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Bamboo Report

bambooのつれづれ日記
小さな山荘の四季をメインに書いてみましょう

桜とカタクリのお花見

2010年03月31日 | お出かけ(国内)
3月30日(火)

桜とカタクリのお花見

兵庫県作用郡作用町の古桜とカタクリの里、たつの市・龍野公園の桜を訪ねました。

播磨一本堂(光福寺)の大糸桜

佐用町漆野にある光福寺の大イトザクラが満開。白い小さな花をたくさんつけた枝が幾重にも枝垂れ、まるで空から桜吹雪が降り注いでいるみたい。光福寺は、その昔一本のケヤキの大木を用いて寺を建立したと伝えられることから「播磨一本堂」と呼ばれている。樹齢300年を越える大イトザクラは県指定文化財で根回り8m、高さ13m、枝垂れ桜としては播磨随一の大木。見事な桜でした。

三日月町弦谷(つるたに)のカタクリ群生

大イトザクラを管理されている方に次の予定地【東徳久カタクリ群生地】について聞く。『今年の東徳久のカタクリはぜんぜんダメ。猪にやられて、咲いてても二、三輪やろね、ネットしてるんだけど飛び越えて入ってくる』 
もう一つの【三日月弦谷カタクリ群生地】に向かう。こちらのカタクリ群生地はコンクリートの土台に高い鉄の柵を立てて完全に防護されていた。私有地の山の小さな斜面に地元の人たちに守られて健気に咲いているカタクリ、美しい春の妖精たち、ここでも『鹿メ!猪メ!』と毒づきたくなる。ああ、去年5月に登った岡山県毛無山(ケナシガセン)のカタクリに会いたいなあ。縦走路ずっとカタクリ・カタクリだったね。昔はどこの里山にもあんな夢のような光景があったんだね。

龍野公園の桜

龍野公園(たつのこうえん)は兵庫県たつの市にある公園。 龍野城跡がある鶏籠山(218m)南西麓および的場山(394m)南麓一帯に広がる面積約4.7haの公園で、西播丘陵県立自然公園に属する。
ずっと昔に桜の龍野公園に来たことがある、が記憶とは大違い、素晴らしい桜の公園に驚いた。園内には3本のメイン遊歩道が整備されている。三木露風が作詞した童謡『赤とんぼ』の歌碑を起点に、脇坂藩の武家屋敷跡・聚遠亭まで続く「文学の小径」の桜は3,4分咲き、場所によっては7分咲きぐらい。見事な満開の枝垂れ桜もある。静かな聚遠亭の大桜を満開の時にみたいなあ。
「童謡の小径」に入り緩やかな上りの遊歩道を歩くと童謡「ちいさい秋みつけた」が人を感知して聞こえてくる。その後も「月の砂漠」、「みかんの花咲く丘」、「七つの子」、「叱られて」、「夕焼け小焼」、「里の秋」と懐かしい童謡が「国民宿舎赤とんぼ荘」まで続き、歌を口ずさみながらチョッとしたミニ登山気分も味わえるミツバツツジが美しい楽しい小径だった。
あちこちに見つけた鹿の足跡と猪の掘り返し跡について、公園道路を整備している作業員に質問:『鹿や猪の足跡がたくさんありますが?』 『この公園の後ろは国有林になっていて、夜になると鹿や猪が出てきてやりたい放題をします。』 『公園内に小さな野草や植栽された花がないのはそれでですね』 ここでも又、猪鹿だ!

八重山諸島5島めぐり

2010年03月23日 | お出かけ(国内)
3月16日(火)~18日(木)

石垣・西表・小浜・竹富・由布島
八重山諸島5島めぐり3日間
念願かなって八重山諸島めぐりをしてきました。

16日
神戸空港から石垣空港へ。石垣港から西表島・大原港へ(今日のホテルのある月ガ浜に近い上原港への便は波が高く欠航になり大原港に変更)。大原港より西表の亜熱帯広葉樹森林とサンゴ礁の青い海を車窓より眺めながらホテルへ。ブーゲンビリアやハイビスカスなどの南国の花々に彩られた花の館のようなホテルでウェルカムドリンクのお迎え。デイベッドが付いた広~い広い部屋。夕飯後の楽しみ「ヤエヤマボタル」の鑑賞は強風と低温のため中止。テレビ報道によると最高気温が南関東では25度にもなったそうだが、ここ西表島は17度で夜はけっこう寒かった。ホタルだってこの寒さには驚いているだろう。

17日
セイシカ(聖紫花、ツツジ科、幻の花と呼ばれ日本では西表島以外ほとんど見ることができない。川沿いの山肌に点在している)

