ディケイド 第27話印象

ようやく録画を見ましたディケイド。
…これは反則ですよ！
いや、テレビの前で涙が出るくらい胸が熱くなりました。
ブラック＆ＲＸの世界完結編、ディケイドのベストエピソードになりそうです。
何というか、まともに思考してない状態で感想を書くことになりそうです。
というわけで、簡単に印象のみにて参ります。

前回の説明がきっちりわかりやすいのはディケイドの美点の一つだと思います。
ＲＸの世界からアポロガイストを追ってブラックの世界に飛び込んできたディケイド。
そこで出会ったのは黒い衣装の南光太郎さん…文字通りブラックです。
しかし、ブラックの世界の南光太郎さんも、ディケイドを世界の破壊者と思っているようで…。
そのディケイド＝ツカサを助けてくれたのはなぜかディエンド。

なぜこの世界にも南光太郎が？と尋ねるツカサに、カイトーはＲＸの世界の南光太郎とはまったくの別人だと告げます。
なるほど、ＲＸの世界とブラックの世界は完全にパラレルというわけですね。
そのカイトーに手を組んで欲しいと申し出るツカサですが、カイトーに協力する気はカケラもなし。
そんなに夏メロンが大事かとすげなく断られてしまいます。
「夏みかんだ」という一言に、悔しさがにじんでいるのが個人的にツボでした。
まさかこう来るとは思ってなかった…！

街中を歩くあやしいおじさんことアポロガイストの耳に、ミラーモンスターの音が…。
失礼、これだけでけっこう燃える自分に気付いてちょっと驚きました。
龍騎は途中挫折したのですが、ダークウィング登場シーンは大好きでしたねえ。
さて、アポロガイストをミラーワールドから探して襲いかかってきたのは…仮面ライドした龍騎！
ところが、何とアポロガイストは正体を現した後に子供を人質に取る！？
この昭和的な卑怯さ加減にしびれますよアポロガイスト！

ところが、そこにパーフェクターを狙った現れたディエンドが、なんと子供を人質に取るアポロガイストめがけてぶっ放す！
ディエンド、下手するとアポロガイストを超える外道ぶり！
その前に立ちはだかってかばったのは無論ディケイド。
子供は世界の宝だと言い切るツカサにしびれました。
そこに飛び込んできたブラック、アポロガイストから子供を奪い返してお母さんのもとへと逃がします。
アポロガイストは「ディケイド、おまえはブラックの世界に閉じこめられた」と宣言してブラックの世界を後にします。
パーフェクターがさらに遠のいたツカサですが、その隣で変身解除したブラック＝南光太郎さんが、ディケイドは世界の破壊者ではないのでは…と考えを改めてくれます。

ブラックの世界の南光太郎さん。
ツカサからアポロガイストを知っているのかと聞かれ、大ショッカーが現れて倒しても倒しても新たな敵が別の世界からやってくると教えてくれます。
このまま俺は一生戦い続けるのか…と、思わず呟いてしまうほど事態は深刻なようです。
その南光太郎さんに、仲間はいないのかと尋ねるツカサ。
すると、南光太郎さんが実にいい顔をして、仲間がいることを教えてくれます。
ツカサ、その仲間とは霞のジョーかと尋ねると、なぜ知っているのかと驚かれます。
どうやら霞のジョーは、ＲＸの世界から姿を消した後、ブラックの世界に現れている…？

そのころ、ＲＸの世界では夏みかんちゃんにユウスケが付き添っています。
夏みかんちゃんの状態はどうやらかなり危ないようです。
そして、ＲＸの世界に再び現れたアポロガイスト、再びＲＸ＝南光太郎さんと対決することに…！
そこになぜか現れるディエンド、いや、目的はもちろんパーフェクターです。
新たなる敵の出現で世界をつなぐ道が開き、ツカサたちは大ショッカーに与したクライシス帝国の連中と対決することとなります。
ひそかに、この戦闘シーンがかなりツボでした。
戦闘の真っ最中、ツカサは世界をつなぐ道を通してＲＸの世界にアポロガイストを発見！
それを見たブラックは、ディケイドにＲＸの世界へ行くように促します。
かくして、ディケイドはようやくアポロガイストのいるＲＸの世界へと戻ってきます。

ＲＸ＝南光太郎さんと相まみえたツカサ、アポロガイストはじめ大ショッカーのメンバーが見守る中で光太郎さんと二人で戦う理由を再確認（苦笑）。
「こういうのを世間では、仲間と言うらしい」
いや、この二人の熱く長いシーンを延々と待ってくれているところが昭和テイストですよ。
そして、ツカサの表情が良いですねえ。
光太郎さんの熱さに当てられたようなツカサの昭和テイストの熱いシーンは、見ていてドキドキしました。

