明後日(1月25日)は、僕の45歳の誕生日でありまして、彼女に「プレゼントは何がいい?」と聞かれましたので「オバQ!」と即答したのですけど、その結果、注文されていた「オバケのQ太郎」の第1巻と第2巻が本日届きました。
オバケのQ太郎は、僕が子供の頃にテレビまんがでもやっていて、大好きでいつも見ておりましたし、マンガ本も買い揃えて熱狂的に読んでおりました。僕はマンガを描くのも大好きで、オバQも得意で、良く描いて楽しんでいました。家には主題歌や「オバQ音頭」のレコードもありました。
しかし残念ながら、マンガ本は20数年の間、絶版になっておりましたので、家に数冊だけ残ったボロボロのオバケのQ太郎を読むしかありませんでした。
ところが去年から「藤子・F・不二雄大全集」が刊行される事になり、無事にオバケのQ太郎も順次発売され始めたのです。しかも、僕の子供の頃には未収録だった話まで、全部収録されるのです。
そんなわけで、本日届いたオバQを読みました。
愛蔵版ですので、ページ数も多く、なかなか分厚くて嬉しくなります。
僕が子供の頃に読んでいた初期のオバQは、選り抜きされたコミックスでしたので、初めて読む話も結構多く、とても新鮮に楽しみました。
この時期は、作者が「藤子不二雄とスタジオ・ゼロ」名義で、藤子・F・不二雄先生、藤子不二雄A先生はもちろん、石ノ森章太郎先生もキャラクターをたくさん描いており、赤塚不二夫先生が背景を描く事もあったらしいです。
赤塚先生のキャラクターであるチビ太がチラッと出てきたり、イヤミがシェーをしていたりしていて、なかなか楽しいです。
クレイジー・キャッツのネタも色々出てきて、第1話目の「いいたかないけどめんどうみたよ」というQちゃんのセリフは、後にクレイジー・キャッツの「めんどうみたョ」を聴いた時に「ああ、オバQのあのセリフは、この歌が元ネタだったのか」と気が付きました。
その他にも「学生節」の歌詞を変えたセリフや「植木ヒトシ」という名前が出てきたりなど、クレイジーファンの僕はすっかり嬉しくなりました(「学生節」はウルトラマンAにも出てきた事があります)。
昔は当たり前だった差別的表現は修正してあるようですが、これは今の時代では仕方のない事なのでしょう。「バケ食いオバケ」が出てくる回も、収録される事を望みます(これは現在でも昔のコミックスを所有しておりますが)。
現在は第3巻まで出ていて、今月4巻も発売されるようですので、全部集めようと思っております。
オバQはいいですねえ。大事にいたします。
オバケのQ太郎関連の文章です:
「
夢追い人~“トキワ荘”の巨人たち~」
「
これ、オバQ?」
「
音頭は日本のDance Music! 日本の夏/オムニバス」
「
訃報:初代オバQの声優さん」
「
オバQ音頭、オバケのQ太郎/テレビまんがヒットシリーズ」