
一昨日、両国の江戸東京博物館で開催されている「手塚治虫展」を見に行って来ました。
これまでも「手塚治虫展」という名前の展覧会には何度か行った事がありまして、これで3~4回目ぐらいでしょうか。過去に見た事がある展示物もあれば、初めて見る物もありました。
展示物は、生原稿が中心ですが、アトムが寝ていたり、ブラックジャックの名シーンが床や天井までコラージュされた場所があったり、火の鳥の部屋があったりして、レイアウトは凝っていたと思います。
子供の頃に初めて描いたマンガから、絶筆になった最後の原稿まで展示してありましたが、やはり生原稿の迫力や繊細さには圧倒され、またジーンと感動いたします。
嬉しかったのは「がちゃぼい一代記」「奇子」「マコとルミとチイ」「すきっ腹のブルース」など、少しマイナーですが僕が大好きな作品の生原稿も展示されていた事です。
印象に残ったのは、現役のアニメーターなどマンガに関わっていると思われる人たちも見に来ていた事で、数ある絵コンテなどを見ながら、これはどうやって画面をパンしたのだろうかとか、制作内容の具体的な事を仲間たちと話しながら見ているグループを何組か見かけました。
1時間ぐらいあれば見られるかな、と思って行ったのですけど、いつの間にか2時間以上が経過し、とうとう閉館案内の放送が流れました。じっくり見ていると、あっという間に時間が過ぎますので、余裕を持って行った方が良いと思いますが、2時間ちょっとでも堪能できました。
最後のコーナーに展示されている、ゆかりのある人たちの手塚先生に対するエピソードがとても面白いので、読む人が多く少々混雑しておりますが、必ず全部読んだ方が良いです(エピソードにある実物も展示されています)。
6月21日まで開催されているそうです。
次は僕の大好きな「雨降り小僧」「るんは風の中」「ゴッドファーザーの息子」「四谷怪談」「ばるぼら」などの原稿も展示していただきたいです。
関連文章です:
「プレミアム10/手塚治虫 漫画 音楽 そして人生」
「夢追い人~“トキワ荘”の巨人たち~」
「手塚治虫創作の秘密」
「ユニクロの手塚治虫Tシャツ」
「手塚治虫全集/手塚治虫」