カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

入笠山スノーシューハイク

2009-12-27 | 山行記録

 2009・12・20

 

 入笠山スノーシューハイク

      新雪に恵まれて

                                   ダイジェスト版(問題編)

 

 本当は ↑ 八ヶ岳への雪山登山を狙っていたが、

 天気予報・天気図通りの雲のかかり方。天気は崩れ、既に稜線は
 台風並みの強風が吹き荒れているであろうとの思いで、
 こんな具合なら即こっちへ! と決めていた入笠山に向う。
 アイゼン・ピッケルの出番なし。

 RWで簡単に高度を稼ぎ、歩く距離もピクニック程度の山である。

 大半の人はスキー・スノボーをゲレンデで楽しむというのが主流だ。

 故に、過去数回来ている入笠山であるが、記事を書くのは省略していた。

 (雪の少ないことが多くて、、、、、)

 

 RWのゴンドラを降りると 目の前にはゲレンデが広がる。

 眼下の白い厚い雲の中に「八ヶ岳」がオールキャスト勢ぞろいでで~~んと見えて

 登山前にいい気分になれる場所なのであるが、その姿を隠していて残念。

 1枚目の写真から、1時間後の眺めである。 危険予知・危険回避で安全第一。

 

 ゲレンデの脇にハイキングコースの入口。

 

 ほんの少し歩いただけで ゲレンデの賑やかさから隔離される。

 温暖な地で生活するものにとっては、早くも非日常の風景が展開する!

 ↑ 視線を上に

 

 進行方向も 白い世界。  ↓ 足元は もっと感動的☆☆☆☆☆

 

 見よ!この新雪のふかふかのまっさらな道!

 踏み込むのがもったいないような気がするが、立ち止まってもいられない。

 

 スノーシューで歩くと 粉雪が舞い上がる!

 振り返れば、雪上には自分のつけたスノーシューのトレース跡にVIP感!

 

 青空と入笠湿原。  夏は各種の花が咲き乱れる。 特に、スズランがいい!

 

 アニマルトラッキング

 キツネ、ウサギ、カモシカの足跡を見つけながら歩くのも楽しい。

 

 雪化粧した山頂が目に入る。

 追いついてきた親子連れとお話を楽しんだり、写真を撮りっこしたり。。。

 

 青空と白銀の雪原!

 

 スノーシューでただ歩くだけ。 それだけで気持ちいい!

 アイゼン・ピッケルのハードな雪山も魅力なのであるが、
 やっぱりスノーシューも楽しい!

 

 入笠湿原を少し上った所から眺める。

  山彦荘

 

 山彦荘を過ぎて、遊歩道に入る。 樹林帯を抜けると

 

 お花畑に飛び出す。

 真っ白な雪原が目の前に広がる。

 だ~~れもいない。 閑かである。 上空に雲が広がり青空は消えていたが、

 感動の世界である!

 先ず、千晴に最初の一歩を譲る。そぉ~と雪の上に座らせてみる。

 

 まっさらな雪の上に埋もれる千晴!  ぱふっ!

 

 カモシカもこのパフパフ感を味わってみる。

 遠慮がちに小さく円を描いて歩いてみた。

 雪など滅多に降らない温暖な地で生活する者にとってこの感触は 感動!

 

 スノーシューで歩く。  パウダーが舞い上がる!

 例えるなら、シッカロール(天花粉)の中を歩く感覚。

 

 スノーシューの醍醐味ですね!

 

 貸し切りVIP

 

    定番の人型!  ストックまでくっきり!

 (この後、起き上がるのが大変なのよね~!)

 

 お花畑の後方の雲の中には八ヶ岳の山塊が大きく見える!(はず)

 各ピークを頭の中で映像化して、想像しながら眺めている。

  すると、後続の登山者に抜かれた。

 先を急ぎましょう。

 

 再び青空も加わり、美しい樹氷の森を左右に見ながら登山道を進む。

 

 

 

 岩場コースと迂回コースの分岐点。

 

 青空にきらめく樹氷に見とれてしまう。

 

 そのままクリスマスツリーに持ち帰りたいようなのもたくさんある。

 

 モンスターっぽい樹も。

 

 お化けのような手が。。。。。

 

 登山道にも雪がタップリ! こんなに気持ちよく登れた入笠山は初めて!