今回は戦闘シーンも最終回か！？というくらい豪華でした。
大ショッカーの戦闘員と敵怪人の多さも尋常ではありませんでしたし、複数ライダーの同時アクションというのも素晴らしかった。
しかし、何といってもディケイドの新たなカードを奪ったディエンドが、これはおまえには使えないと、なんとブラック＝南光太郎さんを召還！？？
ディエンドが召還するのはやっぱり本物だったんですか！？
それとも、ディケイドのカードだからこそ本物が召還できると言うことですか！？？
どっちにしても、二人の南光太郎さんが顔を合わせ、しかも、ダブル変身！！
こんなの反則技ですよ！（褒めてます！）
テレビの前で感動のあまり落涙しました。
ディケイドという番組でなければ実現しなかったこの夢の競演！！
これだけでワタクシ、このエピソードをディケイドのベストエピソードに選びますわ。

この後のアクションも実に素晴らしかった…！
協力はしないと言うディエンドと共同戦線を張ってアポロガイストからパーフェクターを奪うディケイドにしびれました。
さらには、ＲＸ＆ブラックの共闘！
まさかこんなシーンをこの年になってから見られようとは…！！
いろんな意味でブラックとＲＸを堪能しましたねえ。

ところが、そのころ病院ではついに夏みかんちゃんが力尽き…ユウスケが駆けつけます。
そして、せっかくのパーフェクターはディエンドに奪われてしまいます。
しかし、ブラック＆ＲＸからこの場は任せろと、夏みかんちゃんのトコロへ向かうようにと言われます。
駆けつけたツカサガメにしたのは、物言わぬ夏みかんちゃん…。
そこに現れたカイトー、ツカサのお宝に失望したと言わんばかりの口ぶりに、ユウスケの方が怒ります。
が、カイトー、なんとパーフェクターをツカサに渡します。
ここで何だか印象的なセリフを口にした気がしますが、忘れました。

命を奪うことが出来るなら、与えることも出来るはずだというツカサに、ユウスケが目を丸くします。
なんと、ツカサは自分の命を削って夏みかんちゃんに与えます。
「夏みかんには内緒だぞ」と口止めするツカサ。
そして、夏みかんちゃんは目をさまし、ユウスケは喜びのあまり夏みかんちゃんに抱きつきますが…どうみても弟がお姉ちゃんに飛びついているようでしたねえ。
ユウスケ、こういう立ち位置なんですね。
そして、復活のヒロイン・夏みかんちゃんが見たのは、ツカサの笑顔。

その間にブラック＆ＲＸはといえば、アポロガイストに一対一の大戦を挑んだＲＸでしたが、アポロガイストはそんな約束を守ることなく応援を呼び寄せます。
しかし、現れた怪人はブラックがパンチ一発で撃破！
さらには、ＲＸとブラックがダブルキックでアポロガイストを…！
と思いきや、何と生きていますよ！！
こうしてアポロガイストは別世界へと姿を消し、召還ライダーであるブラックもまたもとの世界へと消えてゆきます。

ＲＸ＝光太郎さんに別れを告げるツカサ。
光太郎さんとツカサもまた仲間であることを確認するシーンが熱いです。
昭和テイストが気持ちいいくらいにはまってます。
かくして無事に光写真館へと戻ってきたツカサ・夏みかんちゃん・ユウスケ。
ツカサが撮ったダブル光太郎さん写真はなかなか良い出来のようですよ。
で、次は…アマゾンの世界…？？？
あのー…ディケイドの世界には戻るんでしょうか？？？
というわけで、待て次回。

いや、良かったです。
何というか、久しぶりに燃えましたねえ。
ドラマ展開もベタだけどベタの良さを追求しきってくれました。
アクションシーンも見所たっぷり。
そして、何といっても南光太郎さんのダブル変身！！
泣けましたねえ。
ディケイド、ありがとう！！
これだけで私はディケイドという番組をつくってくださった皆様に感謝ですよ。
素晴らしかったです。

ああ、果たして後３話しかないはずのディケイドが、今回を超えるクライマックスを見せてくれるのかどうかが心配になるくらい良いお話しでした。
次回のアマゾンは…かなり気分はフクザツです。
ディケイドの世界じゃないままってのも気になりますが…なぜにアマゾン？？？
不安一杯ではありますが、今週は最高に幸せでした。
ではでは。

風水