やさしい風が吹いたら♪~  kazuの思い出つづり

日常の小さな出来事、ちょっと感じたことなど
綴ってみたいと思います
絵や写真をアップして記録として残したいと思います

母への想い

2014年08月04日 14時19分00秒 | 日記
この暑さは半端じゃない

各地で大雨による被害が相次いでいる
温暖化による地球の異変
この先 いったいどうなるのか
日本も亜熱帯化してしまうのだろう・・・

そして今年もお盆が来る

母が亡くなって何年になるだろう

私は30歳半ばだった

子供たちは小学生で
夏休みのキャンプで滋賀高原に出かけていた

その電話は夜明けと同時に掛かってきた
母が亡くなったと言う知らせ

その時 私はどうしたんだろう・・・
覚えていない

翌日早朝 滋賀高原まで子供たちを迎えに行き
不満顔の子供たちを車に乗せて能登半島の実家に走った

親戚が大勢集まっていた

なんだか 現実とは思えず・・・ボーッとしていた

・・・・泣くことも忘れていた

母がいなくなった寂しさで泣けるようになったのは
東京に戻って暫らくしてからだった

毎日泣いた  母が恋しかった  母に会いたいと思った
涙が枯れるまで泣いた

ある夜 母の夢を見た
それは 私の前を歩く母だった

お母さん・・・
私は母に取りすがって泣きたかった
小さい頃のように膝にり頭をなでてほしかった

お母さん 
しかし母は振り返ろうとせず
ずっと私の前を歩いて行く
その距離は縮まることはなかった
私は泣いて泣いて・・・ぐしょぐしょの顔で目が覚めた

その日を境に母の夢を見ていない

あの夢は いつまでも泣いているんじゃないよ
おまえも人の親になったんだからしっかりしなさい
かあさんはいつでもおまえの側にいるよ
・・・そう言いたかったんだね
私は泣かなくなった

あれから2十数年が過ぎて
私も亡くなった母の歳に近づいてきた

いつか母と子供の時のように
縁側に座ってお茶を飲みながら昔話がしたいね

能登のお墓参りは出来ないけど
いつもお母さんの事 思い出しているよ