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誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

モクレン

2018-04-13 10:12:12 | 誕生日の花ケイスケ日記

 モクレン科モクレン属の落葉木で高さ3~5メートルになる。3,4月頃枝先に咲く花は、10センチほどで花弁は六片、外側は紅紫色、内側は白色を帯び、空へ向って達ように開ろめくく。花の後に伸びる葉は八~一五センチと大きく、互生する。唐木蓮は変種でやや小形。木蓮と書くのは花が蓮に似るからという。白木漣は別種と同じく中国原産の落葉木で5メートル以上になる。花弁六片、蕚三片がともに白く全体が花に見えて華やかである。「木蓮に日強くて風さだまらず 飯田蛇忽」「木蓮の一枝を折りぬあとは散るとも 橋本多佳子」「白木蓮の散るべく風にさからへる 中村汀女」「木蓮の風のなげきはたゝ高く 中村草田男」「戒名は真砂女でよろし紫木蓮 鈴木真砂女」「はくもくれんの花ほらだつ風の中 中村梅子」「はくれんの花占めたる夜空あり 千代田葛彦」「白もくれん月深海のごとくあり 矢島渚男」「木蓮が頭上にありて胸開く 坪内稔典」「虚子の忌の白に遅れて紫木蓮 大井雅人」「尖り立ちい色めく蕾紫木蓮 石川風女」「はくれんの一弁とんで昼の月 片山由美子」「白木蓮空の鼓動のあるごとし 朝倉和江」「遠き世へつづく空あり白木蓮 望田ちゑ」「白木蓮を意中の花として老いぬ 大森輝男」「昏ゆくや白木蓮に富士近し 栗田せつ子」「」はくれんは空を押し上げさきにけり 松永如峰」。(風強く木蓮揺れる今朝の庭 ケイスケ)。

 

 


都忘れ

2018-04-11 13:38:35 | 誕生日の花ケイスケ日記

都忘れ(キク科)本州中部以西の山地に自生。4月の上.中旬、飴色や黄緑色のいろの新葉とともに、一重の淡紅色または白色のは花が咲く。そのたたずまいは清々しく高いうつくしさがある。<しきしまや心を人問はば朝日に匂う山桜花 本居宣長>本来山桜は山に咲く桜一般を言うなではなく、独立した品種種であるが、句や歌に詠まれた山桜は必ずしも特種をいってはおらず、訪れた土地に自生する桜を山桜と詠じていることが多い。ならの吉野山の山桜はよく知られてている。「見返れば寒し日暮れの山桜 來山」「うかれる人や初瀬の山桜 芭蕉」「うらやまし浮世の北の山桜 芭蕉」{なまぐさき風のおとなり山桜 嵐 雪」「「今日ばかり人がら崩せ山桜 不 角」「みよし野のちから道寒し山桜 蕪村」「海手より日は照りつけて山ざくら 蕪村」「見おろせば人里深し山ざくら 麦水」「家ありや夕山ざくら灯のもるる 蘭更」「一理行きに二里行く深山桜かな 二柳」「山又山桜又山桜 阿波野青畝」「筆筒や筆と挿し置く山桜 水原秋櫻子」「山ざくら咲く直前のさくら色 右城暮石」「山桜あさくせはしき女鍬 中村草田男」「山桜青き夜空をちりゐたる 石橋辰之助」「花の中太き一樹葉山ざくら 桂信子」「言満つる封書の重み山ざくら 林 翔」「山桜牧をつくろふ槌の音 皆川盤水」「満月に浮かれて出でそは山ざくら 飯田龍太」「人の世は命つぶてや山桜 森 澄雄」「山国の空に山ある山桜 三橋敏雄」「この山に倒れ伏すとも山桜 成田千空」「金星が翼をひろぐ山桜 橋本美代子」「日のありしところに月や山ざくら 鷹羽狩行」「山桜濡れ身の黒を観世音 山田五千石」「山桜遠にふはりと坐女溜りけり 伊丹さち子」「山桜背に蒼宆を負ひにけり 篠崎圭介」「耕人に傾きさけり山ざくら 大串 章」「一日がたちまち遠し山ざくら 宮坂静生」「さまよえる人ただよへる山桜 黒田杏子」「ひかり降るごとく雨来て山桜 茨木和生」「赤ん坊の手のいそがしき山ざくら 大嶽青児」「山桜見事な脇のさびしさよ 摂津幸彦」「殺生の世を常として山桜 鈴木太郎」「山ざくら天に一喝あるごとし あざ蓉子」「眠りてはこの世のそとへ山桜 奥坂まや 「たぎる湯の中のたゆまぬ山桜 長谷川 曜」「大岩に水ぶつかつて山桜 六角 耕」「山桜旅信を書くに膝の上 峰実理幸」。(一花に一花の誇り白牡丹 小野瑞枝;探梅の果ては雪見の句坐となる 小野謙治)

