goo blog サービス終了のお知らせ 

誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

モヨウビム

2015-10-26 04:58:43 | 日記

モヨウビム(ヒユ科;ケイトウ属)花言葉は、燃えあがった情熱。学名をセロシア.クリスタールといい、リンネの命名による草花。属名セロシアはギリシャ語の”燃える”意である。ケイトウ属は、アジア、アフリカ、アメリカ、などの熱帯、亜熱帯に数多く自生している。日本にもノゲイトウ(学名、セロシア.アルゲンテア)は中部地方以西の暖地に古くから自生しているものである。ケイトウは、奈良朝時代に中国から渡来したもので、万葉集にも詠われている韓藍の花がそれであると考えられる。野生種から改良された園芸品種には(鶏冠鶏頭)(玉槍鶏頭)(羽毛鶏頭)(久留米鶏頭)などがある。花色は赤のほか、黄や白もある。ケイトウは英語では(コックコウム)というが、雄鶏の鶏頭の意味である。ケイトウに近縁のものに葉鶏頭があるが、この方は美しい葉を鑑賞するもので花は美しくない。ハゲイトウは一名雁來紅ともよばれるが、この名は、”雁が北の国から渡って来る頃、その葉が”赤く色づく”ことに由来する。葉が”黄色く色ずくものを”雁來黄”という。「花譜」には、”秋色葉如”花、名雁来紅”とあり、枕草子にも”かまかつの花らうたげなり、名もうてあなる。雁”の来る花とぞ文字には書きたる”と記されている。このカマツカの花は雁來紅と考えられる。ハゲイトウの学名は、アマラントス.トリコロールというが、アマラントスは、”しおれない”という意味であり、種名のトリコロールは”三色の”という意味で、またフランス語ではアマランテ.メランコリク、またはアマランテ.トリコロールといい、メランコリクは”もの悲しい”という意味である。このように各国で、いりいろな表現があるようだ。ハゲイトウは葉の色をめでるもので、「俳譜新選」では、(その種も染めてこぼす葉鶏頭)という句がのっている。ハゲイトウは古典的な観葉植物であるが、近ごろはこれに代って人気を集めている観葉植物にコリウスがあるが、これはシソ科の植物で、、原産地はジャワ島といわれている。和名を錦紫蘇または金蘭紫蘇という。属名は”唇弁が鞘状呈するを”という意味で、種名をオランダの植物学者K.L Blumelの名にちなんだものである。このように各国で人気があり、表現が異なる観葉植物であるコリウスはイギリスで品種改良されて、葉の色としては、赤色、暗赤色、褐赤色、緑黄色、黄色などがあり、また色が入りまじったもの紅色のものもあり、これはレインボウ種とよばれており、葉の鋸葉が深く裂けたものなどがある。近年変った、多品種が続々現れている。「葉鶏頭一つもたてるわが庭のかきねさびしく夕づく日かな 金子薫園」「葉鶏頭寂しき朱に映えにける秋のみ園に異句草もなし 土田耕平」{新しく沸き上りたり恋のごと雁來紅の立はめでたし  与謝野昌子」「岡崎は祭りも過ぎぬ葉鶏頭 史 邦」「草紙干す屏より高し葉鶏頭 淡 々」「美しき色見初めぬ葉鶏頭 子 規」「新しく湧き上りたり恋のごと雁來紅の立つはめだたし 与謝野晶子」。(葉鶏頭明るくなりぬ雨の中 ケイスケ)


ダンギク

2015-10-25 05:29:08 | 日記

ダンギク(クマツズラ科;クマツズラ属)花言葉は、忘れえぬ思い。日当たりの良い草地に生える60㎝ほどの多年草。全体に軟毛がある。葉は対生し卵形で、ふちにはあらい鋸歯があり、裏面には毛が密生する。茎の上部に集散花序をだし、紫色まれには白色の小さな花を蜜生する。和名は段菊で、花が段になってさくことによる。花期は9~10月。生育地は、九州西部及び對馬。同属にクマズラソウ(東京;小平薬草園;神奈川県三浦半島;長崎県長崎市)イワダレソウ;カリガネソウ;があるが、いずれも花の形や色は異なる。この花を詠んだ句はない。段々朝日の昇りが遅くなり、今朝は6時にようやく日がさした。北海道では、初雪のニュースも出る。我が家の窓から見える富士山も2~3日前から雪景色となる。例年より2~3日早やかつたようだ。今朝は我が家の付近は強い風が吹いている。「冬菊のまとふはおのがひかりのみ 水原秋桜子」。冬まじか寝具も暖房も出ばん待つ ケイスケ)。


