シカゴ通信

つれづれなるままに、シカゴでの生活を記録します

ああ、否決か・・・・

2005-08-08 15:31:51 | Thought
衆議院解散。参議院の造反派は、今度は、自分たちが自殺に追い込まれるほど悩まなければならないかもしれない。今回の造反劇、実は外交問題(どっかの国から干渉された?)も絡んでいるのではないか?という変な穿ちもしてみたり。(自民、民主を問わず、郵政反対する人たちと外交でのスタンスは、かなりアレでしょ?)

まあ、今回の件で、自民党が「利権」「旧体質」「腰抜け外交」も抱える雑多集団から、「フェア」「小さな政府」「ものを言う外交」で、わりと思想的に統一された政党になることを期待する。

そして、そこまで小泉首相はある程度計算していると思う。(稀代の戦略家だとも思うし)

「反日日本人」が沢山いる民主党を見限って、まともな民主党の政治家が「小泉自民党」と合流すれば、なお、良い。そうなると、本当に、二大政党の誕生って気がする。

ひょっとしたらこうなるかも。

小泉自民党に民主党の若手が合流。真の政策集団・政治家集団としての脱皮を遂げる。
(Keyword、自由競争、民間による活力、小さな政府、外交においては「ものをいう外交」&米国協調路線)
versus
郵政反対派旧自民党が民主党と合流。(Keyword:敵の敵は味方。土建・郵政業界と労働組合、と支持基盤は異なれ「利権」に頼った政治集団、ばら撒き主義、守旧派、公共投資、財政赤字、外交においては土下座主義&反米路線)


小泉政権誕生以来、国民の政治に対する意識がかなりはっきり、しっかりしてきているように感じる。ワールドカップで愛国心やメディア・リタラシーに目覚めた人も多いと思う。ネットの普及、ブログの普及、マスメディア以外の情報源の確立、緊迫する近隣諸国との関係も大きな影響がある。

自由主義・市場原理を支持する私としては(なぜなら、このシステムは、他のシステムに比べてより「公正」であり、人間の能力を引き出す点で、より優れたメカニズムを持っているからだ)、構造改革路線、小泉改革路線を突き進んで欲しい。

今回の選挙は、実は、かなり「構造改革派」にとって都合の良い結果になるのではないか、と予測する。