 


翁草

2018-04-10 11:26:59 | 誕生日の花ケイスケ日記

翁草;キンポウゲ科オキナクサ属の多年草。本州、四国、九州、に分布し低山帯の草地や川原などに自生する。4月~月の春蘭漫の日の光の下、銀灰色にかがやくやわらかな絹毛を花、茎、葉にまとい、花は釣鐘状の赤紫色で、六枚の花弁(実は蕚)をうつむくように咲かせる。花期が過ぎると、草丈30~40センチにもなっ手長く白い毛におおわれた三をつけ、それが老人の蓮相させることから「白頭翁}の漢名、「翁草」の和名がついたといわれている。近年、絶滅危惧種に指定されている。「近所やいつの世よりの翁草 乙由」「高原の雨やむ湿気翁草 飯田蛇忽」「翁草野の枯色はしりぞかす 橋本多佳子」「翁草春酣の山わびし 滝 春一」「翁草手になだらかな山の景 石原八束」「ほつほつと咲いてひなたの翁草 今井杏太郎」「こごゑして和讃にまじる翁草 菊池一雄」「翁草咲き上空のからんどう 菅原闘也」「翁草時間長者として満てり 中村保典」「ながらぶる限り旅せむ翁草 仁藤綾子」「夫の忌や夫の咲かせし翁草 樋口フミ子」。(路地寒さしのぎかよく鳴くよ 小野瑞枝;(雀らの寒さしのきかよく鳴くよ 小野謙治)


フジ

2018-04-09 08:45:25 | 誕生日の花ケイスケ日記

フジ;マメ科フジ系と山藤系との大別される。ともに山野に自生する蔓性落葉木で、他の樹木や岩などに巻ついていて高く這いのぼる。4,5月頃房をなして咲く蝶形の花の優美なことから、鉢植えにしたり藤棚を作ったり、古くから栽培鑑賞されてきた。野田に名木があったことからこうよばれている。蔓は右巻き、花は花穂の付け根から先端に向かって咲き下がる。数十センチから1メートルを越す長さにまで花穂を伸ばし風に揺れるさまは、藤房といわれるように美しい。山藤は蔓が左巻き。花穂は10~20センチと短いが、全体がほぼ同時に咲き揃うのでこちらも美しい。葉は両者とも奇数羽状複葉で互生し、秋に黄葉する。白花のものは山藤の変種だが、園芸品種とし多様なものが作られてもいる。木部は特に藤蔓とよばればて、強くしなやかであることから物をしばったり手工芸に用いたり、繊維として使用されることもある。「くたびれて宿借るころや藤の花 芭蕉」「水影や(ムサビ)わたる藤の棚 其角」「藤の花さすや茶摘の荷ひ籠 許六」「立ちさればまだ日は高し藤の花 藪太」「しなへよく畳へ置くや藤の花 太祇「月に遠くおぼゆる藤の色香かな 蕪村」「藤の花雲梯かかるなり 蕪村」「しら藤や奈良は久しき宮造り 召波」「門に待つ駕の欠伸や藤の花 麦水」「筏くむ夕暮藤の落花かな 白雄」「藤棚の隅から見ゆる江戸かな 一茶」「藤の花長うして雨降らんとす 正岡子規」「藤垂れて今宵の船も波なけん 高浜虚子」「山藤の風すこし吹く盛りかな 飯田蛇忽」「藤浪に雨かぜの夜の匂ひけり 前田普羅」「雨の藤花こまやかに相寄れる 長谷川春草」「藤の花軒ばの苔老いにけり 芥川龍之介」「寧楽山は藤咲けるなりくもれども 水原秋櫻子」「大河に逆浪たちて藤咲けり 山口誓子」「藤垂れてわが誕生日むらさきに 山口青邨」「雨誘ふ藤の落花の美しく 高浜虚子」「藤揺れて朝菜夕なの切投通し 中村汀女」「藤つゝさかり「藤浪の怒涛のごとく懸れるも 田畑美穂女」「藤の昼膝やからかくひとに逢ふ 桂信子」「天心にゆらぎのぼりの藤の花 沢木欣一「さわがしき地にたれさがり藤の花 鈴木六林男」「白藤には白きひかり夕日射 飯田龍太」「こころにもゆうべのありぬ藤の花 森 澄雄」「藤の花少年疾走してけぶる 和田悟朗」「曇天の熱する菲日なり藤の花 広瀬直人」「藤房の揺れる長さの違ふ風 稲畑汀子」「藤老いてむらさきなるは苦しからむ 遠山陽子」「蓮休の中の平日藤の花 星野恒彦」「そこだけが紫けむり懸り花 高浜朋子」「山藤が山藤を吐きつづけおり 五島高̪資」「眠らんと閉づる鏡や藤野花 山西雅子」「藤垂れて百畳の間つくりけり 水田光雄」「白藤は水田のひかり得て咲きにけり 佐川広治」「心なほ揺るる藤房揺れ止むも 井桁汀風子」「限りなく仏女身や藤の花 川嶋桃子」。(みつめいて引潮と知る秋の川 小野瑞枝;紅茶飲む朝の目覚めは素晴らしき 小野謙治)を過ぎしとはいへど 星野立子」「白藤や揺りやみしかばうすみどり 芝 不器男」「梢の子躍り満樹の藤揺るゝ 中村草田男」「飢ふかき一日藤は垂れにけり 加藤楸邨」「花乏し藤の紫柔毛たつ 石橋秀野」。(小野謙治)。

