マタンゴとは！
１９６３年公開。ヨットで無人島に行き着いた人々が、飢餓に苛まれながら、一人また一人とマタンゴの誘惑に負けていく姿を描く。
あらすじ
都内のある書斎の一室で、健王が回想する。
「みんな私をチキンだと思ってるんです・・・。でも私はチキンじゃありません。」
「しかし私の話を聞いたら、あなたもまた私のことをチキンだと思うでしょうね・・・」
あれは２０１３年９月１４日の沼津ゴルフクラブ・・・
あっ！昨日か(@@;/！
健王の他、３人のクルーがカートで芝の大海原へ旅に出ました。
彼らは、芝の任侠師、サイボーグレディー、そして初号機・・・、
それなりにキャラの立った人達でした。
カートは途中雨に遭遇し、むせ返る湿気で眼鏡は曇り、汗は吹き出し、
ふかふかの芝の絨毯の上で次第に蝕まれていく体力・・・。
水分が尽き果て、クルーのスコアは次第に荒んでいきました。
しかし、しばらくしたある時、健王が深い森の中で禁断のキノコを見つけてしまう・・・。
高さ１５cm、直径10ｃｍ位の巨大なキノコ・・・
毒！って感じ満載の色と形・・・
ブログネタが無いときに、ミーボーちゃんからセミ食べてみる？って企画書が上がってきましたが、
この毒々しい模様はその非常識を遥かに超えてますよね？
あっ！そうそう！あらすじでした！
やがて彼らは、沼津ゴルフクラブの呪われたグリーンに、一人、また一人と・・・。
（本編）
健王の朝は早い。
ミーボーちゃんが待つ三島駅には８時３４分着の電車。
勿論、健王は５時半の出発だ！
今回は師匠様も電車でGO！だったため、途中の小田原駅で合流する予定でした。
しかし、プラットホームのどこを探しても師匠様は居ない・・・
はて？
さては面倒くさくなって姫姉様に送ってもらってるのかな・・・？
確かに秦野駅からは座って行ける確率が低いし、師匠様が立ったまま移動ってのも考えにくいしさ。
そうでなくても、おら！どけよ！って、朝からお店開きそうだし・・・
そんな一人電車移動の最中、函南駅でお客様と駅員のトラブルが発生！
何だか分からないけど、向うで怒鳴りあってる声が聞こえるじゃありませんか！
まさか師匠様居たの？！
健王は思いました。
今日はアイアン沢山持ってるから駅員さんが危ない(@@;/！
ってか、師匠様が捕まっちゃう！
慌ててプラットホームを見てみると、トッポいサラリーマンの兄ちゃんと駅員のバトル！
駅員：「あんたが退かないから、私は出られなかった！わざとでしょう！」
サラリーマン：「納得いかねぇよ！説明しろよ！」
この意味不明な会話の繰り返し・・・
いったい何の話(--;?
このくだらないバトルで電車が４分の遅延・・・
こんなバトル、東京の駅では２、３人の駅員がサッと現れて、１０秒たらずで駆逐するところ・・・
平和な静岡県では大事件だったのでしょう・・・
こんな口論だけで電車が４分も止まるとは・・・
東京では考えられない和さです。
で、三島駅に着くと、肝心の出口聞いとくの忘れてたもんで、慌ててミーボーちゃんに遭難通信！
テス、テス、テス、こちら健王、ミーボーちゃんどうぞ！？オーバー！
と、そこで背後から師匠様がワァー(▼▼！！って・・・
振り返るとそこには一人で超受けてる師匠様の姿が・・・
ひょっとして、これやりたくて隠れてたのかなぁ・・・？
関西人なら驚くフリして痙攣とかしてみせるんでしょうが、私、東京長いしねぇ・・・
驚くタイミングもズレてしまったことだし、丁寧な挨拶で切り抜ける健王。
確かこのお方、大きな会社の重役さんだったような・・・(￣ー￣;)？
まっ、ゴルフだし、いっか！？
さぁ！やってきました沼津ゴルフクラブさん！
