シカゴ通信

つれづれなるままに、シカゴでの生活を記録します

春学期の時間割

2005-04-06 05:18:47 | GSB
ようやく決まった。今学期は4科目受講+2~3科目補講つき。

Corporation Finance:いわゆるコーポレート・ファイナンス。面白い。先生は、Washington(Olin)から出張講義に来ているProf. Milbourn。なかなかいい先生です。先日補講にでてきましたが、中国人Ph.Dの方の補講は懇切丁寧でよかった。でも、補講土曜の昼3時から・・・

Investments:いわゆる証券投資論。知らない世界ということもあり、面白い。先生は熱血漢。補講もあって、充実した内容。

International Commercial Policy:実はこの授業は聴講にするつもりだったのだが、目当てのStrategy & Strucutreが取れなかったため、しかたなく。といってもトピックは貿易、通商政策などなので面白いと思う。ちなみに、土曜日の朝9時からの授業。。。

Pricing Strategy:自分としては今学期の目玉授業。先生はとても情熱的。内容も非常に新鮮で面白い。補講も先生が直々にしてくれるし、この前の補講では、価格と需要をどのように統計的に計測するか、という話を懇切丁寧に教えてくれた。統計的・数学的手法なのだが、先生は「マネージャーに必要なのは、数字をいかに社会科学的に解釈する能力。統計学者が統計的意味があるから、といったようなところに捉われないで欲しい」と言っていた。うーん、まさにそういう話が聞きたかったんです!!

EVC(Economic Value to the Consumer)という概念が、価格理論のベースとなるとのことで、このEVCの計算の根拠を最初の講義でやった。要はお客様に与えるメリットを因数分解的にばらばらにしていって、各要素が、他の競合製品と比較してどれだけの価値があるのか、ということを数字で追いかけ、最終的にそれをお客様に販売する価格に落とし込む、という手法。安く売りすぎても、高く売りすぎてもだめだ、という、その勘所を科学的にアプローチ。DuPontなんかはこの手法を使って価格決定しているらしい。

その後の授業では、Conjoint Analysisという、これも製品の価格決定に関してきわめて重要な、新しいツールを学ぶことになるようで、これも楽しみ。(メルセデスがこの手法をつかって価格決定しているらしい)

ただ、宿題が鬼のように出ているし、授業は木曜日で、今宿題と格闘中なのだが、難解で頭を抱えているし、補講は日曜のお昼2時からということでかなり辛い。。。。



ということで、今学期は、月、木、金、土が授業で、水、土、日が補講。
そのほか、Business Conference のスポンサー集め、ゲスト・スピーカー集め、カルチャーナイト企画、他のStudent Groupsとの共同企画、etcなど、目白押し。まあ、10週間の修行、がんばります。