 


2018-04-07 11:29:43 | 誕生日の花ケイスケ日記

桃(バラ科)花言葉は、気立ての良さ。バラ科の落葉小高木。表面にビロード状の細毛が蜜生した、香り高い大きいの実がなる。中国から渡ってきた。桃には邪気を払う性があるとする中国の思想の影響を受けて奈良時代には栽培が相当広まり、他の果実に比べ貴重取り扱われていたようである。水蜜桃から多くの改良種が生まれ、現在店頭には早生種が六月下旬から並ぶが、岡山県を主産地とし、滴るばかりの果汁と柔かく甘美な果肉を誇る白種は晩生種で、八月中旬に出回る。「病間や桃食いながら李画く 正岡子規」。(桃食えばkぁネガなるなり法隆寺 謙治)(一人立てるほどの陽だまり返り花 小野瑞枝)

 

 

 

 


カタク

2018-04-05 14:05:21 | 誕生日の花ケイスケ日記

カタクリ(ユリ科)花言葉は、初恋。山林の半日陰、斜面に群生するユリ科の多年草。早春、地下の鱗茎から、柔かい上面に紫褐色のウ雲紋なある2枚の葉をつけた花茎を出し、三、̪̪四月頃に紅紫色の花を一っ下向きにつける。花びらは六枚、基部に濃い紫色の斑点があり、開くと反り返る。山林などにうつむいて咲く姿は印象的である。カタカゴの名は『万葉集』にみられる。若葉は浸し物、和え物などにし、鱗茎からは良質の澱粉が取れる。ギフチョウの訪れる花である。「日浴し片栗の葉に花に 石井露月』「片栗の一つの花の花盛り 高野素十」「薬草としてかたくりの花の谷 田畑美穂女」「かたかごの花のさざなみ青空へ 沢木欣一」「かたかごの花や越後にひとり客 森 澄雄」「かたかごに銀の日懸かりをり 石田勝彦」「粗き日のなかに堅香子咲きにけり 加藤三七子」「かたくりは耳のうしろを見せる花 川崎展宏」「片栗の花の韋駄天走りかな 綾部仁喜」「かたかごの花の辺りことば惜しみけり 鍵和田柚子」「かたくりの花咲き風の斜面かな 伊藤敬子」「冷えさびと片栗の花あかり 手塚美佐」「かたくりの花の四五日遠出せず 西嶋あさ子」「堅香子にまみえむ膝をつきにけり 石田郷子」「片栗の花のお浸しまたぎ宿 阿部月山子」「片栗や近江若狭の国境 浜 明̪史」「片栗の花に離れて牛繋ぐ 太田土男」「風を聴く花のかたかご面伏せて 奥村直女」「ありにけり片栗ばかり揺らす風 武井三重」「万葉の風に堅香子咲けり 渡辺萩風」「かたくりの花には強し山の風 掘り文子」「片栗の淡むらさきを憩ひとも 本庄百合子」「魔女の靴めくかたかごの花ゆれて 沢田有湖」「かたかごや我に故郷のあるごとく 寺澤慶喜」「かたかごの群れゐて村は消えにけり 石田佳恵」。

