うつ解消マニュアル(脳及び心疾患・癌・認知症・更年期障害等々)

医者や薬は、むしろ症状を悪化させます!
治すのは、自分自身です! 
1回目並びにQ&A及び解説も、必ず読んで下さい!

第7回目 「寅の魅力」「本音をぶつけることの意味」「もっとハッキリ言えば」「内観法の功罪」

2008年05月10日 21時40分31秒 | 「フーテンの寅」の優しさと魅力
うつ解消マニュアル
(マニュアルは第1回目にあります。常に最新版にしています。)

第7回目(2008・5・10作成)
(脳及び心疾患並びに認知症及び更年期障害予防)

「寅の魅力」と「本音をぶつけることの意味」
「もっとはっきり言えば」と「内観法の功罪」


グーのブログに開設中
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前回に続き、フーテンの寅について・・・

寅は、おいちゃんやおばちゃんに生活態度や言動を注意されて、

「それを言っちゃあ、おしまいよ。
毎年、軒下に巣を作る燕(つばくろ)さえも、
ある時を境に来なくなることがあるんだぜぇ。」
と言って、寅やを出て行きます。

私は、
「え!それを言っちゃあ、おしまい?
それを言いたいのは、
むしろ、おいちゃんやおばちゃんの方じゃないか!
何て奴だ。おいちゃん達の気持ちも知らないで!」
と、よく思ったものです。

何故なら、
寅は、いつもおいちゃん達に迷惑をかけたり悲しませたりしているからです。

寅の映画を始めて観てから、ずうーっと考え続けているテーマの一つです。

私は、深い愛情に裏打ちされていれば、
「それを言っちゃあ、おしまい」になることを言っても良いし、
むしろ、言うべきであるという考えです。

何故なら、腹の内を見せ合わなければ、本当の愛は育たないからです。
人は、一度大きくぶつかって話し合うからこそ、
相手の気持ちも知る事が出来るし、結果として、
相手を尊重することも出来るのです。

本物の信頼は、本音をぶつけない限り生れてこないのです。
それなしには、単なるお友達ごっこの域を越えることが出来ません。

ぶつかり合いは、お互い辛いことです。
だからこそ、価値があるのです。
(弁証法でいうアウフヘーベン(止揚)があるのです。)

念のためにお断りしておきますが、
本音をぶつけるのは、あくまで深い愛情に裏打ちされている場合に限ります。
(解消法11を参照のこと)

おいちゃん達の寅への愛情は、深く温かいのです。
寅には何を言っても良いのです。
だから、余計に寅のこの態度には腹が立つのです。


そして、先月55歳を迎えた私の到達点は、こうです。

「寅は、おいちゃんやおばちゃんを信頼しきっている。
何を言ってもしても、許してもらえるくらい愛されている。

つまり、寅にとっておいちゃん達は、親のような存在です。

おいちゃんやおばちゃんが言っていることは正しい。
実は感謝で一杯なのに、現状を変えることが今の寅には出来ない。

素直になれば当然謝ることになるが、
おいちゃん達の期待に応えることは出来ない。

だから、捨て台詞を残して出ていくしかない・・・

もしかしたら寅には、
『おいちゃん達は何故自分のこの気持ちを察してくれないのか』
という思いがあるのかも知れない。」


さて、寅の魅力は何か。

生まれは私生児。
勉強は苦手。
決まった職業はない。
だから、地位も金も名誉もない。
その上、決して見栄えのする容姿でもない。

なのに、何故、寅に惹かれるのか。

日本中を旅をして、恋をしているからか。
冷静になって考えれば分かることだが、
仮に生活が保障されたとして、
私達に寅のような旅や恋が出来るだろうか。

私に分かったことを言えば、
うつで一番辛かった時に必要としたのは、やはり人でした。

それは、勿論、医者などではありません。
それも何かを説明したり、教えてくれたりする人ではなく、
寅のような人だった。

寅ならきっと、
一緒に辛さや苦しみを共有してくれたことでしょう。
静かで確かな思いやりなのです。



(みみ之助左右衛門)


