ツクモと大展望の八ヶ岳：第２日「阿弥陀」

２００７・６・１７　快晴の八ヶ岳山行

　本日のメイン　阿弥陀岳山頂にて　歓喜のジャンプ！！

　

　黎明の赤岳山頂から　本日のドラマが始まる

　

日の出前だが雲海を従えて静寂の中に立つ富士

　　４：２５日の出である

　　パーッと明るさが増していく

　　力強く東の空が染まる

　

日の出の瞬間、カメラの向きを変えて富士山を狙う。端麗な早朝の富士である。

　

モルゲンロートに染まる権現岳。後方の南アルプスも薄紅に染まっている。
山の朝でしか出会えないほんの一瞬の荘厳なドラマである。

　　赤岳山頂で撮影に粘る人たち

　　朝日が当たった阿弥陀岳。
久しぶりにその頂を踏みに行くぞ！山肌の輝きにワクワク感が高まる。

　

出発直前に空を見上げると秋ではないかと錯覚させるような雲が出ていた。

　

赤岳山頂から昨日歩いてきた硫黄、横岳の縦走路を振り返り見る。
奥には天狗岳、蓼科山も見える。高山の稜線漫歩は最高の贅沢である。

　

方向を変えて、本日向かう中岳、阿弥陀岳への輝く縦走路を見つめる。
素晴らしい天気のもと、気持ちよく歩いていけそうだ。

　　

スタート前にもう１枚！　　　　　眩い朝日に照らされて一足先に下っていく人

　

赤岳直下の急降下。岩屑のゴロゴロしたルンゼ状の岩稜を下る。

　　下降地点を見上げる

　　初心者の方はゆっくり下っている。

　　

岩はしっかりしているので見た目より簡単に下れる。

　　

文三郎道分岐へと降り立つ。前方に阿弥陀岳を捉える。

　　

テントを背負った学生のグループが赤岳へと登っていく。

　　

赤くザレた道を下ると中岳とのコルに出る。中岳は小さいが均整がとれて美しい。

　

中岳山頂から阿弥陀岳を望む。ボリューム感があって嫌がおうにも登高意欲が増す

　　阿弥陀への登り

　　この登りが大好きです！！

　

いいお天気と　３６０℃の大展望　静かな山頂　とくれば素直に感情表現しちゃいましょう！　　　　　　　　　カモシカ、歓喜のジャンプ！！

　　　　　　　　　　　　　全身で稜線の風を感じる！！

　　赤岳
　　（この左ラインには横岳・硫黄岳への稜線が続いている・・・）

　

権現岳である。阿弥陀からの展望でお気に入りはこの方向である。写真では収まりきれないが、権現岳の左に富士山、右に南アルプスを望むことができる。

　　

　農鳥・間ノ岳・北岳と甲斐駒、仙丈。

　

赤岳を真正面に眺めてみた。

　

　私にとっては日常目にしている富士山の姿だが、やはりその姿を見ると得した気分になる。普段、富士山を見ることのない方の感激はさぞ大きかろうと思う。

　

　写真は槍穂の部分だけだが、北アルプスが端から端まで全て一望できる！

　

　いつまでも眺めていたい３６０度の大展望だが、後ろ髪をひかれる思いで何度も何度も目に焼き付けながら、下りにかかる。

　

　行者小屋への下りで仰ぎ見たかっこいい大同心。

　

賑やかな行者小屋。ここの沢水は実にうまい。十分のどを潤して南沢を下る。

　　

　　

　　

　↑　美濃戸までの間に足元に咲いていたお花たち。↑

　　

　北沢・南沢が合流する登山口に帰りつく。ラウンド終了。

　　下山後、「もみの湯」でのバッタリ！！
　食う寝るさんとhiroさん、ぜいぜいさんとタッキー。
　殊に、食う寝るさんとは露天風呂の中でのバッタリであった。裸同士のバッタリとい　　　うのもそうあることではあるまい。

今回久しぶりにこのラウンドコースを歩いたが、素晴らしい展望とツクモグサ＜間もなく百花繚乱のお花畑に＞、アルペン的な岩稜歩きを満喫することができた。
加えて、稜線でのバッタリ、温泉でのバッタリがおまけに付きいっそう思いで深い佳き山行となった。　＜完＞