kazzdokkのひとりごと

酒呑みの翁の日常の出来事

まぐわう

2014年12月23日 | Weblog

まぐわうとは、目と目とを見合わせて愛情を通わせあうこと。
また、
男女の交接、性交。

10月、久しぶりに女房殿の実家宮崎に行った時、神話の里高千穂峡と、神武天皇御舟出の地である美々津を訪問したので、古事記を読んでみようという気になった。

あまり難しいのは嫌なので、「眠れないほど面白い古事記」を読み始めたのだが、眠れないほどではないが中々面白かった。
古事記は三部構成になっており、上巻は高天原という天上界の神々が降臨し、日本という国を作っていく。アマテラスオオミカミが弟スサノオの非道を嘆いて引きこもった場所が高千穂峡の近くにある天の岩屋戸だという。また、ヤマタノオロチや海幸彦と山幸彦の話等の神話で構成されている。

中巻は、日向の高千穂の宮で国を治めていた初代天皇カムヤマトイワレビコこと神武天皇が美々津から東征に向かったところから始まる。その後の天皇たちもクマソ征伐、東国遠征等日本国を形成していく。

下巻は、前方後円墳で有名な仁徳天皇から第三十三代の推古天皇までが書かれており、天皇の座を奪うため謀反、惨殺、報復等、戦国時代のようで妙に生々しい。

そして全編を通して天皇・皇族たちはよく「まぐわう」
あの地に可愛い子がいると聞くと出張ってはまぐわう、ばったり会った娘とまぐわう、同父母の妹とまぐわう。
まぐわい、まぐわった結果、現在まで125代という長きにわたり皇位を継承している。

今日12月23日はその第125代今上天皇の誕生日。
 
平和ボケ日本はクリスマス・イブ・イブなどと言って祝日を楽しんでいる輩も多いが、今日ばかりは日本の歴史を振り返ったり、皇室の役割を考えてもいいかもしれない。
とは言え、爺も今日は週休。
もう、まぐわうこともないし、伯母からもらったシャンパンでも呑んでイブ・イブを楽しむことにしよう。

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