どうやらここは初めて行くゴルフ場だったみたいです。
２００Yカッ飛ばせるレンジがあって、２５０Y以上飛ばす人はドライバー厳禁なんだって！
普段はつまんねぇレンジ！って渋々アイアンを振るところですが、
こっちは先週からドライバー飛ばない病に掛かっちゃって、２００Yも危うい状態！
急遽ある秘策をぶっつけ本番で試さなければならない背水の陣ときたもんだ！
で、師匠様とミーボーちゃんがビール呑みに行ってる間に試したその秘策とは！
テンフィンガーグリップ！
そう！あの一時代を築いたハンマー打法の流れをくむハイブリット打法！
私は気づいたのです。
普通のスイングで治らないなら、いっそパワーでねじ伏せてしまえと！
それに、下半身始動のスイングが身についた今、テンフィンガーこそが最強ではないのかと！
どうせ飛ばなくなったスイングにしがみ付いて、つまらないゴルフをするよりは、
飛べば官軍！曲がれば賊軍！
地を這う屈辱にまみれるくらいなら、隅田川の花火のように大輪の花を咲かせて鮮やかに散るが漢というもの！
とにかく、飛べない健王に見るべき価値は全くありません。
たとえ曲がっても、誰よりも飛んでるという事実こそがとっても大事！
何故なら、それが芝のカブキもの、健王なのだから！
しかし、私の発想の転換は的中しました！
いきなり正面ネットを超えて飛んでいく艦砲射撃一閃！
慌ててドライバーをしまい込む健王！
やってもうた！
あの先がコースだったらえらい事じゃ(@@;/！
２、３人のゴルファーがこっち見てるけど、知らんぷり知らんぷり！
ここで目を合わせたら顔を覚えられてしまいますがな！
武闘派の師匠様が捕まる前に、平和の使者健王が捕まったら、全国のよい子の小学生１００人が悲しむに違いないですとも！
しかし、なぜテンフィンガーに変えただけで、ボールが別次元の飛び方をするのかが分かりません。
過去を振り返るとテンフィンガーで飛ばなくなったからオーバーラッピングに変えたんですけどねぇ。
まさか、１年にも及ぶオーバーラッピング修行が、ハイブリッドハンマー打法にさらなる磨きを？
ひょっとしたら、こちらで飛ばなくなったら、今度はこちらで飛ばすといった特異な技術が身についたのかも？
つまり、この二刀流には賞味期限があって、上手く使い分けていけば、今後飛ばない健王は存在しない・・・？
うんうん・・・
あっ！マタンゴだった！
そう！
沼津の呪い、キノコの怨念、健王一行の悪夢の話でした！
今も思い出すだけで身の毛もよだつ大参事・・・
あれはランチでおろしトンカツ定食を注文した時ですよ。
ゴルフ雑誌に豚肉と大根おろしは最強だって書いてあったですよ！
ならば、おろしトンカツ定食でしょ？
はて(--;?
目の前に現れたのは緑の丸い物体！
ひょっとして、これサラダ？
だったらシーザーサラダが好きなんだけど・・・
真上から見ると、さっきの灰色のキノコが今度は緑になって襲ってきたような・・・
恐るべしマタンゴの呪い！
何だこの緑の量は！バイキングじゃないのに食べきれない・・・
ミーボーちゃんの奇声にも似た笑い声が耳の中に響き渡る・・・
苦しい・・・
このままではバックナインまでやられてしまう・・・
え(--;?
あっ！そうそう、フロントナインやられちゃったぁ～
へへっ！５７だったかなぁ・・・？
まっ、そんな小さいことはどうでもいいですよ！
それより、このマタンゴの呪いは夜まで続きました・・・
え(--;?
あっ！そうそう、バックナインもやられちゃったんだよねぇ～
へへっ！５３だったかなぁ・・・？
まっ、ゴルフはスコアじゃありませんよ。
ええ、飛距離ですとも！
くだらない？
じゃ、本編に戻りますか！
え？もっとくだらない(--;?
