ネットにうようよ湧き出る輩かと思ってた。
まあ、同じようなもんだけど。
これについては、あえて触れる必要もないかもしれないが、一応確認のため。
日本の経済状態が悪くなれば湧き出てくるだろうし、よくなればまたどこかに潜伏するだろう。
「インターネットを中心に、匿名で中国と北朝鮮・韓国の文句を言う人達」
本ブログでの「ネトウヨ」のとらえ方である。
自分に自信がないから、弱そうなのを見つけて攻撃する。
差別・いじめと同じ構造である。
では、なぜ中国・北朝鮮・韓国なのか。
中国・北朝鮮・韓国というよりは、アジアということだろう。
これは、明治の頃の「脱亜入欧」から始まっている。
江戸時代の日本人は、清を進んでいてかっこいいと思っていたらしい。
明治以降、西欧人に対するコンプレックスをひっくり返して、アジア人を差別して優越感を得ようとしてきた。
劣等感と優越感は表裏一体のものだ。
TVや雑誌などの広告にガイジン(それも白人)が多いのはそのため。
フランソワーズ・モレシャン氏が、日本の誇るべき文化と言っていた「ステテコ」の包装も金髪白人がステテコをはいておったぞよ。(ユニクロじゃないよ)
そもそも、右翼とは何だろう。
右翼じゃない人なんているだろうか。
愛国心を持たない人なんているんだろうか。
自分の生まれ育った国を愛し、故郷を愛し、家族を愛し、自分を愛する。
最後が難しいんだよね。
誰しも完璧な人はいない。だが、家族や故郷、国のように大勢の中にいれば、誇れる人物がいるだろうから、その人に理想を投影することはできる。
自分を愛せないから(けど好きだから)、トラの威を借りて右翼的な言動を取るんだろうね。(オレのはデカイぞ、と大きな車に乗る)
日本の場合、「謙遜」という美徳があるんだから、あえて「日本はすごいんだ」なんて言わなくてもいいんじゃないの。
国家 → 故郷 → 家族 → 自分
人数が少なくなれば、「謙遜」の意識は高くなり、
国家 ← 故郷 ← 家族 ← 自分
人数が多くなれば、「尊大」の意識は高くなる。
そもそも、右翼的な人や左翼的な人がいるわけではない。
一人の個人の中に右翼的な部分と左翼的な部分が同居している。
それは、時代と共に変化するだろうし、相手によっても変わるかもしれない。
「国家=個人」だから、個人の中のどちらかがふくらんだり、国家の中のどちらかがしぼんだりする。
ネトウヨの最大の問題は、日本のためになっていないということだ。
彼らの言動によって得をしているのは誰だろう。
それは、アメリカというか、アメリカを動かしている人達。
日本を悪くしているのは彼等なのに、本当の敵から目を背けさせるだけでなく、結果的に、彼等を味方のように錯覚させている。
イラク戦争に賛成した人達は、自分が行くという覚悟はあったのだろうか。
「賛成」とは、自分は行かないけど誰かが行けばいいい、ということではない。
「行かない」のだから、それは「反対」である。
小泉元首相は、自分か、自分の親族を戦地の最前線に立たせなければならなかった。
以前、鈴木邦男氏の講演を聞く機会があった。
その中で、今の感情的な右傾化は危険だし、そういう状況での憲法改正(悪?)は避けるべきだと言っていた。また、愛国心の強制にも反対していた。ごもっともだと思う。
本日の確認
・愛国心を強調し、他国に攻撃的な言動を取る時は、その国の経済状態が悪い時。
・個人も同じ。
・例の「北朝鮮的駄々っ子」は、イライラしている時にちょろっと顔を出す。
また同じこと言っている