花に囲まれたレストランで朝食。出発までの時間をホテルから続く月が浜ビーチの散策をする。穏やかに寄せ曳く波、静かな浜辺、何より海の色!これが西表の海の色!
9時よりバスに揺られて西表島の観光のスタート。『綺麗、綺麗』と心の中で同じ言葉を何度繰り返したことだろう。山や海、田植えを終えた水田などを眺めながら浦内橋へ。マングローブの群落や亜熱帯の森に感嘆の声をあげながら約7キロ浦内川をさかのぼる【浦内川遊覧】空・山・水が織りなす自然の色。山肌に点在して咲く淡いピンクのセイシカ(聖紫花)、名も花もとても美しいツツジでした。

マリユドゥの滝

遊覧船到着地は軍艦岩。ここからネイチャーガイドの説明を受けながら熱帯林の中を【マリユドゥの滝】までハイキング。小鳥やカンムリワシの鳴き声が熱帯ジャングル探検の雰囲気を盛り上げてくれる。名も知らない小さな花々、アジサイ、サキシマツツジ、絞め殺しの木、のっぽのヤエヤマヤシ、クワズイモ(食わず芋・・・この大きな葉はアニメ・隣りのトトロがさしている傘)、ハブの頭に似た葉が特徴のハブカズラ、幹がヘビみたいなヒカゲヘゴ、、巨大なシマオオタニワタリ、板状根のサキシマスオウノキ,etc.etc。そして【マリユドゥの滝】展望台へ。3年前までは滝のすぐ傍まで行けたのだが、死亡転落事故が続いたため滝直下行きは禁止され、この展望台からの遠望のみになったとか。遠望のみでも十分見ごたえのある滝でした。復路のジャングル探訪、引き潮が進み少し表情を変えた川辺のマングローブ群落やカヤックを楽しむ人々などを見ながらの川下り、愉快で楽しい時間でした。

浦内橋から美原へ。八重山諸島観光の象徴みたいな【水牛車に揺られて由布島】へ。
由布島は西表島の東の沖合400mに浮かぶ周囲約2km、海抜1.5mの小さな島で、島全体が亜熱帯植物園になっている。蝶々園でオオゴマダラ(羽を広げると15cmにも達する日本最大のマダラチョウ)と黄金色のさなぎを見る。植物群を抜けて引き潮の浜辺で貝やヤドカリや小魚と遊んだ。

西表・大原港より【竹富島】へ。
竹富島は八重山諸島の中で最も沖縄の原風景が残る島だという。
シーサーの乗った赤瓦と白の漆喰の屋根の家々をサンゴの石垣が取り囲む。椰子やマンゴやバナナが実り、ソテツの緑と色とりどりのブーゲンビリアとハイビスカスなどが輝くように咲き乱れる南国情緒ある素朴な島でした。夢中になって星砂を集めた【ガイジ浜】の小さな海辺がよかったなあ。

竹富港から又船に揺られて【小浜島】へ。緑のゴルフ場の中に赤い琉球瓦の屋根が美しいコテージ風のホテルが今日の宿。部屋はデイベッド付きで広く調度品も落ち着いていて良いのだが、前日のホテル同様、タバコの匂いに顔をしかめた。
昨夜のヤエヤマホタルの鑑賞が中止になった代わりに【星空ウォッチング】を行うと添乗員さんから説明を受ける。が、このプランも空模様から中止で沖縄民謡ショーに変更に。それが又『お天気がよくなりましたから、星空ウォッチングをやります』となる。
懐中電灯の明かりを頼りに真っ暗なゴルフ場を南に進みガイドさんの説明にしたがって顔を空に向ける。オリオン、シリウスなど冬の大六角形がはっきりと瞬いている。『わあ、こんな綺麗な星空見たことない!』と感激の声があちこちでおこる。(私はチョッと苦笑。山荘で見る星空は天の川まで流れているもの。でも晴天の小浜島の満天の星空ってどんなだろう、凄いほどの星空でしょうね)と段々雲が湧いてきてせっかくセットした星観測望遠鏡の出番なし。ここで星空観察は打ち切り。
ガイドさんの『この辺りのリュウキュウマツの枝によく孔雀が眠っています。それを探しましょう』の言葉に真っ暗なリュウキュウマツの林に目を凝らす。『わぁ、ホタル!』『光った、光った!』『何処どこ?』全員が取り囲む、『あーあ、光らなくなった』。確かに私も小さな点滅を見た。ヤエヤマボタルを見た!
オスのクジャクがいた!ガイドさんの照らす懐中電灯の明かりの中に枝の上で寝ているクジャクの姿が。フラッシュの明かりに驚いてきょとんとした目をこちらに向けている。わあわあと喜び叫んでいる人間さまを鳥目のクジャクは見えないのだろうね。枝の上のクジャクをチャンと記念写真に収めましたよ。


