暮らす、生きる、繋がる、持続可能な未来

人も社会も、成長と負荷を切り離して、落としどころを考える。

「第7回 UIIまちづくりフォーラム」を聴講して・・・

2018-10-05 09:21:33 | ビジネス・教育学習
◇昨夕、公益財団法人 都市活力研究所主催の「第7回UIIまちづくりフォーラム」が開催されました。
◇テーマは「エイアリノベーション~大阪市阿倍野区での取組み~」です。
◇夫婦二人で営む、まちの不動産屋さん「小山隆輝さん」の、地域密着型地域創生奮戦記です。

◇衰退し始めた生まれ育った町、阿倍野区昭和町を、不動産屋の立場で活性化を図っています。
◇手法としては、空き家をリフォームする事業展開ではなく、町ごとリノベーションする手法です。
◇エリアリノベーションの実践手法は、馬場正尊さんの著書の考え方を踏襲しているようです。
◇エリア(地域)の価値を高めて、不動産需要を喚起して、まちごとリノベーションするのです。
◇地元の小学校の児童数が上昇傾向に転じたのは、ここ10年の事業活動もあると自負していました。

◇キッカケは、以前、地元の長屋が「重要文化財」に指定されたことのようです。
◇不動産屋が職能を活かして、まちづくりに関わることが出来る事に気づいたとのことです。
◇行政や、NPOのまちづくりは、どちらかと言えば補助金頼みで、持続可能性がありません。
◇地域の商店街が活性化すれば、賑わいが戻り、人も集まり、まちごと活性化する。
◇そんな思いを込めて、10年間、不動産屋として頑張り、成果が出てきたのだと思います。

◇その手法で注目した学ぶべきものに、コミュニケーションを重視した活動があります。
◇例えば、物件探究客を、車で案内する通常の不動産屋さんの手法は取りません。
◇最寄り駅とか、まち中の指定場所にお客さんに来てもらうそうです。
◇そこから歩いて物件の場所に案内しながら、地元の人たちとのコミュニケーションを展開するのです。
◇案内する行為を介して、物件探究客を町の人たちに紹介し、まちを親しんでもらっています。
◇「家に住むのではなく、まちに住む。」という誘導手法ではないかと思っています。
◇エリアリノベーションの大きな要素の一つではないかと、感心させられました。

※地域活性化イベント「Buy Local(ご近所のよきお店と出会うマーケット)」が開催されるようです。
 日時:11月4日(日)11:00~16:00
場所:長池公園(大阪市阿倍野区長池町14)

2018年10月5日 by SHRS(シュルズ)「一級建築士、CASBEE評価員資格者、エコ検定合格」
コメント
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