
“らくだ”を見に行った。イヤ、聴きに行った。
コブのあるラクダを見にではなく、落語の“らくだ”を聴きに行ったのだ。
場所は文京シビックホール。
同行者は呑友S氏。
噺家は六代目三遊亭円楽。
今日は円楽の独演会であり、円楽の演目は以下のとおり。
1.看板のピン
2.錦の袈裟
3.らくだ
今回の最後の噺のらくだは、このサイトのあらすじを少しだけ端折って、気弱なくず屋が、酒に呑まれて、それまで無理難題を押し付けてきた、らくだの兄貴分と立場が逆転するところで終わる。
やっぱり円楽は上手いですな~。
話の間、抑揚、仕草、演じ方等々、笑点での円楽とはまるで別人のよう。
次は、笑点のネタでよく使われてはいるが、歌丸があの世に行ってしまう前に、歌丸の噺を聴いておきたい。
寄席がはねた後は、下調べしておいた昭和の趣のある居酒屋遠州屋でちょいと一杯。
美味い焼き鳥を頬張りながらビールをグビグビ。焼鳥も美味いが、生キャベツに付ける特製の味噌が絶品である。
この味噌で、日本酒をチビチビやるのがまた良い。
常温のお銚子が、一本が二本、二本が三本・・・
いかんいかん、これ以上呑むと、くず屋のように酒に呑まれてしまいそうなので、今日はこの辺で仕舞にしておこう。
シビックホールの常連になるか、遠州屋の常連になるか?