11月のはじめの時の移ろいは 蔓草の葉の黄金色を ふいに一滴の血しぶきのように 濃い朱色に染めて 散らす 妖精が花をあしらい 小人が織りなす 苔のしとねに ものみな慈しめ R.ブラウ二ング。桜蓼(タデ科)花言葉は、愛くるしい。タデ科の鋳一年草の総称。種類が多く、冬以外の各季に花を開いているものが見られる。秋に咲くのは大蓼.大犬蓼.大毛蓼.柳蓼.桜蓼など。大方は高さ60~90cmだが、大蓼は、1.8~2.2mに達する。花蓼は茎が直立し花るがまばら。桜蓼は淡紅色の花が愛らしい。「食べてゐる牛の口より蓼の花 「高野素十」「蓼の花溝が見えぬに音きこえ 柴田白葉女」「二三日なまけごころや蓼の花 鈴木真砂女」「空あをぐ魚に句あり蓼の花 八田木枯」「蓼の花揺れゐて海の夕明かり 沢村昭代」「下駄はいて人呼びに出る蓼の花 吉田汀史」「蓼咲いて余呉の舟津は杭一つ 三村純也」「伏流は岩に現れさくら蓼 阿部六弥太」。(晩年の 記憶の道も ここらまで ケイスケ)
冬木立は季節ごとに表情を変える。ことに落葉樹は四季それをぞれの姿があり、季節感が直接伝わってくる。「冬木立」といえばふつうは葉おとして立つ木々のことで、江戸時代の資料にも「冬枯れた枯木のすがたをいへり」(「改正月例博物筅」)あるいはまた「夏木立は茂りたるえをいひ、冬木立は葉の脱落したるさまをいふべし」(「栞草)」などの記述がある。彼方まで見渡せる広々とした景色には,晴れ晴れとした明るさがある。「斧入れて香におどろくや冬木立 蕪 村」「灯ともせば影は川こす冬木立 紫 暁」「太陽に素顔晒して冬木立 関森勝夫」。今日の誕生日の花は、「アマゾンリりー;エウカりスヒガン花科」花言葉は、気品;清らかな心。 とあるが、私の手元には、この花の詳細を書かれた本がないので、不詳。何方か教えて下さい、ケイスケ。