「PCBをなくすために」と「環境バイオネット」のBlog

PCB等の残留性有機汚染物質の廃絶と環境バイオの普及を目指すサイト。pcb.jpとkankyoubio.net参照

北陸電力、柱上トランス処理設備着工

2006-10-21 16:05:50 | PCB(処理・民間その他)
"北陸電力、PCB柱上変圧器の容器処理を08年開始-今月末にも処理施設に着工"(電気新聞、10/13)

 北陸電力株式会社(t.9505)は16日、富山市内の富山火力発電所構内に柱上トランス処理施設の建設に着手しました。再来年に稼働し、約22万台分の柱上トランスを2016年3月までに処理を行うそうです。

 柱上トランスは、濃度的にはいわゆる「低濃度PCB」(非意図的に極微量混入したもの)です。この「低濃度PCB」処理は、現在、環境省にて、安全・確実に焼却処理するための検討が行われています。
 個人的には、電力会社が保有している柱上トランスは、全て焼却処理した方がいいと考えています。極微量のPCBしか含んでいないものに、莫大なお金と労力をかけるよりは、より影響の大きい高濃度PCB廃棄物の処理を迅速に進めるか、底質や土壌のPCB汚染の処理を検討した方がいいと思っています。
 

・参考Link:
 北陸電力グループCSR報告書

・過去記事:
 低濃度PCBの処理費用は1兆円?(2005/11/19)
 ※過去の特集記事を見ていた思い出したのですが、PCBはきちんと保管されているのでしょうか?(5/18)の続報を書くのを忘れていました。

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