白い花と小さな虫

私は新聞配達をしている
もう何年になるだろう
季節の移ろいがはっきり感じられて気持ちよい
でも冬はやはり大変！
まして雪が降ったら最悪
チャリに乗れないし歩きにくくて・・・
転んだこともある＾＾；

今日はすこーーし不思議なお話がしたくて＾＾

ガードレールの側にいくつかの植木鉢がおいてある
季節の花を咲かして私を楽しませてくれる

植木鉢に白い花が咲いた
花びらに虫が止まっていた
小さな虫だった

今日もいた　昨日もいた
ずっと蜜を吸っている
もう２週間になる

ある朝　虫が死んでいた
次の朝　白い花はしおれた
虫を包むように花びらをたたんでいた
小さな虫を慈しむかのように・・・

私は涙が止まらなかった

虫と白い花の心を寄せ合った短い時
小さな虫に蜜を与えるために白い花は散ることを止めていたのだ
動けない虫にずっと蜜を与えていた白い花
小さな虫は２週間と言う時間を白い花によって生かされた

そして同時に小さな命を閉じた

不思議な光景に涙が止まらなかった