安倍には「証人喚問」しかない!
菅同様「反省そぶり」を看過してはいけない
【短期集中連載】政治と報道 第10回 <文/上西充子>の指摘は注目だ!
その抜粋だが、
われわれ善良な国民は 総理や政治家たちの言葉に騙されてはいけないし、
記者たちも 有効な質問を重ねることによりジャーナリズムの神髄を発揮して欲しい。
「誤解を与えた」という
「反省そぶり」を看過してはいけない
(抜粋)
今回は、菅義偉首相が5人以上で会食をおこなった件に関し、「国民の誤解を招いた」という菅首相の発言を取り上げる。
記者には「誤解とは、どういう誤解か」とその場で尋ねてほしかったが、
その後、改めて官房長官記者会見で問い直されることとなり、
「国民の誤解」という表現が都合よく「反省そぶり」に利用されたことが明らかになった。
菅首相は、会食への参加を「真摯に反省」したのではない。
「国民の誤解を招くという意味においては、真摯に反省をいたしております」と述べたのだ。
では、菅首相は何を反省したのだろう。文字通り解釈すれば、真摯な「反省」の対象は、「国民の誤解を招く」という意味での「反省」だ。「会食が不適切だった」という反省ではなく「国民の誤解を招くことになってしまった」という反省なのだ。
このような菅首相の「反省」の弁は、「不快な思いをさせたとすればお詫びしたい」というよくある謝罪の言葉と同様に、みずからの非を認めるかわりに批判する相手の側に問題があるかのような言い方だ。 「不快な思いを抱いたというあなたの一方的な言い分を、私は迷惑に感じているが、しかし、この場を収めるために頭を下げておこう」というのが「不快な思いをさせたとすれば……」という言い方だ。
それと同様に、「国民の誤解を招くという意味においては、真摯に反省をいたしております」というのは、「『誤解』する国民の側に問題があるのだが、
しかしここは一応、反省のそぶりを見せておくのが得策だろう」と、
「反省そぶり」を見せて場を収めようとしたものと言える。
では、国民はどのように「誤解」したというのだろうか。
★この「反省のそぶり」 ⇒ 安倍晋三前総理も多用した。
騙されてはいけない。 ★
「誤解」の意味を問われても加藤官房長官は答えず
「誤解などしていない。5人以上の会食を控えよという政府の呼びかけを私たちは正しく理解している。その呼びかけに反する行動を菅首相自身がとったことを私たちは批判しているのだ」というのが、国民の側の気持ちだろう。
そのため、5人以上の会食に菅首相が参加したという行動だけでなく、「国民の誤解を招く」という言い方を菅首相がしたことにも、批判が集まった。それを受けて17日の加藤官房長官の記者会見では、「誤解」という表現に焦点を当てた記者の質問がおこなわれている。 そのなかで東京新聞の村上一樹記者の質問が興味深い。17日午後の官房長官会見での問いだ。まず村上記者は、「国民の誤解」という発言に対し、「批判」があがっている(村上記者も「反発」とは表現していない。良いことだ)と指摘し、受け止めを聞いている(映像の13:23~)。
しかし、加藤官房長官はそれに応えない。「誤解」という言葉を口にしないまま、話をはぐらかす。まず、そのやりとりを見ていただこう。村上記者が問うている間、加藤官房長官は下を向いて書類を見ており、村上記者の方に目を向けず、表情を見せないようにしている
- 村上記者 東京新聞の村上です。首相の会食と、その後の「国民の誤解」との発言について、改めて伺います。会食それ自体もさることながら、「国民の誤解」と発言したことについても、野党などから、「国民は誤解していない」などの批判があがっています。
こうした「誤解」発言に対しても疑問視する声があがっていることを、政府はどう受け止めていますでしょうか。
