カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

涸沢カール~奥穂スペシャル (1)

2009-09-24 | 山行記録

2009・9・19   涸沢カール~奥穂スペシャル

   上高地~横尾~本谷橋、Sガレまでは、何回もこのブログに登場してますし

 皆様周知の所ですから、割愛します。  DJ版は、←クリックで。

 

 さて、今回の山行では横尾~涸沢間で とってもかわいい子が出迎えてくれました。

  小柄な子ですが、愛くるしい瞳で見つめられると もうメロメロでした~~。

  

                 その子の名は、 オコジョ

        

 イタチの仲間ですが、体調は15~33cmくらいしかありません。

 まだ夏毛の状態でしたが、冬場は真っ白になります。(尻尾の先だけは黒い)

  山でのこんな出会いにも とっても癒され 山行が想い出深いものとなるのです。

 

 シルバーウイークの連休は、夏の最盛期や涸沢の紅葉の時期に匹敵するか

 それ以上の入山者の数でした。スタートの朝はそれほどでもなかったですが、

 横尾からはわんさか人が増えました。

 (帰りの上高地は観光客も含めごった返していた:夏でもこんなにいないヨ~!)

 因って、横尾からはハイピッチでごぼう抜きの連続。

 さっさと稜線に出て、落着いた静かな山を楽しめました。その代わり、
 予定していたロングコースは取りやめにして、奥穂、前穂だけのショートコースに
 急遽変更したのでした。

  涸沢カールを目指す登山者

  雪渓手前での憩いのひと時

 

 しか~し、いい岩を見ると登りたくなる穂高大好きなヤマノボラー

  ヒュッテ/小屋分岐付近にて

  ヒュッテ直下 もうひと登り。。。

  ヒュッテのテラスにて

 

 テラスからは1日中見ていても飽きない絵葉書の風景のような涸沢カール

 カール内、草紅葉。 小屋上方は紅葉のはしりが。。。

 拙ブログ、9/5~6の穂高山行のときの涸沢カールと比較してみると

 季節の変化がよくわかります。

  

 もう少し眺めていたかったが、抜いてきた人たちが上がってきたので、

 山口さん、やっちゃん、yosikoさんなどヒュッテスタッフに挨拶したら出発だ。

 前日までの残りの雲もとれ、ピーカンな青空が広がる澄んだ快晴となる!

  お気に入りのカールの風景を正面にザイテングラート目指して登る。

 爽快である!  実に、爽快である!

 -1

 -2

 -4

 -5

 -6

 -7

 中央に張り出し尾根のザイテングラート

 -8

 涸沢槍と獅子岩がカッコいい

  左に、前穂北尾根

  右に、北穂方面

  ヒョウタンボク

 双子のような赤い実が青空の輝く。 
 夏は真っ白な小さな花が双子状態で咲いていたのに。。。 秋の深まりのサイン。

 トラバース道

 突き当りが、ザイテングラートの取り付きとなる。 力強い太陽の輝き。

 

 黄~黄金色の草紅葉と涸沢槍、獅子岩

  涸沢槍アップ

 毎回の北穂~涸沢槍への縦走コースでは、ハーフまで登ってから
 側壁を巻いている。 登ってよし、見てよしの涸沢槍である。

 

 ザイテンの基部

 

 ザイテン登りの中腹辺りから、涸沢カールを俯瞰する。

 

 白出のコル到着。 穂高岳山荘の脇が奥穂への取り付きだ。

 

 山荘裏からは、見事な雲海に浮かぶ笠ヶ岳

 

 飢えの写真の左には、雲海に浮かぶ白山の姿も!

  

 山荘オーナーの今田英雄さん。 今日も見回りに余念が無い。

 今田英雄さんは,穂高で最も早く山小屋をこの地に開いた今田重太郎さんの甥)

  

 『穂高に生きる』 今田重太郎 (読売新聞社)

 実にいい本である。興味深く、示唆に富んでいる。
 「重太郎新道」や「紀美子平」の由来など、そうだったんだという逸話が満載。
 他にも、登山道を命がけで整備する話や苦労して小屋を建てた話、
 水を引く話など、苦労話も。。。。 苦労を訴えているというよりは、
 安全に無事に山行してもらいたいという気持ちに溢れているのである。

