毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

あらゆる問題の根底に潜む お金 ・ 時間 ・ 法律にまつわる催眠を解く ~ その1

2019年11月20日 16時49分01秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見


いまの貴秋の目から見て、本来なにものにも支配されない自由な存在であるはずの私たちに強力な影響を及ぼしているものが三つあります。

お金、時間、法律です。

いずれも人間が作ったものでありながら、私たちが生まれたときから当然のように私たちを取り巻き 生活に介入し、人生を ときには生命を左右するほどの影響力をふるっているので、天体や季節の巡りのように私たちが変えたり逆らったりできないものであるかのように思い込まされています。

中でもとりわけ大きな力を持つのが、現行のお金のシステムです。




ほんとうの自分でないものの手放しが進むと、これまで見えなかったものが自然と見えてきます。

お金のシステムについて見えてきたのは、これは分離を促進するシステムだということ。

このシステムを作ったのは 当時すでに力を持っていた権力者であり、その本質は 支配される側にそれと氣づかれたり不自然さや反発を感じさせたりせずに 自分たちにますます富や力を集めるというところにあります。

今年1月に国際NGOオックスファムが発表した 「世界で最も裕福な26人が、世界人口のうち所得の低い半数に当たる38億人の総資産と同額の富を握っている」 との報告を見れば、その成果は明らか。

この種の報告は毎年のようになされ、富の格差が年々開く一方なのがよくわかります。

それを問題視する声は多く上がるのに、具体的な手立てがとられ格差が是正されたという話はとんと聞きません。




時間はお金のシステムと密接なつながりを持っています。

無限の可能性を秘めた私たちひとりひとりの人生を時間という尺度で区切られ、お金という価値基準と組み合わせて 経済効率がどうの生産性がどうのとまくしたてられたとたん、私たちは数字のマジックに惑わされ、どんなものさしをもってしても計り知れないほど豊かな自身の人生を 他者が数量化し評価判断し制限を加えることをあっさり許してしまう。

ミヒャエル ・ エンデ作 「モモ」 には このあたりのことがわかりやすく描かれていてお勧めです。

法律はやはり権力者によってつくられたもので、人間を持てる者と持たざる者、奪う者と奪われる者に分けることを正当化する根拠として機能する条項が多く含まれています。




どんなに巨大な建造物だろうが、どんなに精巧な工業製品だろうが、人の手で作られたあらゆるものの原材料は、そもそも自然界に存在していたもの。

自然の恵みは、生きとし生けるすべての生命に平等に与えられたもののはずです。

それを一部の人間が独占することを 私たちはおかしいと思わなくなっているし、たとえ疑問を感じても 小さな個の自分にそれを変える力などないと思い込み 無力感に打ちひしがれている。

これが私たちがかかっている催眠です。

天体の運行や季節の巡りは変えられなくとも、人の手が作ったものは 当然人の手で作り変えることができるはず。

なのにそんなのムリ、できないと思い込んでいるのは、その不条理なシステムが 自然環境と同じく天から与えられたものであるかのように 生まれた瞬間から環境の一部として私たちを取り巻き、まわりの大人たちも当然のごとくその存在を受け入れているから。

ものごころがつく前にそういう見方が無条件に潜在意識に入り込んでしまうため、自然界を思うように動かせないのと同じく お金や時間や法律も変えることができないと思い込まされているのです。




・・・・とここまでくれば、以前からこのブログをお読みくださっている方は 話の行きつく先がもうおわかりでしょう。

そう、催眠は解くことができるのです。




貴秋の目から見たお金と時間と法律の話、もう少し続けようと思います。