北穂~涸沢岳~奥穂~ジャンダルム<2ーB>
奥穂を経てエキスパートコースへ。
そして、今夏もジャンダルムへ登頂!・・・・・・。
白出のコルからは、一気に梯子を2本登って奥穂への登山道を進む。
3,190m、本邦第3位の標高かつ北アルプスの最高峰「奥穂高岳」山頂に今年も立つ。
涸沢岳までは、完璧な快晴であったが、奥穂山頂に着くやいなや雲が広がる。
前穂~明神岳の眺め
前穂にズームイン!
ジャンダルム 飛騨側からガスが上がってきた。
縦走路とジャンダルムをセットで撮影したかったが、ガスに阻まれ真っ白。
奥穂山頂から、いよいよジャンダルムへのエキスパートコースへ向かう。
ガスがかかると不気味な岩の要塞に見える。
原則、巻くことのないリッジをそのままトレースしていく。
ウマノセ起点付近にて、ジャンダルムを望む。
ウマノセの基部に差し掛かる登山者が小さく見えています。
同じく、奥穂を返り見る。
空中に身をさらす感じのウマノセの通過は、スリル満点!
西穂側からの登山者たち。登りでも悪戦苦闘している。
逃げ場のないリッジであることが、よく分かるでしょ。
登りはまだ平易です。下りに取るとその高度感たるやスリリングな度合いは格別です♪
正面にロバの耳とジャンダルムを望む。
ここから暗部まで、落石の危険度大のガレの斜面の急降下となる。
ややアップで。 いつ見ても迫力ある眺めだ。
ロバの耳前の鞍部から垂壁に取り付く先行者。
ロバの耳~ジャンダルム間に赤と黄色のウエアの登山者が小さく見えている。
ロバの耳の難所を通過する登山者。(写真中央やや左)
人間は寄せ付けないぞという感じで、そそり立つロバの耳とジャンダルム!
ルートの全容。 と言っても??なので、部分的に見て想像あれ。 ↓
ほぼ真っ直ぐに登って行って、すぐさま真横に絶壁トラバースです。
先行する登山者に追いつき見上げる!
ここを登りま~す!
3人登山者が写っています。 分かりますか?
青いウエアの人はすぐわかるでしょ。 赤いウエアの人、分かりますか?
はい、ここに居ます!
振り返って、ロバの耳の基部まで急降下してきた斜面を望む。
我ながら、すごいなぁ~と思う。岩稜TOPから1/3付近にオレンジ色のウエアの人が確認できますね。
西穂から縦走してきた登山者とのすれ違いも声を掛け合って互いに安全確保してからです。
山が生甲斐 落ちれば死骸 鉄砲登りの 息づかい
ロバの耳:絶壁のルートを進む登山者とウマノセ側の岩稜TOPから急降下してくる登山者!
上部にそそり立つ岩稜と足元から切れ落ちている谷底までを1枚の写真に収めるのは困難なので、
登山者の様子から、推察願います。
左の残置ロープに注目! ここも高度感ある場所です。
ポイントだけアップで写すとイージーに見えますが、全体を想像して見てくださいね。
ジャンダルムが、この角度で見えて来るともうすぐだ。
ロバの耳の難所をクリアすると コブ岩の頭とジャンダルムがその全貌を現す。
ガレよ岩場よ ジグザグ道よ 迫る岩塊 ジャンダルム
遠くから見ると1枚だけ白く見える岩があります。その左に ×マーク。
この左を直登していきます!
奥穂から眺めると時々、垂壁を登攀している登山者が見えますね。あれです!
ジャンダルム取り付きからロバの耳を振り返る。前穂も視界に入ってくる。
ロバの耳の難所をクリアしたオレンジ色のウエアの登山者が見えます。
今年も無事、ジャンダルムの頂き<3,163m>に立つことができた!
奥穂~吊り尾根~前穂の眺め♪ ジャンダルムならではの展望だ!
奥穂をバックに♪
槍をバックに♪
岳沢から天狗のコルへ登り、ジャンダルムまで来たという強者YーDさんと二人だけのジャンダルム♪
ぐるりの展望を2時間近くゆったりと堪能した。
笠ヶ岳~薬師岳~裏銀座の名峰群etc.
槍ヶ岳~大キレット~北穂~涸沢岳~白出のコル 遠くに大天井岳も。
奥穂高岳~吊り尾根~前穂高岳
前穂~明神岳
前穂、明神岳にズームイン。
足下には上高地も見えている。河童橋付近にズームイン。
コブ岩の頭~西穂高岳への縦走路。
切れているが、加えて焼岳、乗鞍岳も。
前穂がかっこよく見えていたので、ズームイン!
明日も登る予定である。過去の何度もの山行でそれぞれの感動があった前穂山頂の想い出に浸る。
とその時、
前穂側でヘリの轟音! 山岳事故発生でした! 初めは吊り尾根に接近していたヘリですが、
重太郎新道へ何度もアタックやホバーリングを繰り返していました。
帰宅後、調べてみると以下のような状況だったようです。
・5人パーティで北アルプス前穂高岳から重太郎新道を下山中の74歳の男性が、足を滑らせて約10m滑落し頭部を負傷したと、同行者から消防を通じて救助要請があり、午後1時08分、県警ヘリで救助して松本市内の病院に収容しました。<山岳事故ニュースより>
早く回復され、また山に来られるように祈ります。
穂高のエリアでは、救助ヘリの活動は日常茶飯事ですが、(自力処理の事故は数多)
お互い、くれぐれも帰宅するまで安全に留意し、楽しい思い出の登山としたいものである。
いつもなら西穂へ縦走していくのだが、今回はゆったり展望プランなので
奥穂への復路となる。 ジャンダルムを振り返る。
ロバの耳を先行するYーDさん。
ロバの耳の難所を通過する。 コルへと下りきってもガレの急斜面の登攀がまだある。
正面にウマノセを望む。
ガレの急斜面を登りきると 一旦、なだらかな尾根となる。
さあ、ウマノセだ!
ウマノセへの取り付き。
登りはイージーだが、高度感のあるリッジであることに変わりはない。
ギリギリの際をへつる。
バランスよく、確実に登っていく。
カモシカが先行し、YーGさんを見下ろす。
ウマノセTOP部分からリッジを見下ろす。飛騨側から上がってきたガスで
高度感はいくらか薄らいで見えますが、穂高らしいダイナミックな岩稜です。
痩せ尾根の最終部分にて。
もう少しで奥穂。緊張感が緩みホッとできるエリアに入り、ジャンダルムを振り返る。
再度、奥穂山頂に立つ!
ぐるりの展望は得られたが、どうしても槍の穂先だけは雲が取れてくれなかった。
ジャンダルム下山のタイミングで広がりだした雲に 天候の下り坂を感じていたが、
奥穂山頂で下り坂に向かっている確信をした。 まだ青空は見えているが、この広がり方は悪い。
穂高岳山荘へ下山する途中、涸沢岳、北穂。本来ならこの奥に槍が見えるのだ。
この雲の広がり方は、天気が崩れる前兆だ。<明日は、あまり期待できそうもない。>
梯子を下ると
今宵の宿、穂高岳山荘は目の前だ。
北穂~涸沢岳~奥穂~ジャンダルム<3> に続く。
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とてもとても歩ける様なコースではありません。
写真を見ているだけですくみそうでした。
所で、カモシカさんはソロで歩かれてますよね。
写真はセルフ?ですか~。
写真は、たまにセルフもありますが、大抵、居合わせた方にシャッターをお願いしております。今回はジャン~奥穂へは、YーDさんと撮りっこですよ。