カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

さわやか上高地: (GW後半第1日目)

2007-06-15 | 山行記録

2007・5・3 大正池~河童橋~徳沢の散策

4/28悪天のため見送りにした涸沢入りであった。因って、3日からのGW後半にリベンジのつもりであった。夏や紅葉の頃には何度も訪れる穂高や涸沢であるがこの残雪期の雪に輝く穂高を仰ぎたかった。(涸沢ヒュッテで馴染みのYさんも待っているだろうから)しかし、週間天気予報ではやや下り坂に向かう。3日も晴れマークが付いているが天気図と何度も通った穂高を見比べるとお天気はもたないと判断した。崩れれば冬へと逆戻りもありうる。安全策をとり(慎重すぎ)GW後半は天気の様子を見ながら日帰り単位で行動することにした。

後日知ったことだが、この日私が到着した時刻の沢渡駐車場には涸沢を目指す食う寝るさんがいて、木曽駒さんがアップルパイを届けに来ていたというバッタリすれすれの状況がすぐ近くにあったのだ。もしここで食う寝るさんに「涸沢行こうよ」と声を掛けられていたら気が変わっていたかもしれない。(そしたら、まだ会った事は無いけど涸沢でアツアツのお二人のお祝いもできたらしい。)しかし、涸沢は午後から少し吹雪いたようで、ルンルンのピーカンとはいかなかったようだ。

食う寝るさん達より一本早いバスに乗っていたようだ。大正池からのんびりと徳沢までの日帰りお散歩プランとした。

 

上の写真は大正池から大好きな穂高連峰を捉えたものです。朝日の輝きで稜線が白く飛んで見えますが、その実は水面に映った姿でお楽しみあれ!

  

   水面に映える焼岳。         早朝の貸し切り遊歩道

昨年のGWには田代池周辺は膝まで埋まるくらいの雪原であったが、今年は微塵も無い。

 

河童橋では、登山者と観光客が交錯する。やはりザックを背負った人々を目にすると胸が高鳴る。おまけにこの快晴だ。(何回かこのエリアに通っているとこの天気は持たないと勘が働くようになる。しかし、裏目に出たら残念無念となるなとやや複雑な心境であった)

 

河童橋から見た焼岳である。穂高の眺めにも負けてはいない。

 

梓川の流れと一番好きな穂高だ!2月のスノーシューハイクぶりの御対面である。
いつ見ても感動的である。初めて上高地を訪れてこのロケーションを見たときにはまさか自分があの稜線を飄々と歩くようになるなんて思っても見なかった。

 

     アップでどうぞ!

  

小梨平のキャンプ場ビューポイントにて。ここは河童橋より落ち着いて穂高と対峙できるから好きだ。

 

   明神までは、このお二人と一緒だった。近々結婚されるというお似合いの幸せカップルだ!  Sさんは九州出身の素敵な優しい笑顔の知的な女性だ。笑顔の爽やかな青年Hくんは、私と同郷:隣り町の方であり、会話が弾みあっという間の道中であった。
お二人は平湯から高山まで行くとのことで、明神でお別れをした。
久しぶりにこんな爽やかなカップルとしばしの時間ご一緒できて、こちらが幸せを分けていただいた。お二人にさらに倖多かれと祈念いたします!

   

明神館から10分ほど徳沢方面に進むと、明神岳が存在感タップリに姿を現す。

 

梓川の奥の方には常念岳も顔を覗かせる。
明神を過ぎるとあっちこっちに蕗の薹がいっぱい顔を出している。
猿の群れも出てきたが、みな栄養満点と見えふっくらとしている。

 

    こちらは猿のカップル!

 

      仲良く毛繕いである。

 

      最高、気持ちいいっス!!

 

 間もなく徳沢に到着である。角度を変えて明神も迫って見える。

  

   のんびりキャンプには最適の徳沢である。

 

ハルニレの樹にはまだ葉がないので、寝っ転がっても山がよく見える。
あと1ヶ月もするとニリンソウの群落で埋め尽くされるんだろうなと思いを馳せながら、ランチを食べたらお昼寝だ。

 
午前中はご覧のような快晴だったが、正午前よりにわかに上空に雲が広がりだし、日陰ると急に寒さを感じるという具合であった。時折陽が射すが雲の面積が急速に広がる。12:00過ぎには徳沢をあとにする。入れ替わりに多摩美術大学の山岳部がやってきた。慎重150センチくらいの女の子が24キロのザックを背負っていた!ガンバレ!リーダーがしっかりしている。久々のいいパーティだ。涸沢から穂高を目指すとのこと。気をつけろよと声を掛けて分かれる。

雲行きが怪しい。往きはのんびりのんびり歩いてきたが帰路は自然と足早になる。写真も撮るような明るさを欠く。途中、アナグマが遊歩道を横切るのに出くわした。
小梨平まで来ると一面の曇り空である。朝のロケーションは全く無い。山は見えずである。キャンプの人たちと立ち話をしていると降り出してきた。小走りにバスターミナルまで向かう。幸いいいタイミングで乗車できた。

 

いつものようにゆっくり穂高に手を振っての挨拶はできなかった。大正池を回りこむ穂高連峰の展望ポイントからは、雲とガスに包まれた山にいつもの穂高の雄姿をイメージで重ねながら見つめていた。また来るからね!

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