どの口が言うか！この口か(￣皿￣；！
これだから素人は御しがたい・・・
もっと自分に素直になろうぜ～(・∀・)∩！
で、宴会の後に、何かに取り憑かれたように町を徘徊しはじめる健王一行・・・
あっ、何故かそこにオカズさんも居る！
幻覚か(@@;/？
・・・
そう言えば宴会では居るはずもないヤマさんまでが頻繁に登場してたような・・・？
何かハセちゃんがヤマさん可愛いってお気に入りだったような・・・？
で、宴会でミーボーちゃんが言うですよ。
沼津にはもっと旨いものがこの先にあるんですよ～って、
あの奇声にも似た笑い声につられて暗い夜道を延々と歩かされたその先に待っていたものは！
今度は白い丸い物体が！
あぁ・・・苦しい・・・
このままここに居たら全滅してしまう！
正気を保つため、隠れて辛子明太子ハーフをオーダーする師匠様！
あっ！師匠様！それ、フライング・・・
ゲット(▼▼！
意識を失う直前、私と師匠様は辛子明太子ハーフの刺激に助けられ、電車に乗り込んでいたのでした・・・
気が付いたら、一人多摩センターの駅前の広場に打ち上げられていた健王・・・
途中、小田原の駅で師匠様がマタンゴ～！って、いや、またね～！とか言ってたような・・・
その後、師匠様がどうなったかは知る由もありません・・・
これが健王が遭遇した沼津の呪い・・・マタンゴ伝説・・・
あっ！
ゴルフ！ゴルフ！
何だっけ？
うん！メチャクチャ飛んだよ！
飛距離じゃハセちゃんに負けなかったからね！こことっても大事！
これに全てを賭けてからさ！
何を隠そう！今回のテーマはハセちゃんとの空中戦だったからさ！
静岡の制空権さえ取ってしまえばさ、地上戦は師匠様とかじんさんが何とかしてくれるしさ、
テッちゃんまで来たらもう無敵じゃん？
え？何のスポーツかって？
ほら、空中の部、地上の部を合わせた総力戦ってやつ？
これ新ジャンルって言うのかな？
プロの世界でもツアープロとドラコンプロのコラボがあっても面白いよね！
緻密なマネージメントに格闘技がミックスされたようなワクワク感って言うの？
かつてのプロレス全盛期みたいな社会現象が起きるかも？
え？
飛ばし以外でハセちゃんに勝てたかって？
勝てる訳無えじゃん！プンプン！
聞くんじゃねぇっつうの！
何で夢のワンダーランドから、いきなりブレンバスターでコンクリートに叩き落とすかな？
でも、今回の健王、手ごたえのあるショットも多かったし、全体的には満足してますよ。
アプローチも上手く行ってて、セカンドでトップとザックリとシャンクが１回づつあったんだけどさ、
それぞれ２回目は綺麗に修正出来てたしね。
途中でカート直撃とか、アゴが高くて抉れてるバンカーで自打球当てちゃうアクシデントがあったりして、
余計なバツが３打も発生しちゃったけどさ、
これはヤバいと思いつつも無理した自分が悪いんだしね。
後で思ったけどさ、アゴの高いバンカーなんて、上手くいっても出すだけなんだし、
グリーン狙わないで後方に下がってれば、
たとえそれが得意なホームランでも、逆に得意な１００Y辺りが残る訳だしさ、
まさかティーグランドまでは戻らないでしょ？
楽に同じ１打ロスで済んでたかもしれないんだよねぇ・・・
実戦で後退するって勇気より、終わっちゃうかもしれない無謀な前進に掛けるゴルファー心理って、
笑っちゃうほど不思議ですよね。本人は必死なんですけどねぇ。
これがラウンドレッスンだったら、プロは後方に下がる技術を教えてるんでしょうね。
こりゃ完全に経験不足が露呈した一幕でしたがな。
そうそう、何か知らないけど、パターがカップに寄らなかったんだよね～！
だって師匠様のパットだってカップ間際でクルンって曲がるんだぜ？
カップに蹴られてるんじゃなくて、その直前に空間が曲がるみたいな？
マタンゴだよ、マタンゴ！キノコの呪い！
絶対カップの周りにキノコ生えてたって思うんだよね。小さいやつがさ。
スコア？
・・・はて(--;?
何の話ですかな？
王のスコアに一片の曇り無し！
１１０！
そこだけは外しませんですよ・・・ええ。
追伸
今回のミーボーちゃんプレゼンツ、朝から晩まで大笑いの連続で超楽しかったです。
師匠様のつま先上がりの深いラフの斜面から狭い花道に落とす芸術的なショットやラインを読み切った超ロングパットも見れたし、
ハセちゃんのアプローチも相変わらず綺麗で上手かったし、やっぱ普通の男より遥かに飛ぶわ！
ミーボーちゃんのドライバーがメチャクチャ安定してたのも驚きでしたし、
まさかミーボーちゃんからパター講義を承るとは青天の霹靂でしたよ。
お前が言うな！って感じ（笑）。
だったら私もアプローチ語っちゃうぞ！？
それこそ何のスポーツ？って言われそうだけどね。
そうそう！宴会ではマジでオカズちゃんが駆けつけてくれて、笑った笑った！
この人、会うたんびにギャグ力がアップしてるから、次もお会いするのがとっても楽しみですよ。
話では１００が切れたって！
このお方、眉毛がキリッとしてるから、とっくに１００なんか切れてるとばかり思ってましたがな！
まっ、眉毛は関係ないけどさ、旬なうちにおめでとうの乾杯が出来てツイていましたがな。
１００切りはゴルファーにとって特別ですからね。
久々の電車で往復６時間の長旅、体力的に帰りが少々キツかったけど、とっても充実した１日でした。
沼津ゴルフクラブはとっても綺麗でグリーンが難しいコースでした。
またラウンドの次の日がお休みだったら、是非リベンジさせてもらいたいものです。