札を挟んだものとか、ライターとか謙さん、小道具こだわってそうですよね。

確か『指名手配』でも見かけたと思うんだけど、Tシャツの袖まくったところにタバコ入れてますよね。これって男の人よく
するんですか?それともトラック運転手がよくしてるの?あとTシャツ半袖日焼けしてるのも役作りなんでしょうか?
それとラストでトラックから降りてきた時、結構ボテっとされてるんですけど、あの体型も?(殴)どなたか詳しい方回答求む!

その他大貫雷太@謙さん細かい芝居チェックポイント
・「犯罪都市シカゴ」という放送にカウボーイハットを深く被りなおす。
・ミネラルウォーターをしかめっつらで飲む。
・花火の効果音の時のリアクションが謙さんっぽい。
・カーテンコール風登場人物紹介シーンで謙さんカメラにシャウトする姿がキュートw

謙さんの号泣シーンで観客が感情移入。撮影数時間で済んでるのにオイシイ役らしい。
しかしあのわざとらしい号泣シーンは意図的なんでしょうけど、感情移入より滑稽さの方が大きかったような・・・爆
っつかあんだけ話変えられても最後にあんな単純に感動してくれる人がいるってことは「終わりよければ全てよし」なのか?
と思わないでもありませんが(苦笑)、コメンタリーでも仰ってたけど三谷さんも経験された、どんなに不本意でも
責任から逃れられないとか、仕事は成し遂げなければならないとかそういうことなんでしょうね。
この作品も一度目より二度目以降の方が楽しめる、そしてコメンタリーや特典映像を見た後で見ると更に面白い作品です。
未見の方は是非ご覧下さい。

ところで上映当時、映画のチラシを見た時、謙さんの名前はあれどどこに描かれているのかわからず、
一瞬並木史朗さんのアナウンサーのイラストを謙さんかと・・・そんな勘違いをした謙さんファンは私だけですか?汗
(結局謙さんのイラストはなかったわけですが。)