BIKE FRIDAY Pocket Rocket
フレーム状態から組み直しましたが、ワイヤーの取り回しに悩んだので記録φ(..)メモメモ。
まずはリアのブレーキ。リアブレーキアジャスターの先に取り付けたのは、HIRAMEの変速バナナ(アジャスター付)。ブレーキバナナと変速バナナがあって、角度の緩い変速バナナの方。ネットで公開されていた人様のBlog情報をそのまま真似させて頂きましたが、とても具合が良いです。変速バナナはブレーキのアジャスターカップ内にある小さな輪っか部品を外すとほぼジャストサイズで収まります。
写真(上)が折り畳む際の変速バナナの動き。クルッと上を向いて、リアブレーキワイヤーはクランクの外に出ます。リアタイヤは折り畳み時には外さないので着脱の必要があるのはパンクや整備の際だけですが、ブレーキのクイック開放だけではタイヤが通りません。ウチの場合、アジャスタ付きの変速バナナと、補助レバーに付いているアジャスタも併用することでタイヤの着脱が可能になりました。
上から見たところ(写真上)。
変速バナナはクルクル動けるのも特徴ですが、通常状態ですとワイヤーは内側に引っ張られているのでクランクと干渉する事はありません。
BB付近。
リアブレーキワイヤーとリアシフトワイヤーはBB下を通ります。最新のフレームはBB周りの造りを改良されたものと、従来型とで選択できるみたい。
フロントシフトアウターはココでストップ。FD調整用のアジャスタはネジ用じゃなくて挿し込むだけのタイプ。この先はトンネルを通って直接ディレイラーへ繋がりますが、トンネル部分だけライナーを使いました。
BB下から回るよりもワイヤーの取り付け角度が浅くなる為かワイヤーが解れ易い。その対策として、ワイヤー先端処理は普通にハンダで行いましたが、FDに繋ぐ部分にもハンダを浸透させて解れを防止。肝心の変速は、どの位置からでもしっかり変わるし一般的なロードと比べても遜色ない感じ。アウター側に入りずらいなんて情報もありましたが、ウチでは全くそんなことありませんでした。ちなみにフロントディレイラーはシマノ10速用、FD-R770。5600世代のフラットバーロード用ですが、造りはロード用のFD-5600とたぶん一緒。
リアシフトワイヤー。リアディレイラーに直接繋がる部分は短い距離で独立させた方が良いと考え、アウターストッパーを使用。チェーンステー下にはアウター用のトンネルが前後に付いていますから、短い距離でも手前でアウターを一度切って、一般的な繋がりとなるようにしました。これでチェーンステーBB側より後ろのワイヤーは折り畳み時にも動かなくなりますし、走行中に暴れてしまう事もありません。
チェーンステー下、BB側のトンネルは何故か二箇所…。ディスクブレーキ用の何かでしょうか?ここは謎のままですが、ライン的に良さそうな内側のトンネルを使用。
今回組むに当たっては色々なトコロで沢山のバイクフライデーを見させて頂いて、何度も折り畳んだりしながらやってみました。折り畳み自転車の仕組み上アウターを使う距離が長くなるので、特にリアブレーキには少なからず影響があります。実用上支障ない範囲に仕上がったと思っていますが、今はフルアウター状態なのでもう少し改善の余地がありそう。年式によってフレームの構造やトンネルの位置に違いがあるみたいですし、そもそもバイクフライデーをフレーム組みなんてケースは少数派かもしれませんが、、、
今のところ快調。何方かの参考になればと(゜-゜)