ポジティブとネガティブを行ったり来たりの日々ですが、ときどき 何を試そうとどうあがこうと、居座ってぴくりとも動かない負の感情に 頭を抱えることがあります。
そもそも 負に落ち込むわけがわからない。
朝起きたときから な~んか氣が重いんだよね、みたいな感じで、そうなったきっかけも理由も見えず、抜け出す道筋もわからない。
からだの感覚に意識を向けても、こういうときは どうもうまく集中できなかったり、どれだけ観察し続けてもまったく消えようとしなかったり。
いくら氣を引き立てようと 散歩に行ったり美味しいものを用意したりしてみても、効果なし。
なにかのメッセージを伝えてくれるわけでもなく いつまでものっぺりと心全体に覆いかぶさるようで、つくづく困りものだったんですが。
何度もこういうことがあるうちに、ふと氣がつきました。
これって、どうやら大きなステップアップの前触れみたい☆
大波が押し寄せる前に いったんぐーっと引くように、大きなジャンプの前に 助走をつけるためぐぐっと後ろに下がるように、大きな氣づきや心の成長、視野の広がりの前に 大きなネガが訪れることがあるようです。
そうとわかれば 大いに納得。
それなら そうあっさりと消えるわけがない。
いや、むしろ歓迎すべきでしょう
以前、カヌーの初心者教室に参加したことがあるんですが、そのとき教わりました。
流れの激しい瀬で カヌーが転覆したら、決してジタバタ暴れないこと。
岩のくぼみなどに手足がはさまって抜けなくなったら、水没したまま身動きとれなくなってしまうから。
そういうときは、流れがゆるやかな地点にたどりつくまで 亀のように手足を縮めて ひたすらじっとこらえること。
落ち着いて待っていれば、必ず立て直すチャンスがやってくるから、と。
この“引き波”とおぼしき負の感情がやってくるたびに、この言葉を思い出します。
うんうん、じゃあ 今は亀さんになって 静かにこらえて待っていよう。
じきにきっといいことがあるから、それを楽しみに
意味がわかってみれば、けっこう乗り切れるものですね(^_-)
こんなことにふと氣づくたびに、私たちの意図を離れたところで 何もかもが つくづくうまく仕組まれているものだなぁ、って思います