今回は、
うつから5年、
完全回復から2年、
うつ解消法作成から2年、
ブログ開設から間もなく1年が経ち、
回数はラッキー7、
ここまでお付き合い戴いたのだから、
誤解のない解釈を期待して、
うつに関して、
かなり、はっきりしたことを言います。

一つめは、医者には治せない、治すのは自分自身だと言うことです。

医者に、寅のような高潔な人間がいるとは思えません。
希望は失望に終わらないけれど、期待すると失望します。

ただ、医者の診断は必要です。
少なくとも、脳に疾患がないか(MRI診断)等、調べてもらう必要があります。

薬は、依存性や耐性があるし、効いても一時的なもので脳に決定的なダメージを与えます。

薬は交感神経にスイッチするので、結果的に、リラックスはさせてはくれません。

私は、結局のところ、9ヶ月間薬を飲んでしまいました。
ただ、処方された薬が少なかったのと、
途中で医者の無能無策振りに気が付いたから良かったのです。
(世間では有能な先生と言われ、今もそう言われています。
患者の評判ではないと思います。
相性もあるかと思いますが、
やはり、脳の事は良く分らないというのが真実です。
だから、尚更、怖いのです。)

極端なことを言えば、眠れなかったら眠らなければ良いのです。
朝起きる時間さえ守っていれば、夜になれば自然に眠くなるものです。

脳内物質のセロトニンが不足しているのですから、
ジタバタしても何もなりません。

症状が長引いて、自分の人生を台無しにするより、
覚悟して長期休養をとることです。

そして、セロトニンを増やす努力をすることです。
私の作ったマニュアルどおりに、コツコツと実行するのです。

何事も実行なしには、前には進みません。

太陽・食事・運動等物理的な要素と同じくらい大事なのが、
笑顔と考え方です。

薬物療法には副作用がありますが、
心理(精神)療法には副作用がありませんし、
中には効果が期待出来るものもあります。

森田療法や認知行動療法などの治療が出来る医者が良いのですが
・・・いたとしても、それだけでは自信がないと見えて
(つまり精神療法を体得していないか出来ない)、
必ず、薬物療法と併用することになると思います。
もし、薬は嫌だと言えないのであれば、
もらってきても飲まなければ良いのです。

注意してほしいのは、内観法を勧める医者がいることです。
自分の周囲の人に
①してもらったこと
②自分がして返したこと
③迷惑をかけたこと
の3点を、それぞれ20,20,60%の割合で、
年代順に思い出していくのです。

当たり前のことですが、
周囲にしたことよりもしてもらったことの方が多い人がほとんどだと思います。
だから、ほとんどの人はこの療法によって、
如何に周囲に迷惑をかけてきたかを思い知らされるのです。

少年院や刑務所の更正には効果があるでしょうが、
うつには逆効果です。
うつになった人は、責任感が強く、心がくたくたになっている人です。

こんな状態の人に、反省させていいのですか。
悩みの海に、投げ出された様なものです。
過去を思い出させて、どうしようというのでしょう。



(北海道旭川市、花菜里ランド)


お釈迦様も座禅をして冥想をしたのです。

釈迦の無記(むき)ということを聞いたことがあるでしょうか。
物事の善し悪しを不必要に考えたりしないことです。

そうすると、ことに当たって必要な対応が自ずととれる。
あれこれ考えるから悩みも出てくるのです。


今回も少し長くなってしまいました。
最後に禅宗の僧侶の言葉を贈ります。

「もの思わざるは仏の稽古なり」
(至道無難禅師)

「私達は良いことも悪いこともすべて忘れて考えないようにすべきだ」
(妙心寺派の管長、山田無文老師)

もう一つ
「出来ないと言うと、出来なくなる」
(リチャード・カールソン著
「小さいことにくよくよするな!」)


さあ、直ぐにでも、
私のうつ解消法を始めましょう。
出来ないというのは、禁句ですよ。

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1 コメント

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Unknown ()
2008-05-15 00:08:40
寅さんみたいな人だったら、悩みを聞いてもらえるだけで、気持ちがほっとするだろうと思います。あまりにもステキな性格なので映画を見るだけでもほっとする・・・やはり、寅さんですね。
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