東丹沢シロヤシオツアーと新緑（本編 ２）

竜ヶ馬場をあとに丹沢山山頂を目指す。

　大人の遠足

　　
（登山口の戦慄「にょろ注意！」を記した主はじゅんさんであった。我々がランチをしていた頃、彼がここの山頂で待っていたことはこのときは誰も知らずであった。）

　
山頂をあとに瀬戸沢ノ頭に向かう。青空に輝く新緑が清々しい！

　足元にはバイケイソウの群落

　大人の遠足隊が行く

この先のお楽しみは、K林さんが皆に是非見せたいというブナの森のみかと思いきや、
出たーーー～～～！！　シロヤシオ再びの出現！！

　

 

我々が目にしているのは

　清楚なシロヤシオ

　　
　またまた撮影会である！！全員がこれをやっている光景を想像あれ！！

　

　

　

　

　

　
シロヤシオのトンネルの中を行く！　　　圧巻である！！

　

トピックス３「クローズアップ現代×　現場○」“カモシカは聞いた！”
　　　　　　　＜注＞本編１のトピックス１と２を熟読後、ここのその３へ進むことを推奨

Mさんの前を歩く人が、清楚なシロヤシオを見上げて「わぁ～、（花が）キレイ！！」と
感嘆の声をあげるやいなや、間髪を入れずMさんは「ま○く○さんがー！！」と続けて、一連の文を完成させ　強制的に主語を自分に置き換えてしまう。
日本語の文章構造上まぎれもなく「キレイ！！」の述語に対応する主語は
「ま○く○さんが」で成立する！
ユーモアのセンスを持ち合わせ、作文能力の非常に高い方であった。
　　（お～い、山田君　ざぶとん３枚！　ま○く○さんに！）

　　純白清楚なシロヤシオ

　これは感動ものである！ヒルなんかに怯んでなくてよかった！　　　

　瀬戸沢ノ頭を通過しもう少し先に進む

　　またもや撮影モードに！

ついついシャッターを切ってしまう。何十枚、いや何百も同じような写真を撮ってしまう。しかし、それはそこに美しさに対する感動があったればこそ！
もちろん、永遠に消えない自分の眼にもこの清楚な美しさを焼き付けて。

瀬戸沢ノ頭ちょい過ぎのところから、右に折れて新緑のグリーンシャワーの中を気持ちよく下っていく。

　大人の遠足

　
　周囲の樹々に同化してしまいそうだ！

　
ものすごくいい雰囲気の新緑の森の中を行く。ブナの多いところには自然と鳥も多く集まり、種々のさえずりを楽しみながら心身ともにリラックスして大自然の中に解き放たれていく。日ごろの憂さなど微塵も残らず消えていく。

　大木との戯れ。

　美人撮影会

　心は１つに

　なんとも美しい

　森の妖精が出てきそうだ。

丹沢の新緑はいつも感動ものである。K林さんが案内してくれたこの地はその中でも極上の地であった。丹沢の新緑に魅せられて初心者の頃は取り付かれたように毎週西丹沢に通ったことを想い出した。今日は集団行動なので仕方ないが、独りだったらいつまでも佇んでブナと心の会話を楽しんだことであろう。

東丹沢県民の森の道標で天王寺尾根からの道と合流。堂平から程なく林道に飛び出す。

　
心地よい疲れとシロヤシオやブナと新緑の感動の余韻を味わいつつ、ここで初めてスパッツを外し、ホッとするのであった。
ここからはスタート地点の塩水橋まで１時間２０分ほどの林道歩きとなる。

　
脇に咲く小さな花を見つけては足を止め、山談義に花が咲き、大人の遠足はフィナーレへと近づく。

　　

　　

　　

　　

　　

　

　林道入り口のゲート前にて記念撮影。全員集合！お疲れ様でした。

  　
 「ヒルの地獄ツアー」と化すことなく、正真正銘の正統派丹沢シロヤシオツアーであったことの喜びを皆で分かち合うのであった。

　本日ラストの１枚　　　おまけ
　
　帰路、小山町付近からの夕景の金時山である。

　今日も日が暮れ　　家路たどれば
　想い出すのは　　　山と仲間
　山の歓び　　教えてくれた
　あの日の　　あの山　　あの仲間　　　　　　　＜完＞