毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

ありがとう、桜

2013年04月03日 23時23分18秒 | 自然
きのうの雨と きょうの強風で、桜の花々 一氣に散ってしまいました。

今年は 開花後の花冷えと お天氣の崩れが少なかったのとで ずいぶん長くもってくれたなぁ。



今まであんまりじっくり考えたことがなかったけれど、桜って 思えば思うほど独特な花ですね。

まず、葉っぱが出るより先に花が咲く植物って案外少ない。

また、ひとつひとつの花は小さいのに、数の多さで あたりの景色をみるみる染め変えるほどの存在感を見せる。

夜の暗がりにも、ほんのわずかな明かりだけで その白さが浮き立つほど。

そして、花びらが枯れて変色するのを待たず、美しい色を保ったまま、短期間のうちに散って姿を消す。

春の氣が 人間にも作用して、寒さに縮こまっていたからだが活氣を取り戻し、芽吹きのエネルギーに心が踊り出す、ちょうどそのタイミングに合わせるように 一氣に出現して、ひとときみんなの心を浮き立たせて、数日のうちにいっせいに消えてゆく。

季節の花は どれもうれしいものだけれど、その中でも桜はひときわ 独特の位置にあるような氣がします。



今春の桜はおしまい。

春の喜びをいっぱいいっぱい、ありがとう。

すでに顔を出し始めている初々しい若葉が これからぐんぐん成長し、新緑の初夏へとまた季節が移ってゆく。

早くも次の季節への予感に 胸がときめくようです。















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