18日
小浜島・海人の浜

小浜島は陽気なドライバー兼ガイド氏の案内で島巡り。小浜島はアダンやガジュマルの生い茂る素朴な島で、平成13年放映のNHK朝ドラ・ちゅらさんに因んだ観光場所が多い。【こはぐら荘】、【海人(うみんちゅ)公園】、【ちゅらさん展望台】など。言葉にならないほど美しいサンゴ礁の海、青い波と白い砂、海のすぐ向こうに西表島と美しい平和な島。そして台風など自然の猛威に晒される厳しい島なんだね。

野性のクジャク

ちゅらさん展望台で360度の大展望・絶景を楽しみ、バスの駐車場(牧場の牛さんたちの傍)へ行くと皆が歓声をあげている。40mほど向こうの林の縁に、わあ、クジャク! こちらのリクエストに応じてなんとクジャク君は優雅に羽を広げ180度ぐるりと回り広げた羽根の後ろ姿を披露し、又180度回ってこちら向き優雅に羽をたたんだ。そんなクジャクショーを我々のリクエストに答えて何度も繰り返してくれる。愉快なクジャク君でした。
小浜島ではクジャクが繁殖し過ぎて、いまや畑の害鳥となっているとのこと。この華麗な舞を見せたクジャク君の仲間が5羽ほどいたし、バスの車窓からは9羽の群れを見つけた。観光客には嬉しい野性のクジャクも地元の農家の人たちにとっては困った害鳥。どこも野生動物との共存は大問題です。

川平湾(カピラ湾)

自然に感動しっぱなしの小浜島を離れて石垣島・川平湾へ。なんと美しい川平湾、神さまが創り出した海の色! 八重山諸島の美しい海の色に何度も何度も感動をしたが、いままでにも増して大声で『綺麗!!!』と叫んでしまう。
【川平湾グラスボートでエメラルドグリーンの海を海上散策】をする。
東京の親友のようにシュノーケルをつけて石垣島の海に潜る日を夢見てきたが、現実はグラスボートのガラスごしに海中世界を見ることになった。なんと美しいサンゴ礁と熱帯の魚たち。澄んだ海中に夢に見続けてきた光景が展開する。陸から見た海、そして上からのぞいた海の中、カピラの海の記憶は忘れることはないでしょう。

幸せの余韻に浸りながらサトウキビやパイナップルの畑を窓外に見て【石垣島鍾乳洞】へ。石垣島市街地に余りにも近い鍾乳洞に驚いた。長さ3.2キロ全国7番目の日本最南端の鍾乳洞。美しい自然の造形、成長する鍾乳石、サンゴや貝の化石、水禽窟のような水の滴り音、「トトロ岩」と名づけられた鍾乳石もあったよ。「トトロさん」はアメリカにいる長女の緑の目をした旦那さまの愛称。
楽しい洞窟めぐりでこの旅の観光は終わり。機会があれば再度ゆっくりと八重山諸島に滞在したいです。

石垣牛の焼肉ランチで遅い昼食を済ませ、近くの公設市場をぶらついて、石垣空港へ。神戸空港へは給油のため那覇空港へ寄り道。神戸行きは満席。日本航空は今年5月で神戸ー石垣島路線廃止を決めている、とても残念。




東大寺二月堂修二会(お水取り、お松明)バスツアー

2010年03月11日 | お出かけ(国内)
3月8日(月)

東大寺二月堂修二会(お水取り、お松明)バスツアー
   約2万本の梅の香り漂う南朝の里「賀名生梅林
   興福寺国宝館で「阿修羅像ほか拝観」
   奈良の風物詩「東大寺二月堂お水取り




賀名生梅林:
五條市西吉野町賀名生地区の丘陵30haを麓から中腹まで覆いつくすように咲いた梅の花が、白と淡い紅色の花霞をたなびかせていた。梅の花だけの素朴な山里の梅林でした。

阿修羅像:
国宝・重文等がぎっしりと並んでいる興福寺・国宝館は3月1日にリニューアルオープンしたばかり。阿修羅像はじめ多くの仏像を間近で拝観できるよう、ガラスケースを外した露出展示を実現。また今回新たに取り入れた現代的で斬新な照明は、尊像の尊厳と魅力を引き立たせている。大人気の阿修羅像をゆっくり真正面から横から堪能するまで鑑賞する。本当に綺麗な阿修羅像。いまやファンクラブまであるらしいですね。

