私たちは、よく『気がゆるんでカゼをひいた』などといいます。ここで言われる"気”とは、ひと言で表すと、身体と心を結びつけ、生命活動を潤滑にするエネルギーです。
目には見えませんが、私たちの身体には気が巡っています。中国医学では、この気の巡りを重要視します。よい気(正気)が全身に巡っていれば、血液やリンパ液などが円滑に循環し、身体を健康に保つことが出来るというわけです。気功法とは、この正気を取り入れるための自己鍛錬法といえます。
新緑のシーズン、最近注目を集めている「樹木気功」である。自然という"場”に身を置き、樹木のエネルギーを全身に取り込んで”リフレッシュ”できる。
★~樹木気功のコツ~★
①森林や公園で、自分にあった”私の木”を探す。枝葉が伸びて元気そうな大きな木を選ぶ。
②木に向かって立ち、全身をリラックスさせた姿勢を保ち、1分間ほど静かに呼吸を整える。
③両腕を軽く曲げ、両手の手のひらの中央(内労宮という気の集まる要所)を木の幹に向ける。この姿勢のまま、心から一切の雑念を払って、1~2分ほど立つ。呼吸は自然に。
④木を両手で抱きながら立つのもよい。呼吸を通して樹木と対話しながら、自らも樹木になったような気持ちになることが大切。
一度、お試しに成られては如何・・・!