 


ソメイヨシノ

2018-03-28 07:59:42 | 誕生日の花ケイスケ日記

ソメイヨシノ(バラ科)花言葉は、優れた美人。桜は花の中の花>東アジア、特に日本列島に自生し、薄紅や白い花がほのぼのと春の野山を染める。バラ科サクラ属サクラ亜属の落葉樹。花は五弁、八重もある。山桜をはじめとする野生種のほか、明治以降広まった染井吉野などの人口種もある。吉野山は山桜の聖域。このほか、各地に名所がある。太平の世にも苦難の時代日本人とともにあり、最も愛されてきた花である。花盛りを愛されて来た花である。花盛りを愛でるだけなく、早くから開花を待わび、散り急ぐ風情を惜しむ。「世の中にたえてさくらのなかりせば春の心はのどからまし 在原業平」


ヒヤシンス

2018-03-27 09:09:01 | 誕生日の花ケイスケ日記

ヒヤシンス(ユリ科)花言葉は、燃える愛。地中海沿岸原産のユリ科の多年草。16世紀にオランダで改良された栽培種。甘香りをもつ。厚みと光沢のある剣状の葉を七、八枚球葉を7,8枚根から伸ばした後に、20~30センチの花茎が直立する。一重または八重の小さな花が、花房となってたくさん咲く。花色は、赤、桃、白、青、黄色と豊富。花壇や鉢植えのほか水栽培出も容易に美しい花をつけ、広く親しまれている。「いたずらに葉を結びありヒヤシンス 高浜虚子」「みごもりてさびしや妻やヒヤシンス 瀧 春一」「ヒヤシンス鷗の眸過ぎゆけり 千代田葛彦」「水にじむごとく夜が来てヒヤシンス 岡本 眸」「ヒヤシンス高きを渡る風に和す 有馬朗人」「ヒヤシンススイスステルススケルトン 正木ゆう子」「ヒヤシンス女神も妬み深きかな 萩原都美子』「最も若き今が過ぎゆくヒヤシンス 秋山慎太郎」「遺失物係の窓のヒヤシンス 夏井いつき」「ヒヤシンス日のある窓は開かれて 柴崎富子」「太陽と月むかひあふヒヤシンス 有住洋子」「海に向く窓地球儀とヒヤシンス 域間信子」。(ヒヤシンス燃える朝日が輝いて 謙治)(待つ春の少女絵皿に色満たし 小野瑞枝)

 

 


春蘭

2018-03-22 11:35:40 | 誕生日の花ケイスケ日記

春蘭;ラン科の多年草。花言葉は、飾ない心。山の日の当たらえにもする。根は太い鬚状で、細長く強い葉を伸ばす。早春、花茎を出し、花が一っ咲くが、葉と同じ淡黄緑色のためあまり目立たない。香気があり、花を塩着けにしたものを「蘭湯」として祝いの席に用いたり、筆の形をした蕾を汁種にして賞味したりする。昔から秋菊と並んでその清らかで俗気を帯びない姿が賞玩去れ「春蘭秋菊具に廃すべから」との諺ある。「春蘭の曾ての山の日を恋ひて 高浜虚子」「春蘭のあはれ花木檻かなな 小沢碧童」「春蘭の花鳥巣つる雲の中 飯田蛇忽」「春蘭にくちずけ去りぬ人居ぬまま 杉田久女」「春蘭やみdれあう葉の数 高橋淡女」「春蘭や暗きに打てる紙砂 水原秋櫻子」「夜ならでは人を訪比得ず夜の春蘭 中村草田男」「夜ならでは人を訪ひ得ず夜の春蘭 中村草田男」「春蘭実生まれ松にかこまれて 星野立子」「春蘭や徒食の爪はのびやすし 角川源義」「春蘭に木漏日斯かる愛もあり 佐藤鬼房」「春蘭や男不意に遺さるる 飯島晴子」「春蘭の裏庭にいるるおきなかな 山本洋子「春蘭や岩を標の貴船道 安村佳津男」「春蘭に山影せまる音もなし 青木重行」「春蘭を摘むは子供のここのか顔 滝澤和治」「春蘭の山のつずき生家あり 梅原悠紀子」「春蘭や女ばかりの室生越 小早川 恒」「里山に礼し戴くほくろかな 馬場光子」。(春蘭の明日をうながす日数かな ケイスケ)