カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

ジャンダルムへの道ー2A:早朝の奥穂

2007-08-29 | 山行記録

2007・8・25 2日目 核心部縦走の前に

        夜明けと奥穂山頂のパノラマ

 

未明の白出のコル。周囲はまだ暗いが常念岳後方の空が早くも朱色に染まり出す。

いよいよ今日は今回の山行のクライマックス、「ジャンダルム~天狗の頭~間ノ岳~西穂」の岩稜縦走だ。静寂の朝がはやる気持ちを鎮める。

 

ご来光を迎える。奥穂への登りの中腹でである。

しばし、足を止め厳粛な気持ちで東の空を見つめる。

 

 

太陽が昇り、山の1日が始まる。

 

縦走路を振り返れば、槍ヶ岳・北穂・涸沢岳がモルゲンロートに染まる。

 

前方にはジャンダルムが頂を朝日に輝かせて「さあ,来い!」 と立ちはだかる。

昨日も奥穂山頂は踏んでいるが、早朝の展望を味わい 目に焼き付けてから
ジャンダルムに向かうことにする。

 

槍ヶ岳に連なる縦走路。西鎌尾根の後方には左から、薬師、鷲羽、水晶、立山・剣、
針の木、白馬、鹿島槍などが一望できる。

 

反時計回りに目を転じれば黒部五郎~笠ヶ岳方面

 

ジャンダルムへの縦走路とジャンダルム、西穂、焼岳、乗鞍、御嶽山方面まで見通せる。

 

上高地、霞沢岳、焼岳、乗鞍、方面。

 

前穂~明神方面

 

山頂下の広場~吊り尾根~前穂

 

遠く、富士山と南アルプスが浮かぶ。

 

八ヶ岳も見えている。

 

太陽との位置関係で、シルエットで延びる常念山脈。

 

日が高く昇るとモルゲンロートのときとは異なり、岩肌が躍動的に輝く。

 

槍の右に白馬~鹿島槍、針の木などの名峰が軒を連ねる。

標高3190mの奥穂は、北アルプスの最高峰。360度の展望が楽しめる。

緊張を強いられる縦走路に入り込む前に、しばし至福の時を過ごした。

 

★「ジャンダルムへの道―2B:クライマックスに続く、。★

 

 

 

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
雲海に浮かぶ山々 (やまとそば)
2007-08-30 07:52:57
モルゲンロートに染まる岩稜も良いですが、朝の雲海の何とも言えない色合いも良いですね!やはり3000m級の山ならではの景色ですね!
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やまとそばさんへ (カモシカ)
2007-08-30 08:17:24
3,000m級の山からの景色は、非日常の爽快な世界ですね!
朝の雲海と岩稜の山、写真としてはこの雲があるとアクセントになるのですが、今年の山行に限っては雲がかかってくれません。
天気はいいので、山の自然に対してそこまでは贅沢な注文ですね。(笑
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