「PCBをなくすために」と「環境バイオネット」のBlog

PCB等の残留性有機汚染物質の廃絶と環境バイオの普及を目指すサイト。pcb.jpとkankyoubio.net参照

馬潟工業団地の底質ダイオキシン(続報3)

2007-02-23 00:45:12 | PCB(処理・民間その他)
"松江・ダイオキシン問題:市発注処理工事の工法巡り、市民団体と施工業者対立 /島根"(毎日新聞、1/27)


 島根県松江市の馬潟工業団地の底質ダイオキシン類浄化対策事業の続報。
 対策工事の工法をめぐり、市民団体と工事を受注した竹中工務店とが対立しているそうです。入札時は、「TAAT工法」という対策技術で申請していましたが、実際の工事は、その工法を改良した技術を用いた「ダイオ・スイーパー」という装置により工事が行われています。市民団体は、入札時と原理が違う、実証試験を行っていない等の理由で「契約違反」であると主張しているそうです。


 PCB汚染土壌の無害化工事の実績としては、竹中工務店グループの「TATT工法」とその発展系である「ダイオ・スイーパー」、三菱重工の土壌洗浄法が一番。他にも環境省や国土交通省(関東地方整備局京浜河川事務所)の実証試験等が行われるか、行われようとしていますし、PCB汚染土壌や底質の無害化工事が進展してきました。いろいろ汚染サイトもありますし、今後、PCB廃棄物処理が進展するにしたがって、保管場所周辺の土壌汚染が発覚するケースが増えてくると思います。
 ぜひ、実績をつくって、技術の確実性と低コスト化を図って欲しいと思います。
 もちろん、安全性には十分配慮し、モニタリングデータの公表や自治体や周辺住民へのリスコミはしっかりして欲しいと思います。


 
参考Link:
 ・島根県環境生活部環境政策課
 

過去記事:
馬潟工業団地の底質ダイオキシン(続報2) (2006.8.29)
馬潟工業団地の底質ダイオキシン(続報) (2006.7.26)
松江市、ダイオキシン無害化工事開始。竹中の技術で(2006.1.13)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