- 加藤官房長官 あの……、今朝の会見でも申し上げたところでありますけれど、感染リスクが高まる5つの場面で指摘されている、大人数や長時間の飲食を避けることをお願いしている中で、総理の当該会食が適切だったのか、という、まさに指摘だというふうに考え、総理からも、「大いに反省している」というふうに述べておられるわけであります。 あの、引き続き政府として、国民の皆さんの声を真摯に受け止めて、対応していきたいと考えています。 菅首相は「真摯に反省をいたしております」と語っていたのに、加藤官房長官は「大いに反省している」と言いかえてしまっているが、まあ、そこはおいておこう。
この加藤官房長官の答弁から分かるのは、
「国民の誤解を招くという意味においては」という菅首相の発言について、これ以上追及されたくない、という姿勢だ。
もし菅首相の行動によって、国民の側に何か「誤解」が生じてしまっており、そのような「誤解」を招く事態となっていることが「真摯に反省」しなければならない状況であるのなら、菅首相も加藤官房長官も、その「誤解」を解き、国民が「正しい理解」に至るように、説明を尽くす必要があるはずだ。しかし、そのような姿勢は見えない。
諦めずに更問いをした村上記者
注目されるのは、村上記者がこのやり取りで諦めずに、別の記者の問いのあとでもう一度、更(さら)問いをしたことだ。今度は「国民の誤解」とはどういう意味かと、ストレートに問うている。
そう問い直すことによって、
加藤官房長官がその質問から逃げたがっていることが、改めて浮き彫りにされた。映像の17:13からだ。見てみよう。
- 村上記者 東京新聞の村上です。先ほどの「誤解」発言について、もう一度、お伺いいたします。 ちょっと私の理解が足らなかったのか、ちょっと理解ができなかったので、(理解が)追い付かなかったので、もう一度、お伺いしたいんですけれども、先ほど、大人数で長時間に及ぶ飲食を避けることをお願いしているにもかかわらず、当該会食をおこなったことが適切だったかどうかということが、指摘を受けているというご説明だったかと思うんですけれども、大人数での食事をしていたということ自体は、事実としてあったと思うんですが、そうしますと結局、国民が誤解をしたとしたらという、その「国民の誤解」というのは、どういう意味だったんでしょうか。
- 加藤官房長官 あの……、そこ……に留意するよりも、むしろ、さまざまなご指摘を受けてですね、総理はまさに、大いに反省しているというふうにおっしゃっておられるわけでありますから、まさに、その気持ちがすべてではないか、というふうに思います。
さて、どうだろう。
「反省していると言っているのだから、もういいだろう」という開き直りのように聞こえる。国民が「誤解」しているかのように菅首相が一方的に言及したことが批判されているのに、その「誤解」について、どのような意味かと改めて問われても、何も説明しない。
なぜか。
それはつまり、菅首相が会食に参加したこと自体に非を認めていないということを明言するわけにもいかず、しかし、「国民の誤解」という発言を撤回するわけにもいかず、加藤官房長官がその場で何とか言い繕おうとしているからだろう。 つまり、「国民の誤解」というのは、
本質的に反省しないまま反省しているそぶりを示すために、都合よく動員された口実だ
と考えることができる。
国民の側は、自分たちが「誤解」しているかのように、不当にいいがかりをつけられたのに、そのことを抗議しても、
「そこに留意するよりも」と、その抗議自体もまた「不当ないいがかり」であるかのように、加藤官房長官は、いなしたのだ。
「そこに留意するよりも」とは、「いずれにいたしましても」と同じだ。
「国民の誤解」を解釈してみると