カッコウアザミ

2015-10-24 05:36:50 | 日記

カッコウアザミ(キク科)花言葉は、信頼。宿根草で、日本の山野に60余種が自生するが、薊はこれらの総称である。俳句で薊といえば、「野薊」を指し、この野薊は晩春から初夏にかけて花が開くので春の季題とする。花は多数の紅紫色の筒状花から成り、紅刷毛のように小ぶりで優しい。総苞にねばり気があるのが野薊の特徴である。花茎は高さ60㎝位、葉は楕円形で羽状に裂け縁には刺が多く野生的である。他の種類の「富士薊」や「山薊」は、葉の高さも1mに達し、紫紅色の大輪を夏あるいは秋に開く。それぞれの植物名で俳句を詠むか、夏薊または」秋薊として区別して詠んだ方がよい。花の後冠毛をつけた実をむすぶ。「花薊露珊々と葉をのべぬ 飯田蛇忽」薊摘んで花の巧を眼に見入る 篠原温亭」「くもり來しひかりのなかの薊かな 久保田万太郎」「妻がもつ薊の刺を手に感ず 日野草城」「双眼鏡遠き薊の花賜る 山口誓子」「降り出でて淡路は近し薊さく 角川源義」「まうへうしろ愁いの雨の濃き薊 原 裕」。カッコウアザミの句は詠まれていない。今朝4時半ころ、NHKの鳥取支局が、鳥取駅から始発する若桜線の様子を放送していた。私は小学校の6年だけ若桜小学校に通い卒業し、そのご東京に帰った後も、春秋を問わず休みがあると、鳥取の若桜に帰郷していた。母が出身(山根)上用呂、伯母が若桜(藤原)、叔母が神直(山根)に居たからである。当時は若桜線のだけで、バスは通つていなかつたが、現在はバスも並行して通っているようだ。若桜線は若桜駅が終点なので、鳥取に帰るたまには、先頭の機関車を転的しなければならないので、若桜駅の奥(先端)に転向装置があり、現在でもこれによつて「方向転換」をしているので、この装置は珍しいようで、観光者が増えているとの放送があった。


シコンノボタン

2015-10-23 06:11:16 | 日記

シコンノボタン(ボタン科)花言葉は、平静。中国原産の落葉低木で、日本へは平安時代の初め荷役用植物として渡来したといわれる。観賞用に庭に植えられる。高さ1~1.5m。葉は粉白を帯びた緑色で艶がなく、二回羽状複葉で有柄。各小葉は卵形か細長い形で、2~3裂する。4~5月、枝の先に径20㎝の五弁の花を一個咲かせる。中国や日本、欧米などで盛んに育種が行われ、品種は多数。八重、千重、万重など豪華な重弁花もあり、花色は紅、紅紫、黒紫、桃、白など変化が多い。中国では「花王」と賞され、熱狂的に愛された。中国名「牡丹」、「ぼたん」はその音詠みである。「詞花和歌集」に「咲きしより散りはつるまでみしほどに花のもとにて甘へにけり」(藤原忠道)とあることにより「廿日草」「名取草」の別名がある。また「深見草」「名取草」などともいう。「白牡丹といふといへども紅ほのか 高浜虚子」「牡丹散って打かさなりぬニ三片 蕪村」「夜の色に沈みゆくなり大牡丹 高野素十」「きしきしと答をゆるめつつ 山口青邨」「火の奥に牡丹崩るるさまを見つ 加藤楸邨」「落日のごとく崩れし牡丹かな 稲垣きくの」「白牡丹緋牡丹と瞳の漂泊ゆく きくちつねこ」「牡丹散るはるかより闇来つつあり 鷲谷七菜子」「静かにも牡丹の前の立話 大峯あきら」「夕牡丹一弁すでに納まらず 西嶋あさ子」「白牡丹灘の涛の秀渦となり 松本千鶴子」{ひた白き時を抱きこむ白牡丹 二川茂徳」「丈低く活けて茶亭の黒牡丹 菊井稔子」「ぼうたんの夢の途中に雨降りぬ 麻里伊」「いつさいのあかりをけして白牡丹 小林貴子」「白牡丹大河のひびきたたへをり 角谷晶子」。(あけがたの夢見し吾は白牡丹 ケイスケ)