修二会(おたいまつ)
「お松明」は3月1日より14日まで毎晩あがる。ハイライトの篭松明のあがる3月12日は交通規制、二月堂付近への入場規制もあり、すごい人出となり見れないこともあるらしい。当然バスツアーは12日は除いて催行されている。今日8日は、前日まで雨続きで又明日から雨の予報とかでかなりな人出が予想される。早めの夕食を終えて二月堂に入ったのが5時40分。二月堂内から見下ろすともうすでに沢山の人が場所取りをして待っている。風邪が治りきらなくってふらふらの私、食事処で体を休めて「おたいまつ」直前に入りたかったのに・・・、言えば主人に「何しに来たんや」と叱られそうで・・・、せっかく確保した場所の後ろの竹垣に背を預けてじっと立って待つこと1時間と20分。7時、大鐘の音を合図に境内の明かりが消され「おたいまつ」が始まった。今日の「おたいまつ」は10本で時間は25分。テレビで見たとおり、いえ、それ以上。凄い凄い、歓声と熱気!下を向いて半べソのシニアが「おたいまつ」の火の粉(の気)を浴びてヤングに変身~んのご利益。物凄い人人人の流れにのって暗い境内を足元注意で集合場所のバス駐車場へ。長蛇の女子トイレの並び。全員無事帰還を確認して喜ぶ添乗員さん。全て『よかったね!』

いなみ野学園健康福祉科4年2組クラス旅行

2010年01月30日 | お出かけ(国内)
1月25日(月)~26日(火)

兵庫県いなみ野学園健康福祉科で4年間を一緒に過ごしたクラスの仲間と一泊二日の旅行に行きました。【瀬戸内しまなみ街道と道後温泉・歴史遺産をめぐる2日間】ということで、主な見学先は【大三島・大山祇神社、製塩工場・伯方の塩、内子の町並み、別子鉱山】、宿泊地は【道後温泉】です。いなみ野学園の思い出の集大成、とても楽しい旅でした。

大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)

大山祇神社は瀬戸内海国立公園の大三島に位置する神社で所在地は愛媛県今治市大三島町宮浦。大山積神を祭神とし、全国の山祇神社、三島神社の総本社です。
境内に入ってまず驚いた!境内中央には樹齢約2600年の神木である大楠木(直径2.6m高さ24m)が目に飛び込んできました。大山祇神社の楠木群は、日本最古の原始林社の楠木群として、昭和26年に国の天然記念物に指定されています。三間社流造桧皮葺の立派な本殿、全国の国宝・重要文化財の指定を受けた武具類の約8割が収められている宝物館(、国宝8件、重要文化財75件)にも驚かされました。

伯方の塩・製塩工場見学 
「伯方の塩」の製法に驚いた!なんとお塩の原料は自然の風と太陽熱で蒸発結晶させたメキシコまたはオーストラリアから輸入された天日海塩なんです。これを日本の海水で溶解・濾過し、釜で煮詰め結晶させ、竹を敷き詰めた乾燥室で自然乾燥させる。まさか周りが海の日本のお塩の原料が輸入物だったなんて、知らなかった~あ。

道後温泉本館

ご存知道後温泉のシンボル。わが国最古の温泉。国の重要文化財。漱石の「坊ちゃん」の湯として知名度抜群ですね。


坊ちゃんカラクリ時計

道後温泉駅前の放生園にある「坊っちゃんカラクリ時計」は、平成6年、道後温泉本館百周年を記念して作られました。道後温泉本館の振鷺閣をモチーフにし、8時から22時まで一時間毎に軽快なメロディにのって、マドンナ等夏目漱石の小説「坊っちゃん」の登場人物が現われる楽しい時計です。軽快なメロディが気に入った私、午後5時と朝の8時の二回も坊ちゃんたちに会いに行きましたよ。

この旅行でお気に入りは【内子の町散策】でした。
江戸末期から明治時代にかけて和紙や木蝋で栄えた内子町。白壁、土蔵、格子窓の家が軒を連ね楽しい民芸店などのお店が点在します。大正5年創建の【内子座】は歌舞伎なども上演できる芝居小屋、こんな雰囲気好きだなあ。

高松港から宇野港まで瀬戸内海を約1時間のフェリーでのクルージング(おしゃべりばかり)のあとバスに乗りかえた頃より、車窓左に後ろに美しい【瀬戸内海の落日】を堪能する。幸せな旅の終わりでした。