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京都 出会い旅~⑨ 夜の部
夜は奏でナイト!
3月28日&29日の両日、宿ではミニコンサートが行われました。
オカリナ演奏グループの方々や琴のお師匠さんとの出会いはもちろんのこと
連夜に渡り、癒しの調べに酔いしれることができ素敵な旅の想い出となりました。
28日の夜はオカリナコンサートがありました。
春休み中とあって、子ども達の多い今夜は「崖の上のポニョ」など、
子供も楽しめる曲目も演奏してくれました。
オカリナアンサンブル ラベンダーズ
結成3年のオカリナグループ。クラシック、ポピュラーソング、唱歌、民謡等、豊富なレパートリーがあり、各地で月1回程度のコンサートを行っている。
・「さくら 大変奏バージョン15分」
・猫踏んじゃった
・エリーゼのために
・風
・森山直太郎のさくら
・荒城の月+ピアノ付き・・・圧巻であった!
こちらは、ポラーリスの方々。
男性一人と女性3人組でキャリアはラベンダーズの先輩格。
・宗次郎の風知草・・・気持ちよくなる/遠くへ響く音/3連オカリナ
・春の小川
・コブクロの蕾(つぼみ)
・燕になりたい・・・中国の曲:チェンミンが胡弓で演奏していた曲。
・アメージングブルース
・サンフランシスコ
最後は、2グループのジョイントコンサートで!
☆ふるさと
☆あの素晴らしい愛をもう一度
☆2曲とも、最後は会場全員の大合唱で盛り上がりました☆
コンサート終了後、使用したオカリナに触らせてもらいながら
短い時間でしたがお話ができました。
オカリナもいろいろな大きさのものがあるのを初めて知りました。
オカリナは、イタリアで150年位前に今の形になったそうです。
土でできているから、落とすと当然割れる。
冷えると結露して音がならなくなることもあるそうで、
今回のコンサートに使用したものも直前までカイロで温めていたそうです。
オカリナの柔らかく優しい音色、そしてその重なり合う
ハーモニーの美しさを知った夜なのでした。
お馴染みの曲でも、オカリナの音色でかなりイメージが違いますが、
相対的に優しく素朴な感じがします。心地いい調べでした。
オカリナの魅力、いろいろあると思いますが、
人の顔がそれぞれ違うように、オカリナの好み、オカリナから奏でられる音も違う。
音も不安定で完璧なオカリナなんてない。
でも、吹く人によってめちゃくちゃ素晴らしい音がする!
だから皆さん、こんなにオカリナが好きになってしまったんでしょうね。
そういえば、トトロがオカリナを吹いていたのを知っていますか?
土から生まれた自然の音色、だからオカリナの音色は、心に響くんだね。
さて、翌29日の夜は琴のコンサート!
ライトアップされた夜桜と琴の調べは、これ以上ないくらいの取り合わせで、
まさに“日本の春”といった感じでした。
お師匠さん、お二方。
「春をテーマに」した曲がずらり。
お馴染みの「さくら」。やはり昨夜のオカリナとはまた違った趣です。
「花」、低音と高音のコンビネーション。
中国からのお客様も来ているとのことで、中国の民謡も2曲入りました。
その中のひとつに「草原情歌」♪ がありました。
これは私でも知っています!
しかし、琴で奏でる「草原情歌」に驚きました。違和感ありません。
中国の方もにっこり。私もにっこり。皆さんもにっこり。。。
日中友好の架け橋となる一曲なのでした。
最後の曲は「荒城の月」
日本を代表する名曲中の名曲で、
琴の調べと相まって改めて新鮮な感動を覚えるのでした。
凛としたコンサートの後は、ふれあい体験コーナー!
折角の機会ですから、平安の時代から続く、雅な琴の音色を奏でてみませんか?
初めての方でも大丈夫です。堅苦しく考えず、
どうぞ気軽に伝統音楽に触れてみて下さい。
琴の前に座り、爪を付けて、先生が手取り足取り、教えてくださいました。
説明を聞くおば様も真剣です。
カモシカも生まれて初めて琴の演奏にチャレンジです!
少し斜に座って、 「さくら さくら」の曲を琴爪を指につけて優雅に・・・・♪
楽譜(半ばカンペ)があるので、見事にクリアー!
周りからの拍手にちょっと照れる。
しか~し、もっとうまい子がいた!
小学生の琴姫ちゃん!
琴爪をつけて準備完了。
先生に手取り足取りで教わります。
カモシカと違うのは、覚えが早い!
難しい技も会得した。
琴姫「できた~!」
師匠「まあ、素晴らしい。ようできましたな!」
温かな拍手が会場に響く。
京都の旅にまた想い出がひとつ増えた。
「京都 出会い旅~⑩」 に続く。
オカリナ、確かに自然を思い起こさせるような音色ですよね。琴の初演奏もいい体験でしたね。
ぶらり旅で、間近ですてきな音楽を楽しむことができ 心安らぐひと時でした。