東北地方太平洋沖地震の影響により、原子力発電設備が損傷し、電力供給が厳しい状況になったことから、計画的な停電が実施されることになった。
我が家は第4グループであり、17日(木)の18:30~21:30までの3時間、電気がまったく使用できない状況になった。
17日は通常勤務であり、どうせ家に戻っても停電だし、新橋で酒でも呑んで帰ろうかなと考えたが、電気を消して暖房器具も点けずに家にいる家族に失礼だと判断し、業務終了後直ちに帰路に就いた。
新川崎駅から自宅方面に向かって行くと、街灯や信号も消えており、近隣の家の窓を見ると、弱々しい明かりを灯しているのだろうと容易に察することができた。
そして我が家も懐中電灯で部屋の中を照らし、夕食の準備がされていた。
街の電気屋も量販店でも単一の電池は売り切れ状態になっているため、懐中電灯の明かりは大変貴重なものなので、マイチャリに装着している手動蓄電式LEDライトを取り外し、家に持ち込んだ。
やや重い回転レバーをグルグルと回すと、ウィンウィンといかにも充電中ですよ、って感じの音を鳴らしながら蓄電されていく。
充電後、レバーを足代わりにしてテーブルに立て、スイッチを入れ白い天井を照らすと、反射した光が部屋全体を薄明るくする。
TVも着けられず、薄明かりの中ではやることもなく、家族が代わる代わるレバーをグルグル回すので、フル充電状態を常にキープしている。
よって、この日の計画停電中のエネルギー消費量は、ほぼ「0」。
レバーを回していると、少しだけ身体も温まり一石二鳥。
次回の計画停電を意識しているわけではないが、最近、気が付くとレバーをグルグル回している。
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