 

 雪上を自由自在に歩けるスノーシューですが、所々で埋まってしまう。

  また雲が広がり青空が消えたのは寂しいが、

 真っ白な世界が展開するのはそれはそれで乙なもの。

 

 入笠山山頂(1,955m)に飛び出す。 上空には分厚い雲。ほとんど展望なし。

 

 方位盤周辺は、風によって積もった雪が飛ばされている。

 

 本来なら八ヶ岳のオールキャストの峰と

 周辺360度の大展望の山頂なのである。 その点、今回は残念賞。

 

 

 

 ↑ 視点を近くに移せば、山頂周囲の雪景色は楽しめた。 ↓

 

 

 2,000m弱の山頂ですが、この日は結構寒かった。

 山頂の雪は凍りついてまるで薄い煎餅のよう。 歩くとぱりん、ぱりんと音がする。

 

 風も強く、山頂でランチタイムにする雰囲気ではなかった。

 

 出会った後続の登山者は、4~5分で下山していった。

 

 もったいないなぁ~、と思いながら後姿を見送る。

 私は、どうしょうもない強風時のみピークを少し下って風をやり過ごし

 トータルで1時間、山頂を楽しんだ。

 

 下山は、途中から裏登山道に入る。

 

 「首切清水」へ下る。

 

 この突き当たりは林道。

 

 真っ白な林道を独り行く。

 

 大阿原湿原を一回りして、

 

  またまた長い林道歩き。

 最終RWの時間が気になりだす。

 

 入笠湿原にたどり着く。 今までちらちら顔を見せていた青空も完全に雲に覆われ

 早く下山しろと言われている気がした。

 

 

 本格的なスノーシューコースとは言えないが、お手軽に楽しめる場所である。

 シーズン初の足慣らしとしては、結果的に良かったのかもしれない。

 

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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
aero surveyor (RN)
2009-12-27 10:12:02
おーい 二等三角点 入笠山 1955.10m 標石撮影して来ーい 点の記 描いて来ーい 富士山と八ヶ岳 観測して野帳に書いて来~い
積雪で駄目か… また夏にでも行ってこ~い
返信する
RNさん ( カモシカ)
2009-12-27 22:46:48
>野帳
プロフェッショナルな用語ですこと!

>また夏にでも行ってこ~い
そう致しましょう。
返信する
Unknown (つばさ)
2009-12-28 10:30:45
本当に晴れていれば、八ヶ岳の展望は、最高ですよね。カモシカさんには珍しく、天気がイマイチでしたが、雪がたっぷりで、スノーシューは存分に楽しめたようですね。私もスノーシュー行きたいな。
返信する
Unknown (カルネ)
2009-12-28 23:00:07
何度か山頂まで行ったことがあるけど・・・
お手軽にしてあの展望♪良いですよね~

まだ雪の季節には行ったことがないなぁ~

あっ、今日ね、沼津あたりから夕暮れの富士山を眺めてましたよ(^^v
毎日こんな富士山を見てるんだ~なんて思った!
返信する
Unknown (eri)
2009-12-29 01:44:18
雪がさらさらですね!
こんなキレイな雪の上をパフパフだなんて
とっても楽しそう~♪
人型までもうれしさがにじみ出てますねー。

雪を見るとわくわくします。
早く滑りたくなってきました。
返信する
ミラーマン (RN)
2009-12-29 09:08:35
こんど行くときはGPSアンテナ受信機を持って行ってちょ!
返信する
つばささん ( カモシカ)
2009-12-30 09:23:58
つばささんも良くご存知の入笠山でした。
八ヶ岳の展望は得られず残念でしたが、新雪のふかふかの雪は気持ちよかったです。
是非スノーシューでお散歩してみてください。
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カルネさん ( カモシカ)
2009-12-30 09:27:51
そうです!お手軽にして八ヶ岳の大展望が得られる入笠山です。

>まだ雪の季節には行ったことがないなぁ~
スノーシューをゲットしてお散歩しましょう!

我が庭の近くに来た折は、声を掛けてね。
返信する
eriさん ( カモシカ)
2009-12-30 09:32:00
>雪がさらさらですね!
こんな状態で、まっさらの雪は入笠山では稀有です。
お天気はいまひとつでしたが、スノーシューの感触は最高でした!

>人型
で遊ぶのは面白いのだけれど、起き上がれないと焦ります~~!

年末年始、たくさん滑ってきてね。
返信する
RNさん ( カモシカ)
2009-12-30 09:34:39
>こんど行くときはGPSアンテナ受信機を持って行ってちょ!
機材一式提供してくれる方と使い方を教授してくれる方がいればね・・・。
貧乏なので、手鏡で松代方面を照らしましょうか?
返信する

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