三度目

二度あることは三度あるのか、三度目の正直となるのか。

二度あることは三度あるとは、良くないことが二度も起きると、もう一度繰り返されるかもしれないから、また起こらないように注意せよ、という戒めの言葉である。
一方、三度目の正直という諺もあり、勝負事で、最初の一回・二回はだめでも、三度目は確実であるということで、三度目なら期待通りになる、ということ。

最近家の近くにできた”大阪名物串揚げ田中”から、女房殿のスマホに、土日限定串揚げオール100円とのお知らせが入った。
それじゃ、昼食がてら串揚げを喰いに行こう！ということになった。

この店、チンチロリンハイボールを導入しており、そのシステムは、かなりお客様に有利となっている。
ゾロ目、ハイボール一杯無料。
偶数、ハイボール一杯半額。
奇数、WハイボールをW価格で提供。
ハイボールを呑むなら、必ずチンチロリンハイボールを選択した方が得なのである。

孫娘はオレンジジュースを注文。こちらはチンチロリンではなく、じゃんけん。
グーとグーであいこだったが、何と、あいこは半額。
さて、爺は。
１杯目、偶数で半額。
２杯目、偶数で半額。



二度あることは三度か、三度目の正直か。
サイに息を吹きかけ、チンチロリン。
三度めも見事に偶数で半額！
呑まないが、財布を握る婆は喜ぶ。
でも、呑む側の爺は、３杯目はWハイボールが来て欲しかった。
物事は自分が期待するとおりにはならないようだ。