カッコウアザミ

2015-10-22 06:23:17 | 日記

カッコウアザミ(キク科)花言葉は、信頼。熱帯アメリカに分布している。園芸品種としては、アゲラータム.コ二ゾイデムズとアゲラータム.ホウストニアノ2種で、前者の和名をカッコウアザミといい後者をオオカッコウアザミというが、園芸種はもっぱら学名のアゲラータで通っている。アゲラータム.とはギリシャ語で”老いない”という意味である。この草花は長期間開花色が変わらないということによる。この草花は18世紀にヨーロツパにもたらされたともいうが、メキシコからイギリスにもたらされたが、メキシコからイギリスに渡来したのは1822年だといわれている。わが国へは明治20年に渡来している。和名のカッコウアザミは、東大教授松村任三郎博士の命名によるもので、鬘香薊の意で葉が鬘香に似てるためといわれる。鬘香とはシソ科のカワミドㇼで、葉に一種の香りがある草である。カッコウアザミは、わが国の八丈島、小笠原諸島、それに琉球諸島などで帰化植物になっている。同じキク科でアラげータムに近縁のものにリプトㇼアス呼ばれる園芸種があるが、この植物は北アメリカに分布しているが、30種ほど知られている。リアトリスという属名は”蜜に穂状になった”という意味である。リアトリスは草丈が1mから1.5mにも伸び、夏の頃長い花穂に桃紫色の花をつける。和名を(麒麟菊)ともヤリノホ(槍の穂)とも呼ばれている。前者は”キリンのように首がない”という意味で、後者は”槍の穂”に見立てたものであろう。この花を詠んだ句はない。(青空に明るき麒麟菊咲けり ケイスケ)


竜胆

2015-10-21 06:22:18 | 日記

竜胆;笹竜胆(オヤマリンドウ)花言葉は、正義。リンドウ科の多年草。山野の日当たりのよい場所に自生し、紫色の可憐な花をつける。清少納言は『枕草子』に。「竜胆は枝さしなどもむずかしけれども、異花ども見な霜枯たたるに。いとはなやかなる色合ひにてさし出てたる、いとおかし」とこの花だけが秋の遅くまで咲き誇るさまを書胆は、秋の天と対峙してるような色を誇っている。それは早春に咲きだす犬符繰りの花が早春の空の背丈を越すほど伸び、根も巨大である。深秋の空の色そのままに咲くこの花は、秋の七草の仲間入りをしていないのが、不思議なくらいである。竜胆はアフリカを除く全世界に分布していて日本にも自生している。栽培種は咲きっぱなしでしかも花の頂部だけでなく葉の付け根にも多くつけているが、野生の風情に欠けるきらいがある。白い色のものもを笹竜胆と呼ぶ。笹竜胆は花期がやや遅れて晩秋の頃に咲く。「竜胆や厳頭のぞく剣岳 水原秋桜子」「稀といふ山日和なり濃竜胆 松本たかし」「竜胆や山路に入りて山隠る 下村ひろし」「壺の口いっぱいに挿し濃竜胆 川崎展宏」「したたりて一壺をみたす濃竜胆 渡辺千枝子」「竜胆や夕映きそふ岳いくつ 中村信一」「竜胆の花踏まれあり狩の場 山口青邨」「竜胆を畳に人のごとく置く 長谷川かな女」「子へ供華のりんどう浸す山の瀬に 及川 貞」「竜胆を見る眼かへすや露の中 飯田蛇忽」。(雨落ちの俄かに奏で笹竜胆 ケイスケ)

竜胆の名は漢名竜旦の訛つたもので竜葵(イヌホウズキ)に葉が似ていて、しかも根が胆のように苦いことに由来し、古い時代に使われた和名衣也美久佐は病のトキに薬になる草という意味であった。ともに薬草としての名称で、この根は主に健胃剤剤使用される。欧州のアルプス地方に自生する竜胆はゲンチア.ナルチアといい、同様に薬用にするという。ただし花は黄色で草丈は人の背丈を越すほどに伸び根も巨大である。

 

 

 

 

 


東急吉祥寺支店

2015-10-20 17:15:12 | 日記

昨日東急吉祥寺支店8階において絵画展を開催しているので見に来てくださいと、画商の須藤氏より電話あり、丁度管理費や公共料金、癌保険、電話料金等、それぞれの引当金を預金する必要があり、出かけることとした。銀行は一社であればよいが、公共料金料金は みずほ三鷹、管理費は西武信用金庫,がん保険は、りそな銀行とわけているので、それらの銀行に行く、幸いなことは、各社とも東急吉祥寺支店のしゅうへんなので、時間はかからない。払い込みを済ませて、絵画展をみる。画商のお勧め品を一つ購入することとした。これは神奈川県川崎市麻生の大賀家に送る手配をして、地下に降りて、昼食ほか数点の食料品を購入して帰宅した。今日は好天に恵まれ気持ちの良い一日でした。往復とも和親交通((株)タクシーを使う。(炎天といふ充実をふりかぶり ケイスケ)


