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おフランス留学記~パリやのに

おフランスはパリ近郊のHECなるビジネススクールに留学し、MBAをこころざす筆者の日記。

株式市場におけるリテラシー

2006年03月14日 23時10分39秒 | エピローグ(帰国後)
なーんてエラそうなタイトルをぶちあげてはみましたが。

こんなことを考えるきっかけになったのはライブドア事件で個人株主が徒党を組んで損害賠償請求を申し立てようとしているニュースを見たので。

気持ちはわからなくはない。
テレビであまりに大々的に躍進が伝えられていたし、日本経済全体が上げ潮だったから虎の子をつっこんだのも無理はない。バブルのときから何にも成長していないという点はさておいても。
事件になって株価が暴落したときはショックだっただろうし、「堀江このやろー」と思ったのだろう。彼ら個人投資家も加担していたのだったが。
粉飾決算がなかったとしても多分マスコミはライブドアを持ち上げただろうし、彼らはライブドアの株を買っただろう。
まあだけど怒りの持って行き場所がそこにしかないので、そこを責める気持ちもわかる。
「粉飾がなければ買ってなかった」と。

ところでライブドアの個人株主ってどんな情報に基づいて株式を買っているのだろうか。個人株主がみんな有価証券報告書を熟読しているようにも思えない。アレってとても誰でも読めるというような代物じゃないし、読めたとしてもそんな時間はかけられない。良くてYahoo Financeってところがせいぜいではないだろうか。
そう考えると「自己責任」が原則の株式市場に、郵貯などに眠っている巨額の個人資産を流し込むという世紀の大イベントは、株式市場における情報の流通のあり方に一石を投じるのかもしれない。
個人投資家が会社の経営状況を見るのに有価証券報告書と決算短信と四季報しかないってのはちょっとどうなのか。

ところで被害者の会のリーダー的存在の方がこんなことを言っていたのを聞いた。
「ライブドアが将来収益を上げたらそこから賠償してもらいます」

?????

これって形を変えた配当であって、株主にとっての価値は基本的には変わらない(賠償してもらったことにはならない)んじゃないだろうか?多少ゆがみはあるにしても。

女たちのヤマト

2006年03月12日 19時10分57秒 | エピローグ(帰国後)
コンビニで買物をしていると、BGMが突然「宇宙戦艦ヤマト」に。

すると店の中にいた子供連れの中年女性(推定年齢40歳)が突然大声で歌いだした。

「ぎーんがをはなれー イースカンダルへー
はーるーばーるーのーぞーむー
うちゅーうせんかん やーーまーーとーー

・・・ヘーークシュン!!!(波動砲?)」

横にいた娘(推定10歳)はとても恥ずかしそうでしたし、店内にいた女子高生たちもクスクス笑っていましたが、状況から察すると、十中八九、本物の元乗組員に違いありませんでした。でなきゃそんな歌を歌うはずはありません。

ヤマトを下りた後でも変わらぬ忠誠心をミニストップで披露したその心意気や天晴れとしか言いようがありません。ヤマト式の敬礼もぜひ見せてほしかったなあ。

っていうか誰がかけたんだ、ヤマトの主題歌。

(写真はイメージです。宇宙戦艦ヤマトや登場人物とは一切関係がありません。)

写真出典はこちらだよ

フランスかぶれ

2006年03月10日 21時59分39秒 | エピローグ(帰国後)
生命保険にまつわる変更手続きを行うため、生命保険会社の担当者と会うべく3時に品川駅の改札口で待ち合わせをした。

少し早く着いたので人間観察をしていると、すごく妙な待ち合わせ場所であることに気づく。

何人もの人たちがその待ち合わせ場所にやってくると、「あなた○○さんですか?」と、待ち合わせ場所にいる人たちに尋ねてまわるのだ。
もちろん面識のない人と待ち合わせをすることだってあるだろうから別におかしくもないが、本当に何人もだったので、これはおかしいと思った。

そのうち、わらわらと人がたまってきて、20代男性ばかりの、雰囲気もホモジニアスな(ホモってことではないですので念のため)5人グループが2つ形成された。ちなみにこの2つのグループの間には交流はない。

グループのメンバーだれもがお互い初対面な雰囲気で妙な感じ。
ブログに臨場感を加えようと、写真を撮ろうかと思ったが、なにやら独り言をぶつぶつ言ったり地面に座り込んだりしているので怖いのでやめといた。これが噂の「萌え~」系のひとたちなんだろうか。

するとリーダー格らしき最も怪しげな男性がなにやら小さい紙片を全員に配り、そして駅の外に5人連れで去っていった。

そんな様子に気をとられていると、いつのまにか約束の3時になっていた。3時15分(フランス基準での遅刻時間)になっても現れないので先方に電話を入れると、

「すみませーん、4時だと思ってました」

それでも大した文句も言わずに4時まで待った僕って本当にフランスかぶれ。

聖職

2006年03月07日 22時01分34秒 | エピローグ(帰国後)
フランスに1年半いる間、健康チェックをしたことがなかったので、ヒマをいいことに健康診断に出かけた。

待合室で待っていると、突然、女医が看護婦を怒鳴る声が聞こえた。

子供は受け入れちゃだめって言ったでしょ!小児科はリスクが高いんだから、他の病院に回しなさい!

待合室にはその話題の主人公となっている親子づれもいて、当然彼らにも聞こえたはずだ。
あまりもの出来事にあっけにとられて呆然と見ていたが、僕はすぐに検査に呼ばれてしまったためその後どうなったのかは知らない。

この病院がどこかについてあえて具体名は言わないが、最近なんでも「勝ち組のタワー」と呼ばれているらしいあの有名なビルに入っている総合クリニック。だから医者もそんな態度ってわけじゃないのだろうけれど。

気持ちは分からないでもないし、いろいろと医者にも事情はあるのだろうが、医者というのは聖職なのだからそういう態度ではいけない。
少なくとも患者の前でそういうことを口に出すべきでない。

多くの医者がいる中でたったひとりのことだけれど、こういう医者がいる病院で診療は受けたくないと思った。そのとき待合室にいた多くの患者も同じことを感じたかもしれない。

ちなみに僕の体は健康そのもので全く問題がなかった。フランス田舎健康生活+のんびり学生生活のダブル効果。おかげで寿命が延びたかも。

びてい骨

2006年03月06日 20時10分07秒 | エピローグ(帰国後)
テーブルと椅子がようやく到着。ずっと硬くて冷たい床に座って生活していたので、びてい骨が痛くなってきてたが、これでようやくまともな生活に一歩近づいた。
今まで食堂テーブルを買ったことがなく、いつも無印良品あたりの折りたたみテーブルでこぢんまりメシを食べてたので、大人にも一歩近づいた気分。

無印良品もいいけどね。

最近

2006年03月04日 22時13分49秒 | エピローグ(帰国後)
僕のまわりで小さなネジが落ちているのをよく見掛けるようになった。1ミリくらいの極小のやつ。
メガネとかから落ちているのかと思ったらどうもそんな感じでもない。
最近よく咳が出るから、その勢いで体の中から外れて出てきてしまったのかも知れない。そういえば最近体力がなくなって数時間外出すると疲れて昼寝したくなるからな。
毎日8時間以上も働けるようになれるのか非常に不安。