 参考:
    前穂高の頂上直下に「紀美子平」という所がある。
    「平」と言うほどの平坦地ではないが,傾斜が緩く,多くの登山者はここに
    荷物を置いて前穂の山頂を往復する。
    紀美子平は,穂高岳山荘を開いた今田重太郎さんので,
    山荘のアイドルだった紀美子の名前をとって付けられた。
    紀美子は若くして他界し,紀美子の兄の英男氏が山荘の経営を継いでいる

 

 マナーの悪い登山者を一喝することもあり、決して媚びない今田さんだが、

 初心者には、優しい。 穂高が初めてという川戸ご夫妻に山のアドバイス。

 

 常に生き物のように動く雲に、 スケールの大きな雲海に感動の川戸さんたち。

  年季の入った背中が山を語る

  千晴ファンクラブ会員in奥穂:川戸ご夫妻

 日没~夕焼け~残照の大自然のショータイムで

 共に感動を分かち合った今日の山の仲間。

 

 奥穂(ジャンダルム)に映ゆる あかね雲♪

  

 静かに、そして ダイナミックな夕日の輝き!

 燃えながら、生き物の如くうごめく雲海!

 刻々とその色合いを変えていく荘厳な大自然のドラマ!

   もう 言葉は不要ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 日没

 残照 ↓

 

 

 

 

 

 

  山の1日のフィナーレとして 至福のひと時であった。

                 明日も快晴を約束してくれる夕焼けであった。

  

      今日も日が暮れ  家路辿れば

               想い出すのは   山と仲間

               山の歓び      教えてくれた

                   あの日の あの山  あの仲間♪

 

                 「奥穂スペシャル (2)」へ 続く

  

 

 

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シルバーウイークもまた穂高... | トップ | 奥穂スペシャル (2) »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オコジョ (おぐ)
2009-09-25 21:01:25
ぼくも前日に見ましたよ、同じ場所でかわいいやつ、その辺りを素早く動いていました。なかなか写真が撮れませんでした。おかげで随分そこにいました。
それにしてもカモシカさんの写真きれいですね、素晴らしい!あの日の雲海に沈む夕日見てましたよー幸せな気分でした。
返信する
いいですね~ (じも)
2009-09-25 23:17:27
うわぁ~
良いですね!!
素晴らしい景色に、息をのみました。
雲海バックの写真も何とも良い感じです。

穂高は、また数年後になるかもしれませんが
ほんと、よい山ですね。
返信する
雲海 (カルネ)
2009-09-26 19:45:47
オコジョ 可愛いね~^^
まだ本物を見たことがないので一度出会ってみたい!

雲海を見つめるご夫妻+オーナーの写真
とっても雰囲気がいいです!
こんな風景を見たら感動~って雰囲気が伝わってきます♪
返信する
Unknown (つばさ)
2009-09-27 11:57:08
またまた、槍穂ですか。いいですね。
雲海をバックに雰囲気のある写真、最高です。
夕日もばっちり取れていますね。
なんともいえない至福の時が流れていますね。
返信する
おぐさん ( カモシカ)
2009-09-28 00:03:36
おぐさんもオコジョとご対面でしたか!
かわいかったね!

>あの日の雲海に沈む夕日見てましたよー幸せな気分でした。
あれは最高でしたね! そうそう見られない山ならではのいい風景でしたね!
返信する
じもら~さん ( カモシカ)
2009-09-28 00:06:51
>素晴らしい景色に、息をのみました。
生で見たら、それはそれは圧巻でしたよ!

>雲海バックの写真も何とも良い感じです
この雲海も太陽と相まって、ダイナミックな広がりでした~!

今度、穂高で会いましょう。
返信する
カルネさん ( カモシカ)
2009-09-28 00:10:31
>オコジョ 可愛いね~^^
でしょ、でしょ!
ライチョウは腐るくらい出会うけど、オコジョはそんなにお出ましにならないし、小さくて、すばしっこいからね。

>雲海を見つめるご夫妻+オーナーの写真
流石、いい写真は逃しませんね!
被写体の人物も私も感動なのですが、出来上がった写真を見たら、また感動。。。
返信する
つばささん ( カモシカ)
2009-09-28 00:14:40
>またまた、槍穂ですか。
今回はシルバーウイークで、予想を上回る人出だったので、奥穂と前穂だけのショートです。
100名山ハンターではないので、自分の好きな山に何度でも登るのがカモシカ流です。笑

>雲海をバックに雰囲気のある写真、最高です。
ありがとうございます。でも、これも自然の力の雄大さあってのことです。
返信する

コメントを投稿

山行記録」カテゴリの最新記事