アキノキリンソウ

2015-10-20 04:54:41 | 日記

アキノキリンソウ;キク科;アキノキリンソウ属。花言葉は、安心。北海道;本州;四国;九州;韓国の日当たりのよい山地にもっとも普通に見られる20~80㎝の多年草。秋に咲く黄金色の花の代表の花のひとつである。下部の葉は卵形、上部の葉は披針形で長さは4~9㎝、幅1.5~5㎝。頭花は茎の先に三房状または総状に多数月、花冠は黄金色。舌状花と筒状花があり、内側の筒状花が結実する。総苞は狭鐘状。総苞片は4列に並ぶ。花期は8~11月。生育地は、北海道、本州、四国、九州。同属は、コガネキク(ミヤマアキノキリンソウ)アオヤギソウ、とあり、いずれの花も形状が異なるが、とれも美しい。「海帰り東菊買て行く妓かな 長谷川かな女」「遠祖の越えし峠路あづま菊 田中美津子」「山の家に馬小屋ありて東菊 吉野直子」。(信州の山辺は黄金色なす秋盛り ケイスケ)


オオケダテ

2015-10-19 06:20:11 | 日記

オオケダテ(ダテ科;ダテ属)花言葉は、思いやり。アジア原産の一年草。江戸時代からから観賞用として栽培され、現在は各地の道ばたや荒れ地、河原などに野生化している。高さ1~2mになり、茎が太く、全体に毛が多いことから大毛蓼の名がある。葉は卵形で長さ10~20㎝、先が尖り,基部は心形となり、長い柄がある。托葉は筒形で,ふちは葉状となる。花穂は淡紅色で長さ5~12㎜幅1㎝、先は垂れさがる。花期8~11月(帰化植物)。同属にヤナギタデ(マタデホンタデ)、イヌタデ(マタデ.ホンタデ)、イヌタデ、ホントクタデ,サクラタデ、ハルタデ,ヒメイワタデ、ウラジロタデ、オンタデ(イワタデ)とあり、いずれも葉の形や、葉の色も異なるが、みな美しい。オンタデは中部地方以北から北街道の高山の砂礫地などには生える。木曽御岳山で発見されことで、和名は御蓼ともいう。タデ科の一年草は種類が多く御蓼は本蓼.真蓼ともいわれ高さ60㎝ほど。小川や沼などの水辺や田の畦などに生える。御蓼の葉はぴりりと辛く蓼酢にし、紅蓼.赤蓼は芽を刺身のつまや吸い物などに使う。「捨水の波打ちゆく蓼の溝 山口青邨」「定年や径ひとすじに風の蓼 平川正也」「あとになり気付く蓼酢のありしこと 中原道夫」「食べてゐる牛の口より蓼の花 高野素十」「蓼の花溝が見えぬに音きこゆ  柴田白葉女」「ニ三日なまけこころや蓼の花 鈴木真砂女」「空あをく魚に旬あり蓼の花 八田木枯」。(ひとうねの大蓼雨をたのしめり ケイスケ)


ホトトギス

2015-10-18 05:45:18 | 日記

ホトトギス;時鳥草;油点草(ユリ科)花言葉は、永遠にあなたのもの。草丈30~80㎝特徴花序は散房状。場所は丘陵から山地の草地や林のへり、分布地は関東地方以西~九州、韓国、中国。秋に百合を小さくしたような、内側に濃い赤紫の斑点が密にある花を開く。山地の半日陰や湿り気の多い所に生える。油点草は茎頂の散房花序に上向きに咲く。ホトトギス属の花は葉脈につき、花被片斜開し反り返ることはない。雄蕊の花は斜開き反り返ることはない。雌しべの花柱は3裂して外側に曲がり、その先は更に2裂して花柱は3裂けその先はさらに2裂し雄蕊の葯を挟むようになる。葉は互生し、笹の葉に似て先が少し曲がる。斑点が時鳥の胸毛の模様に似ていいるので、この名がつけられた。「墓の辺や風あれば揺れ杜鵑草 河野友人」「殉教の土の暗さに時鳥草 後藤比奈夫」「さなぎだに湖尻はきびし時鳥草 上田五千石」「林中に雨の音満つ油点草 清崎敏郎」。(晩秋に時鳥草のいと淋し ケイスケ)