さて、筆者は「国民の誤解」という表現も含めて菅首相の「反省」発言を整合的に解釈してみた。「他の方の距離は十分にありましたが、国民の誤解を招くという意味においては、真摯に反省をいたしております」という菅首相の発言は、言葉を足せば、たぶん、こういう内容になるだろう。
「私が8人ほどの会食に参加したことから、5人以上の会食をしても全く問題はないかのような国民の誤解を招くこととなり、真摯に反省をいたしております。
5人以上の会食は場が盛り上がることによって飛沫が飛びやすくなり、感染のリスクが高くなるため、注意していただきたいという政府の従来の説明は、なんら変わるものではありません。しかし、内閣総理大臣の私にとって、会食の機会は、非常に重要なものであることもまた、ご理解いただきたいと考えております。
確かに私は、「静かなマスク会食」をしたとは言い難く、食事の間、マスクは袋に入れており、席にはアクリル板も設置されておりませんでした。しかし、このステーキ店は換気が行き届いており、座席の間隔も保たれておりました。感染のリスクは低い環境であったと考えております。この会食に参加したこと自体に、反省すべき点があったとは、私は考えておりません。
とはいえ、このような整った環境での会食は高価なものとならざるを得ないことも事実であり、国民の皆さんに同様の環境で会食を楽しんでいただくことは、なかなか難しいものと考えております。従って国民の皆さんには、引き続き5人以上の会食はできるだけ避けていただき、『静かな年末年始』を送っていただきたいと考えております。」
つまり、「私の会食については、問題はなかったのですが、皆さんは5人以上の会食は控えてください。そこは誤解しないでくださいね」ということだ。もしそのように説明すれば、「国民の誤解」という言葉も整合的に説明することができるが、
しかし、国民の反感を大いに買うことは、間違いないだろう。
「誤解」発言には、そのたびにチェックを
このように、
自分たちに都合よく相手の「誤解」を想定して、
「誤解を招くこととなり反省している」などと反省の「そぶり」だけを見せ、
実のところは自分の言動についてはなんら反省の意を表明しない、
といったことはよくあることだ。
よくあることだが、それを見過ごさずに、
「その『誤解』とは何か」と、記者はその場で問い直してほしい。
そうすることによって、言い逃れを許さず、改めるべきは改める、という率直な姿勢を引き出してほしい。 「謝ったら負け」のように政府が非を認めない姿勢に固執することは、今のように新型コロナウイルスの感染拡大が続く状況の中で、政府が柔軟に軌道修正しながら現状に対処することへの支障となる。頑固な首相とその首相を無理筋でも擁護しようとする閣僚たち、という現状は、私たちがNOを言い続けることによって、変えなければならない。
総理に官房長官、二階氏、それに西村担当相といずれも国民を馬鹿にしているとしか思えない発言。
国民は誤解などしていない。しているとすれば君たちが騙してその場的な嘘をついているだけ。もうそろそろ限度じゃないか。国民からクビを告げられるときである。<上記記事への国民コメントより>
⇒コレは 安倍前総理の1年以上に及ぶ国会での虚偽答弁 でも同じこと。
検察で聴取を受けて「お咎めなし」だから終わりでは済まないぞ!
あれだけウソを続けて「隠そうとした真実は何か?」
年内中に国会で ちょっとだけ顔を見せて お茶を濁す気配がありありだが、
国会で安倍が説明する以上 国民が納得しなければ意味がない。
またウソで逃げられては、検察での聴取の意味もなくなる。
安倍さん、もうウソをしゃべらないと言うのなら
自ら 「証人喚問」 という形で国会に立ってください!
「証人喚問」で ウソを述べたら 『偽証罪』ですから!
もうウソを述べない
= 国民が納得する方法 =「証人喚問」しかない!
まず、今回の事件は「政治資金規正法違反」で
公設第一秘書の略式起訴ですべて終わりになりそうですね。
公職選挙法違反については有権者側に寄付を受けた認識を証明することが困難であり
立件するには相当壁が高いと言わざるを得ません。
一方、これまで結果として
虚偽答弁を繰り返してきた
「行政府の長」としての責任は重大です。
国権の最高機関であり、唯一の立法府に対して虚偽をした事実は
民主主義の根幹を揺るがす大問題です。
国会のやり取りの中でも「領収書についてホテルに確認するよう求められる」
ことがありましたが、そうした時に二階氏は
情報を漏らすホテルを利用するなと大号令をかけたのが思い出されます。
自民党総出で当時の首相を守っていたのです。
安倍自身の責任は重大ですが
事実を捻じ曲げ政権を支えた自民党の責任も重大です。
公明党も与党としての責任は免れません。
偽証罪に問える証人喚問で答えるべき。
追記:
証人喚問を牽制するこんなニュースが ↓ ↓ ↓
安倍前首相の証人喚問に否定的 森山氏、公開は「今後の話」
12/20(日) 15:38配信
自民党の森山裕国対委員長は20日、「桜を見る会」前夜の夕食会費用補填疑惑を巡る安倍晋三前首相の国会招致に関し、野党側が求める証人喚問に否定的な考えを示した。熊本市で記者団の質問に対し「全くなじまない」と答えた。予算委員会での参考人招致にも難色を示した。 議院運営委員会の理事会で説明する案については「一つの考え方だ」と語った。公開するかどうかは「今後の話」と述べるにとどめた。
★★★★★多くの国民の声
安倍には「証人喚問」で 弁明答弁させよ★★★★★
森山裕国対委員長さんよ、
そうやって逃げ回って、悪事をごまかしなかったことにすることが、本当に将来の日本のためになるのですか?
公開を拒否すると言うことは、
悪事を隠蔽すると言うことだと思う。
公開を拒否するのだったら、その理由を国民に説明すべき。
主権は国民にあるのだから。
前首相は在任時に再三「説明責任を果たす」と述べており、
証人喚問は「全くなじむ」相応しい場と思われます。
後ろ暗いところが無いのであれば偽証罪が問われる場ではっきりと説明すれば方が付くというものです。
非公開の議院運営委員会の理事会の方が「全くなじまない」ですね。
『自分の言葉が嘘であるなら、予算委員会や国会の質疑は成り立たない』とまで大見得を切った「安倍晋三」なのだから、
堂々と証人喚問に応じるのが、政治家として男として当然のことだと思います。
森山氏がいることによって、国会の時間の多くが無駄になった、この人が疑惑の解明の妨げになったのは間違えない、国民のために働いてほしいものだ!、
自民党を守るのではなく。
世の中には、嘘がつけない正直者が山ほどいて、みんなまじめにコツコツ働いて生きている。
にもかかわらず、国のトップだったこの人は、息をするように嘘をつき、挙句の果てに国会で何度も大嘘をつき、国会を愚弄し、国民の信頼を裏切った。
万死に値する行為だが、この国が、まだ放置国家ならぬ法治国家であると言うのなら、検察は法と証拠に基づいてきちんと立件し、国会は証人喚問して、国会の権威の回復を果たすべきだ。
予算委員会で確認もせず嘘を付き続けた事は国会を冒瀆する行為だし、安倍氏はこれまで平気で嘘をついてきた人物なので国会で弁明したいのなら証人喚問これ以外にないと思う。
先ず質問する前に手前味噌と自画自賛で時間つぶしはしない。
聴いた質問だけに答えると宣誓させた上でね!!
聞いている事には答えず、手前味噌と自画自賛を繰り返し時間つぶしをする安倍の先手を打っておくこと。
イエス・ノーで答えられる設問をいくつか用意して 間髪を入れずに先ずそれだけ答えさせる。 その上で、核心に迫る「主発問」をぶつけていく。
野党の方も計画的、戦略的な質問を構築しておいて 安倍に逃げる隙を与えないことだ。
自民党の森山裕国対委員長へ⇒「自民党が」証人喚問をできない・やれない理由を教えてくださいね!
何か自民党にとってヤバイことでもあるんですか?
虚偽答弁の疑惑があるなら証人喚問で事実を明らかにするのは当然だろう。
内閣が国会で虚偽答弁をしたら議論にならない。質問する議員が野党議員であれ与党議員であれ同じ事だ。国会は無いのと同じである。
自民党は、とんでも無い事をしたと言う認識が無いのか?
安倍氏に弁明する機会を与えるのなら
虚偽答弁のできない証人喚問しかない!
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